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大正製薬 パブロン その2
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問い:パブロン、誰がデザインしたの?
答え:大正製薬社内のデザイン部  

 社内デザイナーは8名。随時外部のデザイナーと共同制作することがあるが(佐藤卓氏がデザインした「ゼナ」など)、「鷲のマークの大正製薬」の鷲マークも、大正製薬のロゴも、そしてこのパブロンシリーズも基本的には社内デザイナーによるものだという。

「風邪薬に限らず、薬のパッケージデザインで重要なことは安心感、信頼感、効き目感です」と、同社 デザイングループマネージャーの田中稔氏は言う。  

 パブロンのパッケージではこのポイントが非常に分かりやすい。「パブロン」のロゴは太くどっしりと地に着いており、安心感を表す。

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 シリーズ全体では1977年(昭和52年)から、金・赤・白の帯をベースにして「パブロンシリーズ」という共通のアイデンティティをキープしている。薬は昔から使っていたものを使い続ける傾向にあるので、新商品が出ても「パブロンなんだな」と認識されることは安心、信頼につながる。    

 そういえば総合感冒薬全般、赤系の色調が多い。 「一般的に風邪薬というと、暖色系のイメージが定着しています。例えば、醤油であれば赤いキャップ、ドライなビールならメタリックなど、それぞれの商品にイメージがありますから、あまり変えないほうがいいようです。1992年に発売したパブロンN(1つ前のブログでアップした年表の1992年を参照)は解熱鎮痛薬の青いイメージでパブロンを展開してみたのですが定着せず、赤色に変えました」  

 現行のパブロンNは赤・青・白の帯。パブロンエース、パブロンAGにも青色が配色されているが、地色はやはり暖色で統一されている。

 おまけクイズ 商品の鷲マーク(左)とテレビCM、印刷広告で使われる鷲マーク(右)とでは違いがある。さて、どこが違うか見比べてみよう。

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by dezagen | 2008-12-24 05:00