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マスキングテープ「mt」・その2
  商品展開までを含めた、mt全体のアートディレクションを手がけることになった居山さん。

 パッケージにはグラシン紙を麻ひもで縛った5個入りセットを導入。

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 中身の色、柄、サイズが分かるよう、タグには同一サイズの柄を印刷している。それまでコラージュ風にランダムに並べられたステッカーよりもさらに分かりやすくなっている。
 
 また、ロゴもリニューアル。
左が旧ロゴ、右が現在のロゴ。

マスキングテープ「mt」・その2_b0141474_14151297.jpg


 よりボールドに、見やすくしているが、例えばボール紙のタグに活版でロゴを印刷し少しムラを作るなど、シャープすぎないように気を付けているという。

「マスキングテープの特徴、ラフに手で切れる感じや、和紙素材の手触り感、質感を活かすようにしています」

 今年に始まった新柄も居山さんのデザイン。新デザインを導入する際には必ずいのまたさん、オギハラさん、辻本さん、3人の意見を聞いて参考にしている。
 ファンシー過ぎない、やりすぎない、こういった彼女たちの基準は、同じ嗜好を持つユーザー層にきちんと届くからだという。

 居山さんにとってマスキングテープという素材は初めて。作ってみて初めて分かったこともある。
「細かい柄などは印刷するとにじんでしまうので、エッジの立ったような柄はできません。多色刷りも使おうと思えば何色でも使えるのですが、あまり再現性はよくないので、3色を限度にしています。ただ、そのにじみがまた味わいになるとも気が付きました」

 マスキングテープといえばカモ井のmt、と王道感を確立したところで、これまでのものとは趣の異なるバリエーション展開も始めた。

 まず第一弾として出されたのは、プロユースの撮影用マスキングテープ。

マスキングテープ「mt」・その2_b0141474_14153838.jpg


 黒、グレー、白を揃えグレーチャートとしても使える。外のラベルと内側の薪芯のストライプを平行にし、かっちりした印象を作っている。

 テープカッターやマスキングテープの技術を応用した新しい文具なども現在開発中だ。次回の「国際文具・紙製品展ISOT」(7/8-10@東京ビックサイトにて開催)にも出展予定だという次回作、どんなものかは出てみてからのお楽しみとのこと。
by dezagen | 2009-06-26 14:21