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企画書は見た目で勝負
ライター渡部です。

相方宮後さんの担当新シリーズ、デザインビジネス選書の第一弾に当たる
『企画書は見た目で勝負』を拝読。

1)NG事例
2)マスターするスキル
3)良い例、悪い例の比較+実例集
と、3章に分け、主にwordとpowerpointを使った企画書の作り方を指南するというもの。

美術出版社が新たにビジネス書シリーズを出す、
という話は割と前から聞いていたのだが、
世の中には恐ろしいほどの量のビジネス指南書があるので
そこでどう差別化していくのかは気になっていた。

さすが美術出版社、デザインの現場経験者、と思わされるのは2章の部分。
ここでは黄金ルールとして7つの項目を挙げていて、
最初はサムネール(ラフレイアウト)の書き方、
目線の動きを追う導線、など初心者向けの基本が続く。
そんなに他のビジネス書と違うかな?
と思いきや、
行間の開け方、書体の選び方、ワードのカラーパレットの使い方
まで来ると、デザイン知識がじわじわっと効いてくる。
「この書体を使うといい」だけじゃなく「なぜか?」まで
きちんと踏みこんで書いた本はなかなかない。

このテク、何も企画書だけに限らない。
○○のお知らせ、なんぞは誰もが書くことであろうし
自分を振り返れば(最近自分の話ばかりだな)
学校の先生をやるときのプロジェクション画像は
keynote(Macにおけるpptのようなもの)で作っている。

これがまた
「1行あたりの文字数が多い」
「写真や図が多すぎる」
「詰め込みすぎる」
ことごとく第一章で指摘されるNG例に当てはまる。
「あまりに量が多くて、めまいがしました」
と書いてよこした生徒もいた。

一度2章のルールに沿って作ってみようかと思う。
生徒の具合が悪くならないように。

マニュアルをちくいちやってる時間なんかないんですよ、こっちは!
と言う方もおられようが、
忙しがってる人ほど
余計な情報を入れるのに時間を無駄にしてたりする。
by dezagen | 2009-09-11 23:19