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欧州最新建築 撮り歩記
またまたライターの渡部です。
そしてまたまた本のご紹介。
だって読書の秋なのだもの。

『欧州最新建築 撮り歩記』はフォトジャーナリストの武藤聖一氏が
北欧から南はスペイン、東はオーストリアまで13カ国、50の物件を
見て、撮り、解説する、というもの。

もともと日経BPの建築系サイトケンプラッツでの連載を書籍化したもので
情報は建築専門家向けになっているものの、
読みやすい語り口で、建築素人でも分かりやすい。
写真も表情豊かで旅気分で楽しめる。実はここがポイント。

建築写真はキメキメに決まった写真が多く、
働く場所、生活している場所としての温度感が薄いものも多い。
武藤氏の写真は、建築写真としての精度を保ちつつも
ディテールなど「日々人が使うもの」としての目線も逃していないのが素晴らしい。
建築研修ではなく、旅行に行って「わー、これすごいな−」と感じる、
その気分が写真からじわっと出てくるのだった。

武藤氏はストックホルムをベースに活動しており、
2度ほどお会いしたことがあるのだが、
何を聞いても詳しく、かつ楽しく説明してくれる、すごい人、という印象だった。
フットワークもよく、重いカメラ機材を持ってずんずんと進んでいく、
そのバイタリティにも尊敬。

続編も出ないかな。
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by dezagen | 2009-09-20 10:56