編集部、宮後です。
紀伊國屋書店本店でこんなノートを見つけました。
(正確には「ノート」ではなくて「手帳型自在日記」と呼ぶそうですが、
ここでは「ノート」と呼ぶことにします)
「Hijirushi」(=日[Hi]を記す[jirushi])と書かれた表紙を開くと、
中は1週間分の7つの横罫とその右側に10行の縦罫があるだけ。
1週間分のスケジュールをつけたり、短い日記を書いたり、
ふと思い浮かんだ俳句(?)をつけたりするもののよう。
シンプルなんだけど、罫の間隔も絶妙で、
これなら「書きこみたい」という気になる。
巷ではノートの使い方的なビジネス書がブームですが、
こういうシンプルで趣味のいいノートにはほっとさせられます。
「これ、誰がデザインしたの?」
答えは菊地信義さん。デザインだけでなく、
このアイデア自体が菊地さんによるものだとか。
菊地さんと言えば、装幀家として著名な方。
判型は文庫本サイズと小さいけれど、
堂々のたたずまいはさすがです。
発売元のベレ出版によれば、元々同社10周年のノベルティとして
このノートを制作し、関係者に配布したところ、
書店さんから「商品として販売したい」という問い合わせがあり、
一部の書店さんで試験的に販売しているとか。
現在は、紀伊國屋書店、三省堂書店、有隣堂、教文館で
販売されているそうです。
赤、黄、青の3色どれも中は同じで、1冊750円(税込)なり。
新宿の紀伊國屋書店本店3階ビジネス書コーナーのレジ前ワゴンで
(勝間和代さんのシステム手帳の横!)で販売されていたので、
「この商品を売りたい!」という書店員さんの心意気が伝わってきました。
まずは書店員さんに愛される本にならなきゃね。