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世界のブックデザイン展[後編]
前編からの続き。

今回は特別に許可をいただいて展示撮影してきました。
しばし素晴らしい造本美をご堪能ください。


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▲チラシの写真にも使われているアルプのアートブック。
表紙の色紙は不定形にカットされて1枚ずつ重ねられている。


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▲ドイツの小説の装丁。用紙も造本もシンプルで特殊な加工はないが、
配色の美しさがが光る。読めないけど、ジャケ買いしたい。


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▲5%、10%、20%…と濃度別にアミ点がどう見えるのかをまとめたアミ点の見本帳。
本文はスミ1C。アミ点が印刷された透明カバーもGOOD。欲しい!


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▲世界的に有名なデザイン事務所PENTAGRAMの作品集。
非売品なので顧客配布用か? インデックスの小口型抜が秀逸。


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▲印刷ヤレの上から再度、別の印刷、型押を施した本。


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▲イギリスで刊行されたグラフィックの教科書的な本。
中頁はこの手の本におなじみの印刷や面付の解説文が載っているが、
ポップなブックデザインは堅苦しさを感じさせない。
タイトル文字の書体は、VAG Rounded。


担当学芸員の方にお話をうかがってみると、これらの本は
受賞した本のリストをもとに学芸員の方がデザイナーから
送ってもらったりして、一冊ずつ集めたものだとか。
そのおかげで貴重な本を実際に手にとって見ることができるまたとない機会。

すごくいい展示でした。こういう本がつくりたいものです。

展示は、2010年1月24日まで印刷博物館P&Pギャラリーで。
入場は無料(うれしい!)。
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/091017/index.html

by dezagen | 2009-10-17 01:22 | 展覧会