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能率手帳 前編
ライター渡部千春のほうです。

新年となれば気になるのが、
昨今はダイアリーと言うのが普通なのか、ビジネス手帳というのか、
スケジュールをメモしておく、ハンディな秘書君である手帳。

手帳と言えば、能率手帳。
能率手帳、2009年で60周年だそうですよ、
これは行かないと行けないですよね?宮後さん、
というわけで、昨年末、二人揃って取材に行ってきたのだった。

まず前編は「能率手帳」についての概要を。

能率手帳を作っているのは、日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)
www.jmam.co.jp
コンサルタントなどの人材育成事業と、手帳などのビジネスツール事業が主で、
その比率は半々、とのこと。

1942年に母体となる社団法人日本能率協会  www.jma.or.jp  が創立され、
終戦後も戦後復興に向けて生産技術などどの講習会を行っていた。
その活動の中で生まれたのが、1949年に発売された能率手帳(写真下)だった。

ちなみに1949年生まれ、2009年が60周年といえば、
ユニクロ、セロテープ、セ・パ両リーグ制に紅白歌合戦。
1949年は、戦後日本が本格始動した年なのだろう。

能率手帳の最も画期的なところは、
日にちだけのダイアリーに時間目盛りを入れることで
「スケジュール管理」という意識を目に見える形にしたことだった。

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それまでは胸ポケットに入る程度の小さいメモ帳が主流だった中で、
当時の主な通信手段だったハガキサイズに合わせ、サイズを大きくした。
情報と通信は今でもビジネスの重要項目である。

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(以上写真3点提供:JMAM。
現在残っている一番古い59年のもの。
ハガキ写真との対比はあくまで目安)



このデザインは、当時日本能率協会の理事を務めていた大野巌氏のアイデアを下にしたもの。
当初は会員向けのノベルティだったものが、好評だったことから、
1951年に法人向け販売、58年に個人向け市販を始めた。

現在は様々なニーズに合わせ「能率手帳」「能率ダイアリー」と名が付くシリーズだけでも119種を揃える。
とはいえ、コンスタントに人気を保っているのはやはり、
一番最初に出た能率手帳を引き継ぐ
「能率手帳 普及版・小型版」(写真下左)と「能率手帳ゴールド」(同右)だという。

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どれだけ人気があるかというと、2008年(2009年用)で売れた数
手帳シリーズ全体で1430万冊、
売り上げ1位のベーシックな能率手帳だけで約100万冊。
大変なベストセラーである。

後編に続く
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by dezagen | 2010-01-06 16:54 | プロダクト・パッケージ