エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
デザ現さよならイベント補足1
渡部のほうです。

青山ブックセンターでの「『デザインの現場』サヨナライベント」にご参加いただいた方。
寒い中、わざわざありがとうございました。

お客さんの中でいくつか挙がった質問にお答えしきれていないところ、
会場で我々が喋っていたことで言葉足らずだった、と思われることを
若干補足をしていこうと思います。

公式記録がないので、うろ覚えなんですが
http://twitter.com/#search?q=%23dezagen
の @keeeeeeei さんの実況を頼りにしますと、

「アジアのデザインに熱いものを感じます。そのへんどう思いますか?」
という質問。

「渡部:日本のデザインは独特。
韓国のデザインはアメリカにウケる。
香港のデザインはヨーロッパにウケる。
でも日本人も頑張ればやっていけるのでは。」
と答えました。

かなり大雑把に答えてしまったものですが、
国別に話をするとどうしても、大雑把なくくりになってしまいます。
以下も補足とはいえ、かなり大雑把な印象で、
現地にいる人からすれば「そんなことない」とも言われそう。

韓国。実際に行ったことがないので、外から見た印象です。
工業デザインは特に顕著ですが、広告や映画を見ても
すごく勢いがあって、迫力もあって、言語が分からない人にも分かりやすい。
その意味でアメリカのデザイン手法に似ていると思います。

香港。これはグラフィックやCMなどに限ってですが、
「やるときゃやるよ」的な勢いは、日本の比じゃないですね。
印刷の特殊加工、ものづくりの勢い、CMのひねりっぷり
そこまでやるかね、と思うくらい。
ただ、デザイン好きのためのデザイン、CM好きのためのCM、
分かる人が分かればというヒネリの入れ方は、イギリスの系譜のように感じます。

対して、日本のデザインは独特、というのは、
日本国内では、書体の使い方、紙の選び方、素材の加工、かなりつきつめなければ
安っぽく見えてしまいますから、どうしても力を入れてしまいます。
それが外から見たときに、ディテールに力を入れすぎ、
チマチマして見えてしまうものもあります。

他のアジア諸国で、デザイナーとして仕事をしていくとしたら、
大概は日本よりも速いスピードで、バリバリこなしていかなければならない。
その時に、ディテールにこだわりすぎると、時間切れになってしまうし
むしろ肝要な「何が言いたい」というところが見えにくくなったりするのです。

と、ここまで書いてきて、ちょっと悲観的すぎますね。

やっぱり海外でもそういう細やかさが好きな人もいるわけですし、
グラフィックにしろプロダクトにしろ、色んな方法があるので
行ってみたら、自分の活路があった、というケースは多々あると思います。
現地の人向けに何かを作るのであれば、まずはその土地に行ってみて
人々が何を求めているのか、じっくりと観察すること。
これが必要だと思います。

ちなみに私は最近タイのデザインが好きです。
はじけてて。
[PR]
by dezagen | 2010-04-02 08:43 | イベント