編集宮後です。
これ誰相方、渡部さんの新刊が日経BP社さんから出ました。
編集は日経デザイン編集部、デザインは日経デザイン本誌も手がけるエステムさんです。
『
日本ブランドが世界を巡る』
味の素や出前一丁など、日本でおなじみの商品は
海外ではどのようなデザインで販売されているのか、
各企業に取材し、国別に紹介した本です。
たとえば、「出前一丁」は香港に行くとすごく種類が豊富になっていたり、
キリン「氷結」中国版では明るくない店内にあわせて
パッケージの色が全体的に淡くなっていたり、
「かっぱえびせん」アメリカ版ではエビの絵が消えて
ポップな水玉模様になっていたり、
各国の違いっぷりがすごくおもしろい。
表紙に掲載されているのは、サントリーのビール。
日本だと缶入りが一般的ですが、
中国だとこのような瓶に入れるのが普通なのだとか。
ヨーロッパからアジアまで、
さまざまな国のスーパーマーケットに行き、
パッケージを観察してきた渡部さんだからこそ書ける
内容なんじゃないかと思います。
日経さんの本なので、ややビジネス寄りですが、
渡部さん独特の「これ誰的視点の面白さ」は健在。
『これ、誰がデザインしたの?』とあわせてどうぞ!