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ONE KILN ceramic exhibition
ライター渡部です。

現在、青山スパイラルの2階、Spiral Market Selectionで
陶芸家城戸雄介氏主催ONE KILNの展示、販売が行われている。

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城戸氏は1980年鹿児島生まれ。桑沢デザイン研究所で工業デザインを学び
デザイン事務所などを経て、2004年から有田焼の窯元で修行。
2008年より自らの窯を持ち「ONE KILN」として制作を行っている。

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私が気になったのはこちら↑
大中小のサイズがあり、それぞれに蓋兼ソーサーが着いているセット。
オーブン、電子レンジでも使用可能なので、
調理からテーブル上へ、
残ってしまっても蓋をして冷蔵庫にそのまま入れることができる。
よく出来たシステム。

城戸氏の作品はろくろやてびねりではなく、
型を使って焼いているところが特徴。
量産品でもあり、一個一個が微妙に違う手の風合いもある。

最初見た時にカイ・フランクデザイン、イッタラのテーブルウエアシリーズ、
ティーマを思い出した。
ティーマは本当に優秀なシステムなのだが、
それだけ並べてしまうと、やや堅すぎるきらいがある。
城戸氏のテーブルウエアはティーマほど無機質な感じがなく、
一個だけでも「食卓」という感覚を喚起させる。
もっとシリーズ化して欲しい。

ちなみに上の写真、壁に掛かっているカトラリーも、
実物のナイフやスプーンから型取りし、焼いたもの。
金を塗ったものは金属かな?と思わせて、軽い陶器、というギャップが面白い。
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他にも、スターバックスの紙コップをイメージし、
革作家飯伏正一郎氏による革のホルダーをセットにしたものや
ひょうたんを型取りした花瓶、木の実を型取りした小さい小さい花瓶など。

基本形があって、複製されていく、という面白さもあり。
スパイラルの展示は7月18日(日曜)まで。

ONE KILN
http://onekiln.com

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おまけ:

城戸氏のアプローチとはやや異なるのだけれど、最近面白いと思っているものが
工業製品と手作りの「間」。

例えばニット(This is Studio)やケーキ(Erica Dorn)で作ったナイキ、
www.nike78.co.uk/this-is-studio
www.nike78.co.uk/erica-dorn

ロンドンの建築ガーキンをゼリーで作るBompas & Parr
www.jellymongers.co.uk

ニットで腕時計を作っているfiska
www.fiska.co.uk
(ninna→fashion→watchletsで見れます)

パスポートを刺繍にしたTimea Oravecz

日本だとCDを手描きする相川勝 http://masaruaikawa.com

「量産品(や建築物)+α」な感触。
遡ればアンディウォーホルとか、色々出て来るので、
単に自分の気分なのかもしれないが、自分だけじゃないような気がする。
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by dezagen | 2010-07-13 07:34 | 展覧会