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デザインが必要なところ
ライター渡部です。

先日、家の近所で見たもの。

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灰皿。
もう少し説明すると、この歩道の前には飲食店があり、室内では禁煙なのか(多分そうなんだろうと思うが)屋外で吸う人のための灰皿。
こういう、臨時的な、とはいえ不特定多数のための灰皿というのは、物々しい屋外用の灰皿をわざわざ購入するのも何だし、とはいえ、屋内用の小さいのでは、吹き飛んでしまうだろう、というようなそこら辺の中間地点として、適度に合うものを見つけた、のだと思われる。

見てお分かりの通り、ザルと植木鉢。100円ショップで買える。合計200円+消費税。
灰が散らばることもないし、吸い殻はすぐに捨てられるし、汚れても水道でザブザブ洗ってしまえばいい。

またもや想像だが、飲食店店主が「灰皿買わんと」とドンキホーテに行ったところ、本気の灰皿はやはり高い。そこで目についた植木鉢とザル。なんとサイズもぴったりだ。
「これでいいじゃん」と、「俺って天才」まで思ったかどうかは分からないが、かなり優秀なアイデアだ。

ここまではアイデア。こっからがデザイナーの出番。
植木鉢の浮き彫りみたいのが邪魔、ということもあるけれど、この秀逸な仕組みをきちんと製品化するプロセス、ここがデザインなのだと思う。

先日羽田に行った際、喫煙室の清掃の人とちょっとお話をした。
灰皿のお掃除はなかなか大変だ。
四角い金属の箱のような灰皿の、上の穴の開いた蓋を取り、吸い殻と灰とが交じった水の入ったバケツを取り出す。お掃除用品トローリーは、ミニキッチンか?と思うような大きさで、そこに汚れた水を流し、網で吸い殻を分ける。きれいな水をバケツに入れ、上の蓋をぞうきんで拭いて戻す。

もともとの灰皿が網状だったら、水はそんなに頻繁に替えなくても大丈夫かもしれない。
深さのあるザルであれば、灰がそれほど飛び散らないので、ぞうきんで拭く作業も省けるかもしれない。
吸い殻が見えるのがイヤ?
じゃあ、そこはもう少し改善の余地がある。

アイデアは町中にたくさんある。デザイナーが関与するスペースもまだまだたくさんある。
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by dezagen | 2010-12-18 22:27 | その他