あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
編集宮後です。
昨年から予告してまいりました書籍
『フォントのふしぎ』の見本が年末に出来上がってきました。
この本は欧文書体の専門家、小林章さんが
デザインの現場ブログ「
タイプディレクターの眼」のような
軽快な語り口で、分かりやすく書いたフォントの本です。
小林さんと相談して、デザイナー以外の方が読んでも楽しめるように
書体の専門用語はなるべく使わないようにしました。
ブランドショップ、看板、スーパーマーケットのパッケージなどの
写真約270点を掲載し(写真も小林さんが撮影!)、
まるで欧米の街を歩きながらフォントについてのガイドを聞くように
文字についての知識が自然と身につく構成になっています。
「タイプディレクターの眼」の原稿をベースに書き直したり、
新規原稿を加えたりして、約70本のコラムにまとめました。
特にブランドのロゴについて書かれた1章は本書のための書き下ろしです。
装丁は、文字が大好きな祖父江慎さんにお願いしました。
本全体から祖父江さんの文字愛が伝わってきます。
印刷段階では凸版印刷AD部のプリンティングディレクターの皆様と
フォントディレクターの紺野慎一さんにお世話になりました。
発売は、1月15日の予定です。お楽しみに。
『
フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』
A5判並製、208頁、オールカラー
図版270点、書体見本70点掲載
本文書体:游ゴシック+Neue Frutiger