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大学のシンボルマーク1 東京造形大学
ライターの渡部です。

ちょっと久々、「これ、誰がデザインしたの?」シリーズ。
私が大学に通うようになったため、大学のシンボルマークを調べてみた。

現在私が教えている、かつ、母校でもある東京造形大学のシンボルマーク、
というか「大学徽章」はこちら。

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調べてみたところ、
1966年創立の際、勝井三雄氏がデザインしたものをベースに、
1993年、高尾の校舎から現在の宇津貫町の校舎へ移転した際に
1996年、30周年記念事業の一環として
田中一光氏がリデザイン、道吉デザイン研究室が文字部分を担当したものだという。

私自身は93年3月、移転前最後の卒業生であるゆえ、勝井バージョンの徽章を見ていたことになる。
オリジナルを探してもらったところ、96年の広報誌に載っていた。

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なんと!白黒逆になっていたのである。
ということに全然気がついていなかった、ことのほうがショック。

シンボルマーク変更のお知らせの載っていた広報誌に、
1967年に勝井氏が寄せたシンボルマークへの思いが再掲載されていた。

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「東京造形大学は造形的な面でも優れたマークを造る必要があります。そこでイオニアスバイラル<ionia spiral>を原型に形をつくってゆきました。

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 このイオニアスパイラルは古代ギリシャのエーゲ海文明の一つで、アテネのアクロポリスの柱頭に使用されています。このスパイラルは2辺の比が与えられた短形に内接する弧成の渦巻きが描ける方法で、四辺形の一辺を底辺とする直角二等辺三角形と他の一辺を底辺とする直角二等辺三角形との共通の辺の長さの差を一辺とする正方形をえがき、その辺の中点を結ぶ正方形の辺をのばし、1A、2B,3C、4Dとします。
 1を中心として1Aを半径とする四分円弧をえがき、次に2を中心として2Bを半径とする四分円弧をえがき順次中心を移して、同じ描き方を繰り返して中の方へ描いてゆきます。即ち、あらゆる四辺形に内接する渦巻きをえがくことができます。

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(中略)こうしてできたマークも生まれたばかりであり、生き物ですから使い方を間違えないように、より広く大きく育ていくことが大切だと思います。(中略)"しっかりたのみますよ!”といいたいところである。」
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勝井氏に未来を託されたマーク、若干色形を変えたが、45年を経た今も継続して学校を支えている。
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by dezagen | 2011-08-07 23:21 | グラフィック