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世界のブックデザイン2010-11展
編集宮後です。
今年も印刷博物館で始まりました「世界のブックデザイン2010-11展」。

毎年3月のライプツィヒ・ブックフェアで公開される
「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書とともに、
日本、ドイツ、オランダ、スイス、中国、カナダ、オーストリア
7カ国の優れたデザインの書籍およそ240冊が展示されています。
もう10年近く続いている展示で、昨年、一昨年もレポートしました。

http://dezagen.exblog.jp/14366166/
http://dezagen.exblog.jp/12145216/

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今年は、造本が凝っているとか、派手なものはやや少なかった印象。
そのぶん、編集や組版で見せていたり、丁寧につくられている本が
選ばれていた気がします。

入口の台には、世界各国から選ばれた本の中から
さらに美しい本を選ぶ「世界で最も美しい本コンクール」受賞作を展示。

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これは、「金の活字賞(最高点)」を受賞した
『Atlas of the Conflict』(イスラエル・パレスチナ紛争地図帳)
文字どおり、イスラエルとパレスチナの紛争の様子を図示した本。
淡々としたグラフィックがずしりと心に響きます。

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こちらは銀賞の『Bemoeizorg』(精神疾患者のためのハンドブック)。
扉の一部を切り取って折り曲げるとインデックスになるしかけ。
いたってまじめな本ですが、小口もブルーに塗られていて、凝っています。

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これは、東京の印刷加工会社、一九堂の会社案内。
会社の歴史が飛び出す絵本になっています。
こんな会社案内なら、ぜひほしいですね。

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こちらは受賞本ではなくて、オランダの美しい本コンクール受賞作を掲載した図録。
写真面は4色印刷、文章面は蛍光オレンジと青の2色刷り。
タイポグラフィや色の感じがオランダっぽい。
売店でも販売されているので、即買いです。

日本の本も展示されていますが、あまり心打たれるものがなく。。。
造本が制限されてしまうのは、コストの問題のほかに
日本独特の出版流通の問題も大きい気がします。
その話はまた別の機会に。



「世界のブックデザイン2010-11展」
会 期:2011年11月12日(土)~2012年2月19日(日)
会 場:印刷博物館
    東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル
休館日:毎週月曜日(ただし2012年1月9日は開館)
    2012年1月10日(火)、12月29日(木)-1月3日(火)
開館時間:10:00~18:00
入場料:無 料
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/111112/index.html
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by dezagen | 2011-11-22 07:44 | 展覧会 | Comments(0)