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ライオン事務器 テープカッター no25
ライター渡部のほうです。

今回は久々、ブログ用の取材。
と、いうのも、読者の方から
「ライオンのテープカッター、カッコいいですよね。あれ、誰がデザインしたのか調べてもらえませんか?」
と、リクエストが来たため。

え?ライオン?歯ブラシの?と、そっちではなく、ライオン事務器のほう。
なんと、来年2012年には創業220周年を迎えるという老舗会社である。
ライオン事務器HP http://www.lion-jimuki.co.jp/

こちらのテープカッター。写真を見れば即分かる。

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小売り商店などでよく見かける、昔家で使ってた、市役所にあったあった、など記憶にある方も多いのでは?
正式名称はテープカッター No.25。はてさて、「誰がデザインしたの?」

対応していただいたのは、ライオン事務器の営業企画部、広報担当の方と、1969年ライオン事務器入社のベテラン社員の方。

「当時の複数のOBに尋ねたところ、外部の工業デザイナーに依頼した商品だとは思われるが、誰であったかは不明とのことです。
当時、まだ工業デザイナーという認識が一般的に薄く、社内でもなぜか当時の開発記録が見あたりません。
それまでの商品と比べて、曲線を主体とした斬新なフォルムがあると同事に、セメントを詰めテープに引っ張られない重さやテープをシャープに切る刃といった、テープカッターに必要な機能を十分兼ね備えたところが企業定番商品として支持されたものと思います。
カタログには1966年に出て来るのが最初です。当時のカタログは2年毎ですから、65年から66年に発売されたものだと思われます」
仮に66年生まれとして、現在45歳のロングセラーなのだった。長い!

当時のカタログのコピーを見せていただいた。

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他のテープカッターは鋳鉄。
会社の資料から、昔のテープカッターと鋳鉄のものも出してもらった。
奥の水色のものは現行のもの。

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写真では分かりにくいが(すいません…)当初はツートンで、底はベージュ。
色の切り返し部分から下はすぼんでいるので、より軽いイメージになっている。

時代は東京オリンピックが終わり、大阪万博へと、日本が急速に進歩していた頃。
形や色も自在に大量生産できるプラスチックは時代の象徴でもあった。
なめらかで軽快なテープカッターが人気になったのもうなずける。

ちなみに1968年から2000年までは同じ型で木目調もあった。カタログを見ると「北欧調」とある。
これ、欲しい…。

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ところで、本題とはちょっと外れるが、ライオン事務器の歴史資料室がすごいのだった。

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重そうな電動消しゴム。

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ライオン柄がかわいい、ビニールテープ。

こんなものも!と思ってうちに帰ったら、肝心の部分がブレていた大ショックな写真。
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松本零士先生自筆、999のキャラ(とキャプテンハーロック?)がライオンのペン先に乗って飛んでいる。ペンを船に見立ててるところがステキすぎるのだが、ボケてるんだな。すいません。
なんでも松本先生の絵は愛用のライオンのペン先で描かれているのだそうだ。

も一つ。6代目の社長が集めたライオンキャラコレクション。
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6棚分?くらいぎっしり。か、かわいい。

なんだか盛り盛りになってしまったが、テープカッターのデザイナーが分からなかったのは返す返すも残念。もし読者の方でご存じでしたらご一報を!

連絡先:ツイッターが一番早いかな。
http://twitter.com/#!/chiharuwatabe

PS: 東京造形大学グラフィック助手様、写真修正ありがとうございます。
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by dezagen | 2011-12-09 23:09 | これ誰取材記事