編集宮後です。
昨年12月、代官山にできた蔦屋書店。
本好きにはたまらないスペースとして
早くも話題になっていますね。
これ誰的基本事項を押さえておくと、
建築はクライン・ダイサム・アーキテクツ、
サインとグラフィックは日本デザインセンターの
原研哉さんでございます。
その蔦屋さんのデザイン書コーナーのレジ前で
嘉瑞工房フェアが始まりました。
人文やタイポグラフィの良書を刊行している
烏有書林 上田さんの主催で、烏有さんから出版されている
『欧文活字』の関係書を集めた欧文タイポグラフィのフェアなのです。
会場はこちら。デザイン書レジ前です。
世界的にも知られる欧文活字印刷工房「嘉瑞工房」の
創始者、井上嘉瑞さんを筆頭に、工房を引き継いだ
高岡重蔵さん&昌生さん親子、嘉瑞工房に通ったのち、
現在では海外で活躍する河野英一さんと小林章さんに
まつわる本が集められています。
展示されているのはこちらの本。
上から5冊が上田さん担当、下4冊が私の担当した書籍です。
「井上嘉瑞と活版印刷」著述編
「井上嘉瑞と活版印刷」作品編
『印刷雑誌』とその時代 –実況・印刷の近現代史–
『欧文活字』高岡重蔵
『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』ジャスティン・ハウズ/後藤吉郎 訳
(ロンドンの地下鉄書体制作にかかわったのが河野英一さん)
『欧文書体 その背景と使い方』小林章
『欧文書体2 定番書体と演出法』小林章
『欧文組版 組版の基礎とマナー』高岡昌生
『フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』小林章
本のほか嘉瑞工房で活版印刷されたポストカードも販売されています。
(写真右奥にあるHELVETICAのカードは必見!)
対象書籍を購入すると嘉瑞工房製活版封筒がもらえるそうです。
フェアは、2月中旬まで開催とのこと。
お近くに行かれる際にはぜひお立寄くださいませ。
嘉瑞工房
http://www.kazuipress.com/
烏有書林
http://uyushorin.com