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美術展のグラフィックデザイン
編集宮後です。
以前、美術展の図録について書きましたが、
今回は展覧会のポスター、チラシなど
宣伝物のグラフィックデザインについて。

不思議なのは、美術展の宣伝物と図録のデザインが同じ場合と
違う場合があること。その理由はデザインの発注スタイルにあるようです。

ポスターと図録一式まとめてすべてデザインを依頼する場合と、
ポスター、チラシ、チケットなどの広告宣伝系と図録などの書籍系と
別々の会社に依頼する場合があるそうで、どちらになるかは、
それぞれの展覧会の内容、規模、主催団体との関係で、決まるとのこと。

今年4月6日から5月27日まで三菱一号館美術館で開催される展覧会、
「KATAGAMI Styleー世界が恋した日本のデザイン」のチラシのデザインが
気になっていたので、学芸員の方にうかがってみました。

この展覧会は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、
西洋に渡った染めの型紙のデザインが、
ジャポニズムの作品に大きな影響を与えていた様子を
約400点の美術・工芸品と型紙で見てゆく、というもの。

プレスリリースにある展示内容をひろってみると、
1.型紙の世界 日本における型紙の歴史とその展開
2.型紙とアーツ・アンド・クラフツ 英米圏における型紙受容の諸展開
3.型紙とアール・ヌーヴォー 仏語圏における型紙受容の諸展開
4.型紙とユーゲントシュティール 独語圏における型紙受容の諸展開
5.現代に生きる"KATAGAMI"デザイン 型紙に由来する現代のデザイン
と興味深い内容。デザイン史でも出てくるキーワードがずらり。
読んでいるだけで楽しい。

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すでに第一弾のチラシ(上写真)が制作され、もうすぐ第二弾ができるそう。
その他にポスター3種類(B1、B2、B3)、入場チケットなどを制作。
グラフィックデザインは、仲條正義さん。
展覧会のロゴタイプも新たに書き起こしていて、
型紙のビジュアルと仲條スタイルがマッチしています。
今回の展示では、図録は別の会社が制作するとのこと。

展覧会は、東京の三菱一号館美術館、京都の京都国立近代美術館、
三重の三重県立美術館を巡回。詳細はウェブサイトで。
http://katagami.exhn.jp/
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by dezagen | 2012-02-28 07:58 | 展覧会 | Comments(0)