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チョコレート考32
ライター、渡部のほうです。

グラフィックデザイナーの井上庸子さん http://www.inoueyoko.com/ に教えてもらった、NYブルックリンをベースにする Chocolate Editions http://chocolate-editions.com/

私が延々チョコレート考を続けてきたのは、Chocolate Editionsに出会うためだったのかも!

数を多く載せたい我が欲張り屋さんなため、少しサイズダウンしてしまったが、こういうフレーバーバリエーションの作り方。

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1枚 約45g、5ドル。マーブルのものは約85g10ドル。

単色のほうは1枚ごとにダーク、ミルク、ホワイトなどのフレーバー。アーティストのソル・ルウィットの作品にインスピレーションを受けたというストライプの凹凸。
マーブルのものはその色によって味が異なるミックス式というか、Chocolate Editions的に言うとナポリタンアイスクリーム式。

Chocolate Editionsは、デザインとお菓子作りの現場で仕事をするMary Matson と、広告業界にいる Matt Evenの幼なじみ同士が2008年から販売を始めたチョコレートブランド。
当初は友達、家族へのプレゼントから始まったそうだが、人気を受け、現在はオンラインでの販売(北米のみ)と、数店舗に卸している。

ブログ http://maryandmatt.net/ には、彼らの好きなモノがランダムに登場する。デヴィッド・ホックニー、アンディー・ウォーホル、80年代の広告などなど、見ているだけで楽しい。こういうアイデアソースが、チョコレートにも活きている。
パッケージも手作りマーブルだったり、手描き風だったり。

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他の素敵パッケージは彼らのブログに登場しているので、遡って見て欲しい。

1月からチョコレートのデザインに注目し始めて、チョコレートをプロダクトの素材として考えた場合、液体から固体へと変形可能であり、着色もほぼ自在と、樹脂系の素材のように自由に使える可能性があるのに、その点での工夫点がかなり少ないところにつまらなさを覚えていた。
高級ショコラティエの場合は伝統的なボンボンショコラの形から脱けていないし、日本だときのこの山みたいな変形はあるものの、素材は大量生産向けだし、子供向けに作られている。

極端な例を言えば、洋服は大人=エレガンスコーナー、20代はヤングアダルト(ヤングってねえ…)、子供は子供服、できっぱりと分かれていて、エレガンスじゃない30代と40代はどうすればいいのでしょうか?な悩みに近い。

大人も楽しめる、伝統にとらわれない、センスのよいチョコレートというのがないものか、というところに、Chocolate Editionsの商品を見て、なんだか安心した。

彼らはチョコレート職人のプロではなく、アート、デザインのバックグラウンドを持つからこそ、可能になった商品だと思う。
また、チョコレート始め食品の形は「デザイン」の領域では学ばないし、デザインと認知しにくいのだけれど、こうしたところにこそ新しい発想が必要だと思う。
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by dezagen | 2012-03-01 01:34 | プロダクト・パッケージ