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女性用生理用品について考える
ライター渡部のほうです。

ツイッターで少し書いたことだけれど、断片的だったので、こちらでまとめてみたいと思う。
お題は「女性用生理用品」。
生理用ナプキンのパッケージデザインについて、どうも納得がいかないところが多い。

まず、生理用品のデザインが20代をターゲットにしているように思えてならない。
ユーザーは12歳くらいから50歳くらいまでの幅広い層だが、花柄、蝶柄、レース柄、パステルカラー、などなど、中学生や中年女性が持つには違和感があるものが多い。

また、選択の幅が広すぎて迷うこと。
選択肢が多いのはいいことでもあるが、その違いが分かりにくく、選びにくい。
メジャーなブランドだけでも
・ユニ・チャーム ソフィー 28種 http://www.sofy.jp/product/index.html#a_np
・花王 ロリエ 22種 http://www.kao.com/jp/products/napkin.html
・P&G ウィスパー 16種 http://www.happywhisper.com/lineup/index.html
もあるのだ。
むろん、それぞれ、昼用夜用、羽なし羽つき、かぶれ防止など、違いはあるのだが、一人のユーザーが使い分けるにしても、パンティーライナーを除き、せいぜい3種類くらいだと思う。

売り場によって、ブランド別だったり、サイズ別だったり、ディスプレー方法も様々。
ブランドごとで並べてくれたらまだ分かりやすいのかもしれないが、それにしても、ソフィー28種の中から「えーっと…どれだっけ?」というほど、違いが分かりにくいデザインが多い。

そもそも違いを分からせるデザインが主眼になっているとも思えない。
最近は、○○コラボ、季節限定○○柄など、ちょっと目新しいという点を強調するものが多いが、果たしてパッケージの柄はそれほど必要なものなのだろうか。

ツイッターでこのようなことを書いたら「海外ではどうか」という質問をされたので、ウェブサイトで分かる限り見てみた。

whisperは海外ではalwaysというブランド名で出ている。
米国のalwaysは種類は多いが、色味が濃く個包装の色で識別しやすい。 http://www.always.com
英国のalwaysは米国より柔らかい色味だが、やはり個包装の色で識別しやすい http://www.always-info.co.uk/
フランスのalwaysは着目すべき点がある。製品のパッケージは英国とほとんど変わらないが、ウェブサイト http://www.always.fr/#/our_advices で一番最初に出て来るページでは、10代、20〜30代、妊婦さん、50代くらいの女性、と、年齢、状況別にアドバイスのページを設けている。また「どうやって選ぶか」も親切。質問(フランス語の分からない私でもある程度分かる)のステップを踏んでいけば、3種類くらいの製品を薦めてくれる。

alwaysに関しては、このサイト↓から国を選んで見ることができる。
http://www.always.com/gateway.jsp
トルコではorkidという名前だったり、南米各国では製品ガイドより先にフォーラムのページがあったり、色味に他の国にあまりないオレンジ色、黄色があったりと、アプローチが国により異なることが分かる。

日本には入っていないが世界的なブランドkotex
米国のkotex 。基本は白ベース。外装の帯でタイプを識別。http://www.kotex.com/
黒ベースのU by kotexは個包装が色付き。http://www.ubykotex.com/ 
ウェブサイト上では、自分のオリジナルパッドデザインを作ってギャラリーのように見せるコーナーもある。明確に書いてはいないが、若い人向けにターゲットを絞ったものだろう。
英国のkotexはうってかわってセクシー路線。 http://www.kotexfits.com/
シンガポールはU by kotexに寄ったデザイン。 http://www.kotex.com.sg/
外装がイラスト入り、パッドが柄付きという意味では日本とかなり似ているが、色味が濃いのは欧米の影響が大きい。

アジアでは欧米ブランドに加え、ユニ・チャームや花王も進出、さらにローカルブランドも多数ある。
先日インドネシアに行った時見たnina http://www.bagusgroup.com/pcare3.html
softex http://www.softexindonesia.com/our-products/female-care.html
dianaというブランドも見たのだが、本社がどこだか分からない。
一応、ベトナムのサイト http://diananapkin.com.vn/
日本韓国台湾を除くアジア圏は日本と欧米のミックスという感じだ。

欧米ではこれら以外にスーパーマーケットやドラッグストアのプライベートブランド商品も出ていて、そちらのほうが若干値段が安め。デザインは大概メジャーブランドに似ている。
識別しやすさでは米国が分かりやすい。また年齢や趣味性を反映しないニュートラルなデザインがある。

種類の多さでは、日本も欧米もアジアあまり変わらないようだし、「柄付き」「20代中心の広告、デザイン展開」は世界的なトレンドでもあることが伺える。
できれば米国のニュートラルなパッケージデザイン、フランスalwaysのような年齢、状況別対応が望ましい、と書きたかったのだが、なんだか自信がなくなってきた。
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by dezagen | 2012-04-10 04:16 | プロダクト・パッケージ