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ジャカルタ雑記
ライター渡部のほうです。
2泊3日+機内泊1日、という強行でジャカルタ帰りです。

昨今、インドネシアは第2の中国と狙い目の市場、といわれていて、自分の目で確かめなくては、と行ってきた。
去年のジョグジャカルタ、今回のジャカルタ、思い出したけど10年ほど前にビンタン島で、インドネシアには合計3回行ったことになるのだが、まだまだインドネシアは掴みづらい。

今回初ジャカルタだったので、どこに泊まればいいか分からず、tripadvisor で評価の良かったHarris Hotel http://www.harrishotels.com に泊まってみた。
ホテル自体は非常によく出来ているのだが、エリアの選択としては間違ったように思える。

ブロックMというエリアで、巨大ショッピングモールの他に何もない。
いや、あるらしいのだが、ナイトライフが。

そのせいか、モールに繋がった、というより、モールの中に入っているホテルから外に出ても閉まっている店以外、後は道路だけ。
しばし歩いてみたが、前日の雨で冠水した後だからかいつもそうなのか、下水の匂いと、ビルの裏側を囲むフェンス内外に散乱するゴミの量に圧倒されて、すごすご帰ってきた。

歩いても巨大(超巨大)なショッピングモールのブロックを一周するだけで終わっただろうので、足を踏み出さなかったのはそんなに反省してないのだけれど、それにしても、生活感のないエリアだった。

海外に行く時はなるべく「地元感覚」が分かるよう、スーパーマーケットと市場を回るようにしているのだけれど、ブロックMでは、無念、市場を見つけることができなかった。

近隣の国で、マレーシアのクアラルンプールやタイのバンコクでも巨大ショッピングモールはある。
違うと感じたのは、クアラルンプールやバンコクその他では、ショッピングモールの周りにも店が並んでいたり、モールに来る客を見込んで屋台があったりと、人の動きが見えてくるのだけれど全然見つけられなかった。

というわけで、ショッピングモール、内を延々歩き回ることになったのだが、まず入ったそごう百貨店のスーパーマーケットがどうも中産階級向け。
他のテナント、ナイキやZARA、スターバックスなどどこの国でもあるハイストリート系ショップのテナント、新車のディスプレーなど見るからにやはり一般市民より少し上の層(ひょっとしたらかなり上の層)が対象だ。

ところがこのショッピングモール、複数のモールが延々と繋がっているもので、奥へ奥へと進んでいったら、建物が古くなり、段々テナントのスペースが小さくなり、パチモン、じゃなくて,類似品ドラえもんグッズが見えてきて、やっと普通風なスーパーマーケットに到達した。

Farmers Market どれがHPが分かりにくい…
http://www.facebook.com/farmers99market
http://www.ranchmarket.co.id

カリフォルニアのアジア系マーケット http://www.99ranch.com
 のフランチャイズとして始まったスーパーとのこと。庶民風に見えたけど、ここも意外に「いいスーパー」なのかもしれない。

で、前のブログに書いたけれど http://blog.excite.co.jp/dezagen/19829076/ 商品群が違うのである。

例えば、歯ブラシのブランドでメジャーなJordanとoral B。
そごう百貨店のスーパーマーケットで見た現地向け歯ブラシが1本250円〜300円。
Farmars Marketで見たJordanの歯ブラシは25円から100円と、同じブランドでも、店舗により全く品揃えが異なる。

これからインドネシアに進出したい日用品、食品メーカーはFarmers Marketくらいの店に置かれるものを考えるのが妥当な気がするのだけれど、ノルウェー発のブランドJordanの例を取れば、恐らく一般普及の背景に、250円〜300円の高級ラインがある=信頼できるブランドという認識があるからだろう。

と、なると、1つのブランドが進出するのに、高級ラインとセカンドラインの2つを考えて出していく必要がある、ということになるのだろうか。
高級ラインだけを出してそこで受けなかったらセカンドラインも難しくなる。セカンドラインだけを出して、中級のイメージが着いた際、今後増えていくと思われる中産層へボトムアップするのは、トップダウンするより難しい。メーカーのリスクはかなり大きい。

デザインを見る側としても、インドネシアではこういうものが受ける、となかなか判断しづらい。
憧れだけで物を消費しているのか、彼ら自身が指向して好き嫌いの判断基準を持って購入しているのか、先に書いたように、人の動きが見えない旅行だったため、本当に分からなかった。

昨年ジョグジャカルタに行った時にも思ったことだが、インドネシア人の動向、性癖、というのもなかなか捉えづらい。
ものすごく受け身の人達だなあ、というのが現状、全般的な印象で、私が外国人だからなのか、声を掛けられても小声過ぎて気がつかないし、こちらの質問に答えてもらう時や注意される時でも言葉の壁があると分かると、すぐ諦められてしまう。
言葉分からない、と言っても話し続ける中華系の人達、タイ人、マレーシア人(人に依るとは思うけど)とは全然違う。

好まれる商品のサイズや色感覚は、昔からインドネシアで続いているメーカーの商品を見ていくしかないが、量り売りの市場が主流なせいか、パッケージというもの自体あまりない。簡単なビニール袋装と文字だけのモノクロ印刷の紙が貼ってあるもの、という感じだ。
(そのせいなのか、包む技術はすごい。紅茶の葉っぱもこぼさず1枚の紙で包んであったり、脆い揚げ菓子を1枚のフィルムだけできっちりと包んでいたり)

かろうじて、プラスチック製品では、くすみがかったドラゴンフルーツのようなピンク、同様にくすみのある緑が多い。印刷物ではバティックと同じ茶系のパターンがよく見られる、ことくらいが特徴として挙げられる。

しかしこの特徴にしても、アメリカのプラスチック製品に似た商品が非常に多かったり、中国メーカーの作ったものをそのまま輸入していたり、日用品、食品のパッケージにしても洗剤はタイと同じパッケージがそのまま、菓子系はアメリカの影響をダイレクトに受けたシズルとポップな文字の組み合わせ、飲料はシンガポールの華人系メーカーの特徴を、というように、その時々で入ってきた海外文化をそのまま吸収したものも多く、独自性が見えにくい。

さっきから分かりにくい分かりにくいの連発で、がっくりするかもしれないが、受け身、というのは間違ってないと思う。これは、強気でやってきたものを受け入れる傾向とも考えられる。
LGが空港でこれでもかというほど主張するPRの方法や、youtubeで好きなだけ試聴できるKpopが人気な背景はこんなところなのではないだろうか。
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by dezagen | 2013-01-16 02:49 | その他