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活版印刷の立ち会い
暑さで8月中の記憶が飛んでいる編集宮後です。
まとめていろいろアップします。

最初は活版印刷の立ち会いの話から。
来週刊行される『活版印刷の本』という書籍の
帯と付録ポストカードを活版印刷することになり、
その手配をしてました。

今回、活版印刷をお願いしたのは
墨田区の東海印刷さん。

活版で名刺は刷ったことがあるんですが、
書籍で使うのは初めて。印刷所に直接行って、
いろいろ教わりながら進めました。

東海印刷さんにお願いするにあたり、
版、印刷用紙、インキはこちらで手配しました。

版は神田錦町の真映社さんに依頼。
ぐっと凹ませたいなら亜鉛板がいいと言われましたが、
印刷現場で扱いづらいのと、樹脂版より高いことから
今回は固めの樹脂版にしてもらいました。

原画をイラレで自分で面付して、真映社さんへ入稿。
翌日には樹脂版ができるそうなので、
直接、活版印刷所へ送ってもらいました。

印刷用紙は、気泡紙を使うことにしてたので
竹尾の営業担当さんにメールでさくっと依頼。
ポストカードを4面付したサイズを計算して
紙どりの無駄のない気泡紙UのL判Y目255kgを使用。
全判を4裁(4つに切ること)してもらって納品。

このサイズも活版印刷機のサイズを調べて
機械に入るサイズの紙にしないといけないので、
現場で調べないといけない。
普通はそこまでしなくていいと思うけど、
紙を断裁しちゃったあとで機械に入らないと
シャレになんないから念のため。

インキは印材舎さんに依頼。
ウェブからFAXシートをダウンロードして
そこに希望する特色インキを指定して送ります。
今回は6色をオーダー。金銀は他の色より高いそう。
特殊な紙に印刷する場合は、その紙見本も必要とのことで、
紙見本も調達してきて印材舎さんへ送りました。

版、紙、インキがほぼ同時に印刷所に着くように手配し、
材料がそろったら、印刷所と印刷日を打ち合わせます。

普通は印刷したあとで校正刷りを送ってもらうんですが、
今回は現場も近いし、印刷立ち会いに行ったほうが早いというわけで、
ポストカードで2回、帯で2回立ち会いに行きました。

こちらは東海印刷さん内。
これが竹尾さんから届いたばかりの気泡紙。
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これが印刷機。
幅500mmくらいの紙まで入るそう。
青いのはこの日に刷っていただいたインキ。
ローラーに転写して刷ります。
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活版印刷といっても手動ではなく、機械刷りなので
一度、色と印圧が決まってしまえばあとは自動的に
シュ、シュっと印刷物が出てきます。
この日は2000枚近く刷ってもらいましたが、
数時間で刷り上がるとのこと。けっこう早い。

これが青を刷り上がったところ。
1日置いて乾いたら、次の日に赤の版を刷ります。
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無事にポストカードができました。
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同様に帯も繰り返します。
帯はアドニスラフ ブルー 四六判Y目59.5kgを四裁に。

紙どりの計算も自分でしたので、
間違って断裁してないかドキドキでしたが、
無事にできあがりました。

今回はオフセット印刷のほか、活版印刷が入ったので
非常に多くの方々の手を経て本ができあがりました。
もうすぐ発売なので、ぜひお手にとってご覧ください!
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by dezagen | 2013-09-03 07:45 | | Comments(0)