編集宮後です。
現在、凸版印刷 印刷博物館で
「世界のブックデザイン2012-13」が開催されています。
「世界で最も美しい本コンクール2013」の受賞作、
日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国、
ベルギーで開催された各国コンクールの受賞作約200点を展示。
展示物は実際に頁をめくって見ることができます。
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/131130/index.html
「世界で最も美しい本コンクール2013」の受賞作は入口すぐ
一番手前に陳列されています。日本からは『魯迅の言葉』が受賞。
今年は全体的におとなしめな感じがしました。
右側の壁面はカナダの受賞作。カナダはシンプルで控えめだけど
いい造本が多いです。今年も早速発見したのがこちら。
↑『Warehouse Journal』、直訳すると「倉庫ジャーナル」。
いろいろな倉庫の写真、平面図を集めた定期刊行物。
倉庫っていうのがマニアックでいいですね。
↑『バレンツのレッスン 建築2012における教育と研究』
北極地方にあるバレンツ海の資源を記した学術書のようですが、
挟み込みの地図が美しい。この配色、ちょっと真似できないです。
↑『挑戦 バーゼル新聞の歴史』
こちらも研究書のようです。表紙の大胆なタイポグラフィや、
中頁に挟まっている新聞のイメージが効いています。
学術書でもこんなに素敵という好例。
↑私がすきなコーナー「ここがポイント!印刷の技」。
凸版印刷の凄腕プリンティングディレクターがかかわった
書籍の紹介。すごい印刷技術が見られる必見コーナーです。
(次に続く)