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『デザインの現場』のこと(3)
編集宮後です。
経営陣同席の編集会議後、どうなったかの続きです。

最初は誌面のリニューアル会議ということで、どうすればよりよくなるかを考えるための会議だったらしいのですが、途中からおかしな感じになっていったようでした。

私はすでに雑誌編集部から離れていたので、毎月行われていたその会議には同席していませんでしたが、一度だけ同席するように言われたことがあります。

そのときはすでに紙媒体からウェブ媒体へ移行するという案が出ていて、残り3号のうちに完売しなかったら休刊、という話になっていました。ちなみに10年間で完売したのは1度だけなので、過去のデータから考えると完売する確率は1/60です。

ウェブを立ち上げつつ、紙媒体の刊行回数を減らして(たとえば隔月刊から年3〜4回刊行とか)続ける方法を提案しましたが、だめでした。

その後、2009年6、8、10月号と3号刊行されましたが、完売できず、2009年年内に休刊が決まりました。

休刊が決まったあとは、定期購読者に残額を返金し、取次に雑誌コードを返して手続きが終了。創刊するのはすごく大変ですが、休刊ってあっけないんだなと思いました。2010年4月号、170号で終わったことになります。

最後まで黒字だったので、なぜやめなければならなかったのかはよくわかりません。なのでいまだに自分の中では消化できず、それ以降、雑誌をビジネスとして成立させるにはどうしたらよいのか、社会にどんな影響を与えるのかを考えるようになりました。

そのことを実際の仕事で検証したいと思い、2012年には別の場所で新しい媒体を立ち上げました。2013年末までに4号刊行され、おかげさまで利益を出しながら続けていくことができそうです。Facebookと連動することで、海外からもたくさんのお問い合わせをいただいています。先日もアメリカの写真家から売り込みがあり、一緒に仕事をしました。将来的には英語版や中国語版も出せるといいなと思っています。雑誌制作の仕方も日々刻々と変わってきています。

今年の記事投稿はこれで終わりです。最後もやはり雑誌制作のことを書きました。来年も本を軸としてデザインを見る活動が続くと思います。皆様、よいお年をお迎えください〜。
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by dezagen | 2013-12-31 16:44 | | Comments(0)