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今度は景観について考え中
今台湾にいてこれから東京に戻る、ライター、渡部のほうです。

いま抱えている仕事の一つが「街の景観とお店の外観、看板など」というテーマ。
台北の街中は地図上では格子状に作られ、都市計画に基づいて作った印象もあるのだが、実際歩いていると、全体的な景観を意識して作った、というよりは、個人のビルオーナー、家主が好きなように、地形に合わせて作ったなあ、と思わせるものが多い。

特に今回は山の中(とはいえ、中心地から地下鉄で20〜30分ほど)にいたので、傾斜地に作られた民家の強引な作り(中に『マルコビッチの穴』みたいな半分階がありそうな)に驚き、かつ、それがどうも50年くらい経っていそうな物件だったりして、すでに風景と化している感じがたまらなく良かった。

家、土地バブルがまだ続いているようで、新聞を見ても1面広告で新しい高層マンションの広告が、見開き毎にあったりするのだが、恐らく住宅地や商店街の中に突然古代ギリシャ風コリント式、だったり、ヨーロッパ宮殿風だったり、その突然感がすごい。
こういうのも、ビルオーナーの趣味で作っちゃったんだろうな、と思いつつ、自分では住みたくないけど、そんな突然と強引(他人様の土地に向かって失礼ですな)の組み合わせに、また感心してしまうのだった。

(というところまで書いたら、フライトの時間になってしまったので、今東京。)

東京に戻ってくると、もしくはヨーロッパなど行くとなおさら、「土地計画」という言葉が思い浮かびそうな整然とした家、マンション、ビル、街並みで、驚きがない。
もちろん住む側に取ってみれば、毎日驚きながら住むよりは、安定している方が住みやすいわけで、他人からあれこれ言われたくはないと思うのだけれど、とはいえ、街としての「味」に欠けるなあ、と思ってしまう。
台北(は最近都市開発が非常に進んでいるけれど)やバンコク他、アジアの街を歩いていて、いきなり歩道がなくなっていたり、突然の段差に足をぶつけてみたり、細い小路を抜けていくはずが、最後は身体を横にしないと抜けられない状態になっていたり、と、味ばかりの街では、困ったことになるのだろうなあ。

そもそも、街、というのは自治体に「作られるもの」なのか、個人が「作るもの」の集合体なのか、というのも、気になるテーマではある。

「街の景観とお店の外観、看板など」についての原稿は、普通に考えて全体的な統一感や、歴史ある街の美観などをどう作るか、という流れで書く予定だけれど。
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by dezagen | 2014-01-18 20:26 | その他