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女子の自己愛はどこへ行くのよ
相変わらず仕事が詰まっているのに全然終わらない、ライター渡部のほうです。

先日、Kpop の「AOA - 짧은 치마 (Miniskirt) Music Video Full ver.」


を見て
「韓国女性アイドルグループのセクシー路線は、女性が描く憧れの女性像に見えるけど、よく分からないのは「セクシーな私、素敵」という自己愛が強いのか、「ここまでやっていい男を釣ろう」という餌の意味が強いのか、どっちだろう。」
とツイッターでつぶやいたところ、「自己愛」という反応をもらったので、思い出したのだけれど、昔、某女性用下着メーカーに取材に行ったときに、ピンクが圧倒的に人気で、人に見せることが目的ではなく、かわいい下着を着ている自分がかわいい、と思うため。云々という話。

デザイン史を勉強していくと、女性が「男性から評価される存在」から「自分を評価する存在」という流れが分かってくるのだけれど、その時に使われる小道具として、先に出したAOAのような、ミニスカート(ってタイトルの曲だし)から見える脚線美、ピンヒール、ガーターベルト、レース、というような割と古典的な道具、つまり男性から評価されている女性が使う道具、が使われているのが面白い。

(1960年代ミニスカートの出現に一役買ったマリー・クワントは、自分達で自分達の好きなものを着るわ、というユースカルチャーの1つだったけれど、そのミニスカートから出ている足は、女性的な脚線美というより、ツイッギーを代表とする少年か少女か分からない未成熟な脚だった)

むろん、細かいところでは進化(?)していて、マニキュアが「男性に不評な」ネイルアート(これもツイッターで教えてもらった)、デコってるつけまつげ(あれ、まばたきするとき重くないのかな)、カラコンなど、新しい武器を手に入れているのだけど。

ホントはここで、Kpopの女性アイドルが日本のアイドルよりも、主にアジア全域を中心として世界的に評価が高いのは、古典的記号を使っているから、というところまで持って行きたいのだが、それでは話が飛躍しすぎで、中間の考察が抜けている。

現状言えることは、
1)韓国のアイドル業界のように競合が多い状況では、さらに上をどんどん目指さないといけないのだろうけど、段々重苦しくなってきて、どこを目指しているのか分からなくなってきていること(うちはこれ持ってる、って物量—この場合はモリモリの記号の量—の自慢は負担が大きくなるだけだと思う)、
2)女性の自己愛が拡張すればするほど、古典的(とはいえ1950年代くらいか)な道具が出て来る、というのが興味深い、
というところまで。

別な話になるけれど、最近男性アイドルもセクシー路線が行きすぎているというか、ジャケットの下に何も着ていないとか、妙なカットで肉体見せてるとか、「何か着忘れてますよ」と言いたくなる状況を越して、ブリーフ一丁、というのを見かけるのだが、

[MV] HISTORY(히스토리) _ What am I to you(난 너한테 뭐야): http://youtu.be/sYY_rV78pLk

AshGray (애쉬그레이) - 어린왕자 (The Little Prince) MV: http://youtu.be/0qensUD8eyE
(これはこれで目隠し+ブリーフ一丁でなんだか気持ち悪いビデオなんだけど)

これも女性へのサービスなのか、自己愛なのかよく分からない。

私としては若い男性にはちゃんとこぎれいな服着てくれたほうがいいのだが、視聴者として40代女性は入ってないはずなので、それは多分どうでもいい。
もう少し言うと、男子の「何か着忘れ」「肉体自慢」をされると、「ああ、鍛えないと」とジムの予約をしてしまう、男性体型というか筋肉付きやすいどっしり型農民体型な私なのです。
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by dezagen | 2014-01-28 07:04 | その他