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建築デザイン映画祭 Interior Passage
ライター渡部のほうです。

昨日、LAの「建築デザイン映画祭Architecture and Design Film Festival」で「Interior Passage」を見てきました。
日本の建築事務所SANAAが手がけた、スイスのローザンヌ連邦工科大学ラーニングセンター(ロレックス・ラーニング・センター)のプレゼンから完成まで、約4年を追った映画です。

プログラムには書かれていなかったサプライズゲストがありました。映画にも登場しこのプロジェクトを現地で担当していたYumiko Yamadaさんが、映画終了後ほんの少しQ&Aを。
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この映画は建築プロジェクトでは必ずある、トラブル、反対意見、修正、といった問題を克服してやっとできた、という過程を人々の声を交え綴っていきます。
Yumikoさん(漢字ではどう書くのかな…)はその中の主要人物で、映画の中の彼女は、かなり大変そうな状況をとにかく淡々とこなしていく、困った表情も見せながら、でもポジティブに向かっていく、すごくカッコイイのです。
実際、登壇したYumikoさんは(日本語の中にアルファベットで日本人女性の名前を書くのって、なんかイヤだなあ)とても物静かな人でした。すごい仕事をしているのに、謙虚な感じ。

ついでに言うと、この映画に出て来る近所のおばあちゃんが最高よかった。
「普段は出たり入ったり、毎日変わっていくのに、日曜日は人がいなくてさびしいわー。」と工事工程を楽しんでいる。クラシックな家、統一感があるようでないようなインテリアで、おそらくどこかのメーカーの缶を取っておいた、その缶の中にビスケットを入れておくところ、なども含めて、いかにもおばあちゃんの家に住んでいる、いかにもおばあちゃんが喜んで見ているところは、本当に建築が作られてよかったなと感じさせます。

以下、「Interior Passage」の内容とは関係ないもろもろ。
「Interior Passage」を見ていて、工事現場の様子がエキサイティングだったので、火花が散ったり、砂利がどわーっと寄せてくるような映画というか、クレーンやミキサー車のPR映像ってないのかなあ、と思ってしまいました。(多分あるんでしょう)

むやみやたらに作っていた日本の高度成長期の工事映像なんかもあれば見たいです。
映画祭で「Lost Rivers」を見たのですが、最終的に環境に配慮した都市計画でよかった、といういい話なんですが、例えばソウルは高架型の高速道路をとっぱらってしまったわけです。今の観点からすると正しい決断なのですが、高速道路を作っていた時代はそれはそれで都市発展、国の発展に燃えてた、そんな勢いのある映像があれば、見たいなと思いました。

この映画祭が開催されているThe Los Angeles Theatre Center  http://thelatc.org もとてもきれいなんですよねえ。

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サイトのHISTORY AND BACKGROUNDを見ると2008年に改修されたことは分かるのですが、それ以前どうだったかが書いてないので、どうせなら映画祭に合わせて、その建物説明会もやればいいのに。
地下のドアとか、異常に分厚くて、透明にして中を見せてあったりして、かなり意味深なのですけどね。
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by dezagen | 2014-03-17 00:36 | イベント