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LAで気になったものなど
ライター渡部のほうです。

LA滞在6日目かと思っていたら、7日目でした。
なにかぼんやりと時間の過ぎていく、天使の街ロサンゼルス…(ポエマー)。

スーパーマーケットに行って、ホテルで仕事して、映画祭で映画見て、またホテルに戻って仕事して、映画祭行って、という繰り返しです。
明日はアーカンソーへ移動するので、その前にLAで気になったものなどメモ。

LAのダウンタウンの隣のウエストレイクという地域に泊まっています。
一番近いスーパーマーケットは、Food 4 Lessという、もう名前からして安いスーパー。
中、こんな感じです。
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普段海外のスーパーマーケットに行くと、許す限り写真を撮りまくる私なのですが、写真を撮る気にならない時もあって、今回がそれで、とにかくブツがデカイ、デカイ、デカイ、ってデカイことばかりに目が行って、食傷気味になり、途中で撮らなくなってしまいました。

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Japanese Peanutsと名前の付いた商品。他のメーカーからも出ているところを見ると、衣掛けピーナッツ菓子はJapanese Peanutsというらしい。

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Mrs Redd's Pie Coの、いつ作られたのかよく分からないパッケージデザイン。
このパイ会社のウェブサイトはないのかと探していて、Youtubeでレビューをしている人の投稿に当たりました。
http://youtu.be/_uevZ7lUx5I
この人の食べ方と表情が正にLA(の今私がいるところ)な感じです。

Mrs Redd's Pie Coのような小さいメーカーに限らず、大手メーカーでもあんまり50〜60年代と変わってないんじゃないかしら?と思うようなパッケージが多い。
昔、カルビーのかっぱえびせん、US向けを取材したとき、アメリカで発売された70年代からほとんどパッケージデザインを変えていない理由を聞いたところ「パッケージが変わると、別の商品かと思われ、それまで買ってくれていた人が離れることもある」と聞きました。
コカコーラや大手トイレタリー商品のメーカーのように、広告をバリバリと全国展開で打つ会社はまた別ですが、パッケージが広告手段となっている商品の場合はなかなかリニューアルが難しそう。
とはいえ、ハーシーズやナビスコ、シャンプー石鹸類など大手のものなのに、というものも、どこか「変わってない感じ」がする。いつの時代とも言えないのだけれど、変わってない感じ。
これはひょっとすると、買い物客が商品のパッケージからイメージを読み取って買い物をする、というより、値段や大きさが勝負で、デザインはあまり重視されてないせいかもしれません。

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日本にはないだろうなあ、と思われる道具。
ベーコンを並べてレンジに掛ける、と、あらびっくり、クリスピーになる上に脂肪分も落ちて最高!ということを多分テレビで紹介しているのでしょう(という映像がdaily motionに上がってました↓)。上に「AS SEEN ON TV(テレビでおなじみ)」の看板が。
http://www.dailymotion.com/video/x1979ug_bacon-wave-as-seen-on-tv-bacon-tray_lifestyle
ベーコンを並べるのが大変そう。

ちょっとキモい。
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茹で豚足の瓶詰め。生々しすぎる。。

こちらはドラッグストアチェーンのWalgreensというところにあった、プライベートブランドNICE!のお菓子。
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透明部分とイラストレーションとうまく使っているなーと。
これ、ヨーロッパで見たら普通に思うんだと思うんですが、こういうパッケージ単体で何か気の効いた感じの商品というのが非常に少ないのです。
でも、横のナショナルブランドのお菓子に比べて、白っぽいパッケージはやっぱり強さに欠けます。パッケージの中の面白さに関心を引かれるより、ぱっと見てすぐ分かる、というのが大事なのかも。

と、がっくりしていたところで、友人から「Trader Joe'sはいいよー」と言われ、ハリウッド方面に出かけ行ってみました。
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www.traderjoes.com
確かにここは素晴らしい。
パッケージ一つ一つに魅力がある。

健康や環境に配慮した、中高所得者向けのスーパーマーケットですね。
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豆腐の種類が多い。パリでもそうでしたが、海外に行くと、豆腐=タンパク質の塊、として日本にはないアレンジがなされています。
下の棚は日本のお豆腐と同じようなものですが、中段の真ん中のバキュームパックになった四角いものは水分をぎゅーっと抜いた硬いお豆腐。ステーキなどにしやすい。
さらにその上、Tofurkyというのはハム状になった(水分も抜いて、味を付けて、スライスした)豆腐です。

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牛乳はお国柄が出やすいので、スーパーに行くと撮るものの一つですが、イラストが少ない。文字での説明が多い。
これはパッケージに限らず、標識や駅のサインなどもそうで、ピクトグラムをあまり見ない。すごく文字ベースなデザインが多い、という印象です。
アメリカのパッケージの場合は特に「表示義務」の事項が多いので、文字だらけになりやすいのかもしれませんが。

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日本の雪見だいふくみたいな、アイスが餅状のものにくるまれている、というのはアメリカでも出ているのですね。アジア圏ではよく見ます。
で、MOCHIって、そのまんまな名前ですが、書体が中華風(このフォント、なんて言うんでしょう?)。
まだアジア一緒くたな感じはします。
LAの中に中華街もコリアンタウンもあるのに(サンフランシスコには小さいながら日本人街もあるのに)東アジア圏+東南アジア圏はおおまか中国風なイメージにまとめられがちな様子。

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上の3枚の写真で「どこがおしゃれ?」と思われるかもしれないので、Trader Joe'sの普通の商品の写真を。
チョコレートとホイップクリーム。
若干レトロな文字を商品の特性に合わせて選び、文字と色だけで構成したシンプルなラベルデザインなのですが、上品な感じがします。ホイップクリームのようにイラスト付きのパッケージももちろんたくさんあり、そのイラストの選び方も50年代風なのか、20年代風なのか、もっと遡って19世紀風なのか、とか、その選び方もきちんとしていて上手い(全部が全部、というわけでもないけど)。

ちなみに、いわゆる市場、のGrand Central Marketもあります。
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メキシコ料理の乾物屋など、面白かったですが、ちょっと観光化していて、私が狙う「量産パッケージ」とはちょっと違いました。

それにしても、どこもかしこもデカくて、横断歩道を渡るのも結構な距離。
ちょっと水だけ、とか買いに出ても、個人商店に辿り着くにも遠かったり。
車は走っているのだけれど、人が全然歩いていない。
スーパーの物量感にしても、車社会だから成り立つ大きさだし、常に公共交通で出歩く私にはちょっと辛い。
LA自体が広大で、エリアによって全然雰囲気とかコミュニティが違うので、(例えば今いるところは中南米の人が多いので、メキシコ産のものや中国産もしくはどこで出来たか分からないものばかりしかない商店がずらっと並んでいたり)、これがLAらしさ、とか、アメリカの商品の傾向ですよ、とか一慨には言えないのだろうなあとは思います。
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by dezagen | 2014-03-17 11:14 | プロダクト・パッケージ