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ミナ ペルホネン展示会
ライター渡部のほうです。

先日、ミナ ペルホネン www.mina-perhonen.jp の、2014/15秋冬コレクションの展示会に行って来ました。

インビテーションはこんな感じ。
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厚地の白い紙をベースに封筒は黄色+薄黄色+柄の部分は透明箔押し、中に入っているカードは黄色+黒+銀箔押し、で作られています。
グラフィックデザインは、前回同様菊地敦己さん。 http://atsukikikuchi.com
封筒の上に乗せた半透明の紙は、展示会でいただいた、今回のコレクションのテーマを説明したもの。

今回のテーマは「結晶」。
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改めて、結晶って何だろう、と家のPCの中に入っているスーパー大辞林曰く
① 原子あるいは原子団分子イオンが空間的に規則正しく配列した固体。
② 積み重ねられた努力などが一つの形をとってあらわれること。また,そのもの。「愛の―」「長年の努力が見事に―する」
雪の結晶や塩の結晶が分かりやすい例ですが、② のように抽象表現として用いられることもあり、よく考えるとますます分からなくなりそうなのですが、このテーマ説明の文章の「互いにつながりあう」というのが一番分かりやすいように感じます。

ちなみに、2014年は、結晶の仕組みを発見し結晶学が始まって約100年を祝う「世界結晶年2014」なのだそうです。
世界結晶年2014日本委員会のHP。地味ですが、写真や図の解説に尾形光琳「紅白梅図屏風」が入っているのが面白い。ご興味ある方はご覧下さい。
www.iycr2014.jp/caption.html

話が逸れました。

ミナ ペルホネンの展示会です。
今年のコレクションの代表的なパターンを並べた棚を。
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インビテーションにも使われているパターンは「frost garden」と言います。

そういえば、冬、植物に霜柱が付いている、あれも結晶ですね。
なので、インビテーションのカードは霜部分だけ銀箔押しなのかー、と家に戻って気がついた次第。
他に、石をモチーフにしたパターンや、格子状のカラフルなパターンで、実は糸がみっちりと絡みつくように刺繍された布など、1つ1つテーマが活きています。

いつも刺繍は多く登場するミナ ペルホネンですが、今回は特に「みっちりした」刺繍が多かったように感じます。刺繍モノは、裏地が見れると楽しい。ふんだんな糸がこう来てああ来て、と、全部技術を理解できるわけではないですが、その懲りようと手間の掛かり具合が分かります(もちろん目に見えないようにしてあるものも多いですが)。

ファッションを専門に書いているわけではないライター(=私)でも、ミナ ペルホネンの展示会はなるべく行くようにしています。
平面/グラフィック/イメージが立体になる、布というのが面白いんですね。
パターン/グラフィックを基調にしつつ、様々な布の製法で表現しているミナ ペルホネンは見ていて飽きません。

展示会で刺繍がふんだんに使われたコートジャケットが欲しいな、とちょっと思ったのですが、残念ながら私は肩幅がありすぎて入らない、のと、お値段が自分の身の丈に合わない、と諦めました。
とはいえ、この刺繍技術、縫製技術(他にも織りの技術なども)を、仮にヨーロッパのブランドで作ったら、恐らく値段が2倍か3倍になるでしょう。アジアで作れば価格は安くなるかもしれませんが、この高技術をある程度量産できるかどうか、分からないところです。
ミナ ペルホネンもそうですが、日本のファッションブランドと、それを支える素材のメーカーや工場の技術力はやはりすごいと感じました。
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by dezagen | 2014-04-11 23:45 | その他