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新しい場所など、いろいろ雑感
編集宮後です。
先日アップした雑誌についての記事、たくさんの方に読んでいただけたようでよかったです。

雑誌と並んでいま気になっているのが人が集まる場所について。

カフェやサロンなど、人が集まる場所はいつの時代もなぜか定期的ににブームがやってきます。いつでも誰かとつながれる時代になっても、いや常時接続時代になったからこそ、リアルな場で人と会うことの価値が以前よりも高まっているような気がします。

スカイプで簡単に打ち合わせができてしまう今、時間とお金を使って人に会いに行くというのは、とてもぜいたくで豊かなことなのだと思うようになりました。

最近、感度の高い方々がなぜか同時多発的に自分から発信する場所、人が集まる場所をつくられたのは単なる偶然ではなく、そういう兆候を感じられたからでしょう。

萩原修さんたちが中心となって運営している「国分寺さんち」、デザイナー松下計さんのearth & solt、台東区三ノ輪のオルタナティブスペース「undo」などなど、新しいスペースも生まれています。

新しい雑誌ができればそこに人や情報が集まってくるように、新しい場所にも人や情報が集まります。しかし、私たちはそれらに集まる情報を買うのではなくて、それらによって得られる体験を買っているのです。だから、わざわざお金を払って紙媒体を(物理的に)買う、その場所に行って体験するという行動こそが大事なんだと思います。クリックだけでは得られない何かを。

タイポグラフィ関連のイベントが盛況なのも、直接会うことの重要さ、体験の重さを参加してくださる方々が感じていらっしゃるからではないでしょうか。本を通じて知識を得ることはできるけれど、やはり著者(情報発信者)本人の口から直接発せられる言葉は力強く、受ける側の心に残ります。リアル空間でしかできないそうした体験の価値が今後ますます高まっていくことを考えて、次世代の編集をしないといけないなと思うのでした。

「体験」と並んで、これから重要になるのは「思い出」でしょう。どちらも物質/物体ではないものですが、それらをどうマネタイズしていくかがこれからの課題になりそうです。
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by dezagen | 2014-05-12 22:22 | その他 | Comments(0)