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iichiko30周年
編集宮後です。
マリメッコに続き、日本の長寿ブランドのお話。

本格焼酎「iichiko」の広告が今年で30周年を迎えました。1984年から河北秀也さんがアートディレクターをつとめ、写真家の浅井慎平さんが撮影し、30年間ずっとポスターを作り続けてきました。地下鉄の駅構内などに掲出されているので、ご覧になった方も多いと思います。一民間企業が同じスタイルのコミュニケーションを30年以上続けているのはおそらく前例がないことでしょう。

デザイン専門誌『デザインの現場』の「長寿広告の秘密」という特集記事で、河北さんに取材させていただいたことがあります。移り変わりの激しい広告の世界で、長く続くキャンペーンを探すのは難しく、取材候補に挙ったのはドラフトのPRGR、資生堂の花椿、サントリーの烏龍茶、そしてiichikoでした(烏龍茶は以前記事にしたので、PRGR、花椿、iichikoを取材しました。毎回どのように撮影してポスターを制作しているか、ADの河北さん、コピーライター、写真家、印刷担当者などに取材しているので、詳しくはバックナンバーをぜひご覧ください)。

そんなiichikoクリエイティブの一旦がかいま見られる展覧会「河北秀也 東京藝術大学退任記念 地下鉄10年を走りぬけて iichikoデザイン30年展」が11月13日から東京藝術大学大学美術館で開催されます。
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iichikoのクリエイションのほか、河北さんが手がけた地下鉄のマナーポスターなど、代表作が展示される予定。河北さんはiichikoのお仕事が有名ですが、学生時代にサクマ製菓「いちごみるく」のパッケージや営団地下鉄の路線図などもデザインしていて、「これ、誰がデザインしたの?」的にもとても気になります。

展示は、11月13〜26日まで、東京上野の東京藝術大学大学美術館で開催。展示を見に行けない方は、iichiko designのウェブサイトをどうぞ。1984年から30年分のポスターがすべて閲覧できます。同じような写真やコピーが続いているように見えますが、その時代時代の世相や社会状況と連動するように微妙に変わり続けています。マリメッコの記事でも「時代にあわせて伝統をどのように変えていくか」という話題がありましたが、「時代にあわせて変わる」というのは長く続くデザインに欠かせない要素なのかもしれません。

http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/index.html
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by dezagen | 2014-11-04 07:25 | 展覧会 | Comments(0)