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ポーラ美術館
ライター渡部のほうです。

箱根ってなんであんなに美術館が多いんでしょうか。
箱根では「彫刻の森美術館」と「ポーラ美術館」に行ってきました。

ポーラ美術館、初めて行きましたが、建築からタイポグラフィ(サイン計画)まで行き届いている美術館という印象。

2002年に竣工。設計は日研設計。
ロゴタイプはポーラ化成工業株式会社デザイン研究所のサイン計画を下に、タイププロジェクトがブラッシュアップしたもの、だそうで、タイププロジェクトのウェブサイトに詳細が載っています。
http://typeproject.com/interviews/polamuseum
一流だなあ。

ポーラ美術館では3月29日(日)まで「紙片の宇宙」という展覧会が行われています。
www.polamuseum.or.jp/sp/shihen/
シャガールやミロ、ピカソといった美術史に出て来るような美術の大御所による挿画を施した書籍の展覧会。デザインの領域で書籍デザインや装幀を取りあげる時、大概は量産が念頭に入っているものですが、こちらの展覧会で紹介されているのはむしろ量産しない本。お金を持っていて、自分だけの蔵書を作るため、アーティストに依頼して本を作ってしまうという、庶民からすると夢のような物が世の中にはあるものなのですね。

浅生ハルミンさんのイラスト付コメントが一つ一つ気が利いています。
レオナール・フジタ/藤田嗣治の『海龍』(1955年)はタイトルからして「むっ」。なんかあるぞ、と思ったら、なんと、著者はジャン・コクトー。
1930年代、コクトーの日本旅行をもとにまとめられた本、というものがあるんだ、というだけでも驚きでしたが、そこに絵を付けているのが藤田嗣治(レオナールって言うのちょっと恥ずかしい)という贅沢。
これを浅生さんは、メモってなかったので言葉はそのままじゃなかったような気もしますが、「イクラ丼にウニを乗せて、さらに蒲焼きを付けたような」と表現しております。

一流の環境で、贅沢な作品を見て、山椒のような浅生さんのコメントでぴりっと来る、という、素晴らしい場所でありました。
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by dezagen | 2015-02-15 09:32 | 展覧会