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ハミルトン・ウッドタイプ・ミュージアム
編集宮後です。現在、5月に発売される『Typography』の準備中です。次号は、日本と海外の活版印刷所と活字の博物館の特集。いろいろ取材したのでお楽しみに。

その中で、現地取材はしていないものの、メールなどでやりとりして書いた記事があるのですが、ページの都合で掲載できなかったので、こちらで紹介することにします。

アメリカ・ウィスコンシンにある世界最大の木活字博物館「ハミルトン・ウッドタイプ・ミュージアム」です。

記事なので、ここだけ「である」調ですが、以下引用します。

 150万ピースの木活字を収蔵する世界最大規模の博物館「ハミルトン・ウッドタイプ・ミュージアム」。木活字だけでなく、金属活字とその鋳造設備や書体見本帳も備え、活字の保存だけでなく、製造や印刷も行う印刷工房として現在も稼働している。2014年にウィスコンシン州ミシガン湖のほとりの現在の場所に移転し、広さも従来の2倍、45000平方フィートに拡張された。

 木活字博物館の母体は、1880年にJ. エドワード・ハミルトンが設立した木活字製造会社J.E. Hamilton Holly Wood Type Company。当時、家具などの木工品をつくっていたハミルトン氏が地元の要請で木活字をつくり、会社にしたのが始まり。ウィスコンシンの森にたくさんあった楓の木を使い、木活字を製造していたという。ハミルトンの木活字は価格が安かったのと、大都市に発注するよりも早く供給できたので、19世紀末に爆発的に売れたそう。

 博物館は、ハミルトン社があった場所に15年前に開館。木活字の製造にたずさわっていた元従業員や地元のボランティアたちによって運営されている。そうしたスタッフに支えられ、現在でも技術が受け継がれているのはすばらしいことだ。

 毎年、何千人という人が博物館を訪れ、見学だけでなく、木活字を使った活版印刷を実際に体験している。デザインを学ぶ生徒がタイポグラフィの勉強に訪れたり、アーティストが作品をつくったりすることもあるそうだ。ワークショップ、活版工房のレンタル、アーティストレジデンスも活発に行われ、現在では地域にとっても重要な施設となっている。

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Photo (C)Lester Public Library.


(連絡先)
Hamilton Wood Type & Printing Museum
1816 10th Street, Two Rivers, WI 54241
http://woodtype.org
冬期(11月1日〜4月30日)10:00-17:00 日月休み
夏期(5月1日〜10月31日)冬期の開館曜日・時間に加え、日曜日も13:00-17:00開館。ほか年末年始や国民の祝日は休館。
営業時間内なら自由に見学でき、午後にガイドツアーあり。公共の交通機関がない場所にあるので、移動には車が必要。
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by dezagen | 2015-04-13 21:29 | これ誰取材記事 | Comments(0)