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デザイン×ビジネス 最近のニュースから
編集宮後です。
少し前の『Wired』で、ビジネスとデザインの新しい関係について興味深い記事が載っていたので、一部引用してみます。

「多くの組織は、企業デザイン能力を補強する近道として、企業をまるごと買収している。そうしてこうした規模拡大は、なにも米国だけの現象ではない。噂によると、Barclaysは現在、ロンドンのデザイン人材にとって最大の雇用主となっているというし、シングテル(シンガポール・テレコム)は、シンガポールでデザインチームのために大規模なフロアを建設したという。自社の中枢機能にデザインを組み込むという点では、IBMが非常に積極的だ。」(『Wired』Vol.15 p.77より引用)

ほかにも、企業によるデザイン事務所の買収事例として、米CapitalOneによるAdaptive Pathの買収、FacebookによるHot Studioの買収、アクセンチュアによるFjordの買収事例が挙げられていました。つまり、企業が経営にデザインをとりいれるために、デザイン事務所に仕事を依頼するのではなく、デザイン事務所ごと買収して社内に取り込んでしまうという動きが活発になっているということです。

「そういう時代になったのか」と思っていたところ、また大きなニュースがありました。コンサル大手のマッキンゼーがLunarを買収したというニュースです。Lunarは、サンフランシスコ、シカゴ、ミュンヘン、香港にオフィスを構え、工学系、プロダクト、インターフェイス、グラフィックまで幅広い仕事を手がけ、過去30年間に数々のデザイン賞を受賞してきたデザイン事務所。 マッキンゼーがかかえる顧客の問題解決のためにLunarのデザイン力が活用されるそうです。アメリカのデザインビジネスメディアCo.Designによれば、今回の買収により、マッキンゼーは顧客へのデザイン提案が可能になり、Lunarはマッキンゼーの顧客と仕事をすることができるので、両社にとってメリットがあるとのこと。ほかにも、中国のコミュニケーショングループBlueFocusがYves Beharのfuseprojectを買収した話が紹介され、ビジネスにおけるデザインの重要性が増すにしたがって、このような買収が一般的になると書かれています。

日本ではまだそのようなニュースは聞きませんが、、今後十分起こりうることだと思います。世界的に見ると、デザインをとりまく状況が大きく変わりつつあることを感じます。
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by dezagen | 2015-05-18 23:25 | その他 | Comments(0)