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DesignTalks 03 「コスモテックの箔押しマスキングテープ制作裏話」トークイベント報告
編集宮後です。
もう1か月くらい経ってしまいましたが、10月13日に開催されたDesignTalks03の報告です。

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今回はお見せするサンプルが多いので、真ん中にテーブルを置き、その両脇から実物を見ていただけるような配置にしました。コスモテックさんから送っていただいたマスキングテープのサンプルを置き、それを見ながらのトークとなりました。
(コスモテックさんと小玉さんから参加者全員に箔押のサンプルをプレゼントしていただきました。ありがとうございます)

まず、青木さんと小玉さんが「ナスカの電子回路」を制作するに至った経緯から。「箔押を使ったマスキングテープが作れないか?」という発想からスタートし、電子回路の基盤を箔押で再現する実験がスタート。どのように印刷、箔押すれば再現できるのか、試行錯誤が繰り返されたそうです。箔を押した銅版のサイズは10cmちょっと。この幅で何回もリピートして箔を押していったとか。1巻作るのに何回箔押をしたのか考えただけで大変そう。1本5000円という価格になってしまったのもうなづけます。

制作工程も面白いんですが、作ったテープをどのように告知し、販売していくかという試行錯誤も興味深いものでした。基本的には青木さんと小玉さんの二人で相談をして決めていったそう。会議で検討したりしないので、決定も早い! 量販店で売って欲しいとか、クラウドファンディングで資金を集めないかといったようなお誘いもあったそうですが、「テープが欲しい方にダイレクトに届けたい」という熱い想いから、直接注文のみで販売することに。梱包や発送の手間を考えると大変そうですが、「自分たちで作って届ける」ことにこだわったそう。「どうしてもテープが欲しい」というお客様からの熱いメッセージに応えるべく、制作が進められ、無事に発送できたとのこと(その顛末はブログの取材記事をご覧ください)。

続く、第二弾は錦鯉が絡み合うように登っていくデザインのテープ「錦鯉スパイラル」。9月のTokyo Art Book Fairで告知され、このイベントで初めて現物がお披露目されました。金銀の箔押しと錦鯉というめでたい絵柄のテープです。すでにアジア方面で大変な話題になっているとか。聞けば、続く第三弾の構想もあるそうで、ラフデザインも特別に見せていただきました。

とどまるところを知らないお二人の熱い情熱。そしてそれを支える職人さんたち。難しい印刷加工に挑戦してもらうには職人さんとの信頼関係がとても重要。制作側の熱い気持ちがあって初めて、職人さんたちも「よし、やってやろう!」という気持ちになれるもの。ものづくりにおいては「どれだけ熱くなれるか」が大事だということに改めて気づいたトークイベントでした。
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by dezagen | 2016-11-15 07:32 | イベント | Comments(0)