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カテゴリ:プロダクト・パッケージ( 194 )
おめでたい紙 日本篇
ライター渡部です。

今はちょうど日本のお正月と、中華圏のお正月=春節(今年は2月14日)の間。
同じ新年を祝うにしても、かなり雰囲気は違う。
年賀状やお年玉袋に使われる「おめでたい雰囲気を作る紙」の違いについて知りたい!
となれば、竹尾さんだ!
と、宮後さんと一緒にお話を聞きに行ってきた。

「日本のお正月はむしろおごそかな感じが一般的でしょう。
和風な感じの紙が、お正月のお祝い感がありますね。
基本は白ですが、少し華やかさを増したい時は、パールのような光沢感、
ほんのりしたピンク色などが加わってもいいですね」
と、竹尾 販売促進本部
営業推進グループ マネージャー の青柳晃一氏。

見本の中では以下のような銘柄を上げてもらった。
(以下、文字をクリックすると、竹尾の詳細ページに飛びます)
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きらびき
リンク以外にもバリエーションあり

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新大礼紙 華

「色付きのものでは、マットで繊細な感じのぐびきや、
和紙のようなテクスチャーが感じられる新だん紙、
透かし模様の入った玉しきなどもいいと思います」

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ぐびき

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新だん紙

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玉しき

やはり和紙を感じさせるものが多いものの
日本は年賀状もお年玉袋もかなりバリエーション化している。

前回に紹介したもの以外でも、様々な種類があるので、
竹尾HPの検索で調べてみると楽しい。

http://www.takeo.co.jp/cgi-bin/site/mdse/search/index.php

中国篇と続く!
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by dezagen | 2010-01-26 21:56 | プロダクト・パッケージ
能率手帳 後編
前々回の続き。今回は、能率手帳の工夫あれこれについて。

手帳の要素として、JMAMに重要なポイントを聞いてみると、
まずは紙。
「鉛筆、ボールペン、万年筆など、どんな筆記具でも書きやすい平滑性、
裏写りしないこと、が重要です。
紙は表と裏で同じ感触にはなりませんが、極力表裏の差がないものにしています。
手帳を背広の内ポケットに入れる方も多く、コンパクトさが必要ですので、
薄い紙になっています」
紙は能率手帳専用で特注しているもの。

クリーム色の地色、オリーブグリーンの文字は
目に優しい色の組み合わせとして選ばれている。

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写真の下の紙は普通のOA用紙。色の違いが分かる。



「なぜ手帳は小口に色が付いて、角丸な処理なのだろう?」
と、常々不思議に思っていたのだが、こちらも即答。

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「小口の色は汚れ防止、紙の丸い処理は折れを防止します。
普及版の黒い色はメノウで磨き、能率手帳ゴールドの金色は、
金沢の24金の金箔を貼っています。
この金箔をぴっちりときれいに貼るのも高い技術が必要です」

手帳のデザインは、グラフィックデザインの分野と思っていたが、
話を聞いてみると、むしろプロダクトデザインの分野に近いようだ。
「塩ビの表紙に関しては、引っ張りや引き裂き、耐熱、耐寒など
JIS規格のテストを行い、耐久性の基準としています」

このカバーに関しては、目に見えない工夫も。
ビジネス手帳は1月始まりと4月始まりの2種ある。
冬と春でもしなやかさを同じにするため、
発売時期により塩ビの素材配合を微妙に変えているのだそうだ。

この他にも、様々な工夫があるのだが
ここでは書ききれないので、こちらのサイトを参照して欲しい。
http://www.jmam.co.jp/column/column02/1218329_1542.html

シリーズ全体で、毎年微調整され、新しい商品が出たり、
その都度デザイナーの手が必要になるが、
手帳のデザインになれた事務所に依頼することが多いという。
ノートでも書籍でもない、手帳ならではのマナーが求められるからだろう。

私自身もそうだが、デザイナーさんの中でも
自分の生活に合ったダイアリーになかなか出会えない、自分で作ってみたい、
という人は少なくない。
JMAMでは「法人社様向けに、日記欄のレイアウト、手帳用紙の変更などの
完全オリジナル手帳の企画・制作も承ります」とのこと。
プロの手を借りつつオリジナルの手帳を作る、というのも一つの方法では?
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by dezagen | 2010-01-07 17:17 | プロダクト・パッケージ
能率手帳 前編
ライター渡部千春のほうです。

新年となれば気になるのが、
昨今はダイアリーと言うのが普通なのか、ビジネス手帳というのか、
スケジュールをメモしておく、ハンディな秘書君である手帳。

手帳と言えば、能率手帳。
能率手帳、2009年で60周年だそうですよ、
これは行かないと行けないですよね?宮後さん、
というわけで、昨年末、二人揃って取材に行ってきたのだった。

まず前編は「能率手帳」についての概要を。

能率手帳を作っているのは、日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)
www.jmam.co.jp
コンサルタントなどの人材育成事業と、手帳などのビジネスツール事業が主で、
その比率は半々、とのこと。

1942年に母体となる社団法人日本能率協会  www.jma.or.jp  が創立され、
終戦後も戦後復興に向けて生産技術などどの講習会を行っていた。
その活動の中で生まれたのが、1949年に発売された能率手帳(写真下)だった。

ちなみに1949年生まれ、2009年が60周年といえば、
ユニクロ、セロテープ、セ・パ両リーグ制に紅白歌合戦。
1949年は、戦後日本が本格始動した年なのだろう。

能率手帳の最も画期的なところは、
日にちだけのダイアリーに時間目盛りを入れることで
「スケジュール管理」という意識を目に見える形にしたことだった。

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それまでは胸ポケットに入る程度の小さいメモ帳が主流だった中で、
当時の主な通信手段だったハガキサイズに合わせ、サイズを大きくした。
情報と通信は今でもビジネスの重要項目である。

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(以上写真3点提供:JMAM。
現在残っている一番古い59年のもの。
ハガキ写真との対比はあくまで目安)



このデザインは、当時日本能率協会の理事を務めていた大野巌氏のアイデアを下にしたもの。
当初は会員向けのノベルティだったものが、好評だったことから、
1951年に法人向け販売、58年に個人向け市販を始めた。

現在は様々なニーズに合わせ「能率手帳」「能率ダイアリー」と名が付くシリーズだけでも119種を揃える。
とはいえ、コンスタントに人気を保っているのはやはり、
一番最初に出た能率手帳を引き継ぐ
「能率手帳 普及版・小型版」(写真下左)と「能率手帳ゴールド」(同右)だという。

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どれだけ人気があるかというと、2008年(2009年用)で売れた数
手帳シリーズ全体で1430万冊、
売り上げ1位のベーシックな能率手帳だけで約100万冊。
大変なベストセラーである。

後編に続く
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by dezagen | 2010-01-06 16:54 | プロダクト・パッケージ
リモコンとiPhoneと老人と
ライターの渡部です。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしたいです。

と、めでたい雰囲気で始めておきながら
今回の『これ、誰がデザインしたの?』は、
『これ、誰がデザインしたのっ!』の、怒り編。

というほど怒っているわけではないのだが、
「リモコンのデザイン、どうにかして下さい」
と、シャープ、ソニー、パナソニック、東芝、日立その他もろもろ
家電メーカーにお願いしたい。

正月帰省をした、あるいは現在帰省中の読者の方の中にも
このような経験は多々あるかと思うが、
実家、地方都市、老人2名が住む家に帰ると、
自分より若いものならばやってくれるはずである問題、課題をふっかけられる。
蛍光灯を変えるとか、PCの分からないところを教えろとか、
テレビを録画およびDVDダビングするにはどうしたらいいのか、とか、
まあ、そのようなコトである。

で、そのような些細なことなら、どーんとお任せあれ
と思ったのだが、テレビを録画、が全然些細でなかった。
取説を見て、ボタンを押していけば、できるはずなのだ、
なのだが、ボタンと選択肢多すぎ……。

イギリスのスパイ番組をダビングするべく、
多分1時間くらい取説とリモコンと格闘し
やっとダビング成功!に行き着いた時には、
父は放映中の鉄道番組に現れた
猫の駅長たまちゃんを見て和んでおり、
もうダビングはどうでもいいらしい。

かくのごとく、リモコンでできる機能をほぼ放置している両親なのだが、
ワタクシのiPhoneを見せたところ、
電話は掛けるわ、ウェブサイトは見るわ、写真は撮るわ、
(割と、あくまでリモコンに比べて割と)サクサク使いこなす。

ってことは、iPhoneみたいなインターフェイスのリモコンにすればいいわけで、
実際、AppleのコンピュータとApple TV向けのRemoteというアプリもあるわけで、
あるいは、情報は画面に出てくるのであるから、マウスで操作できるんじゃないのか、
むやみにボタンばかりが並ぶリモコン、要らないんじゃないのか、
という疑問に応えてくれるデザインを期待中。
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by dezagen | 2010-01-03 05:01 | プロダクト・パッケージ