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カテゴリ:プロダクト・パッケージ( 194 )
インドネシア メダンに行って来ました。
ライター渡部のほうです。

先日、4日間(実質2日)でインドネシアのメダンというところに行って来ました。
インドネシア滞在中に、首都ジャカルタで自爆テロの事件があり、若干街中に警察や警備の人が増えたような気がしましたが、ジャカルタがジャワ島、メダンがスマトラ島、と島が異なるせいか、特に旅行に支障はなかったです。

さておき。
インドネシアは3回目なのですが、スーパーマーケットを見ても街の様子を見ても、消費者の好みや傾向が把握しづらい国です。

これまでのインドネシア滞在記。
2012年 ジョグジャカルタ
http://blog.excite.co.jp/dezagen/17984956/
http://blog.excite.co.jp/dezagen/17981562/

2013年 ジャカルタ
http://blog.excite.co.jp/dezagen/19855249/
http://blog.excite.co.jp/dezagen/19844541/
http://blog.excite.co.jp/dezagen/19844000/

どうもパッケージから情報を得て買ってるという感じがしない。
中身ありき、というか。多分、スーパーマーケットのような場でも「油買いに行くぞ。油だ。安いぞ。よし、買った」みたいな、その程度の情報で買ってそうな。

3回目にして分かったことと言えば、今回なんとなく傾向として、みんな緑が好きなんだな、というざっくりした印象のみ。ライターとしてダメだなあ。

街中の市場。
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屋台の色自体が緑。やや鈍めの若干茶色が混じったような緑と黄緑が目立ちます。
印刷屋?の壁色にもご注目。
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スーパーマーケット内、ナタデココ売り場。ここは完全に緑。
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ココナツ=緑、という印象のようです。
日本他だとココナツ=茶色のイメージが大きいけれど、ココヤシの成長過程から見ていると、緑ということになるのかも。
こちらは洗剤コーナー。
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洗剤系の商品には、洗浄効果の高いもの、あるいは基本的なものには緑もしくは青、香りなどの付加価値のあるものはピンク系、紫系が多い様子。

ちなみにこういうレトロな商品はどんどん減っているので、悲しい。
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衣料用洗剤。
ウェブサイトによると1928年から北スマトラにあるブランド。
http://www.teleponsoap.com/?Type=View%20Product&item=Telepon%20Bar%20Soap#
このパッケージも1928年から変わってないのかも。。と、するとあと12年で100年なので、是非このまま行って欲しいところです。

緑以外、カラフル好き、という傾向も。派手好きともちょっと違う。
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レインボーケーキ。色が違ったからと言って、味が違うんじゃないとは思う。
ゼリー多種。
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ここは撮り切れてませんが、透明、白、赤から緑、黒(濃い茶色)まであらゆる色のゼリーが揃っております。

ゼリー的なものの商品は本当に多い。ナタデココ含む。ゼラチン、寒天、タピオカなど、原料は様々なれど、ツルっ、ヌルっ(この言い方あんまりよくないか…)、加えて、モチっ、プリっとしたものが好き。
インドネシア、マレーシアは本当にゼリー的なものが多い。ゼリー好きの方は見逃せないことでしょう。私はそんなでもないけど。

上のゼリーの写真でお分かりになるかもしれませんが、インドネシアではカップヌードルなどの陳列が、上下、上下と置く傾向。スタルクの椅子(PRINCE AHA)みたい。

インドネシアでもパッケージにおける「牛」は気になるところ。
(どこかで書いたかと思うのですが、パッケージの中の動物、特に牛と鳥に注目し続けているのですが、なかなかまとまりません)
お菓子ではホルスタイン系牛。
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オランダ統治時代も長かったせいなのか乳牛のイメージは割と正確。

クッキーなどの焼き菓子を見ていると、インドネシアはやこういう焼き菓子もそうなのだけれど、パン、小麦粉の麺など小麦製品が意外と多い、というか年々増えているような印象。もともと米や芋系が主食で、小麦は輸入もの。こんなに増えていいのだろうか、と他国ながらなんとなく不安になるほどの小麦粉製品の量でした。

ちなみにスープに使ういわゆる「ビーフ」の絵は結構真顔で怖い。
参照
http://www.royco.co.id/Produk/Detail/287762/royco-bumbu-pelezat-serbaguna-rasa-sapi


今回、メダンを選んだ理由は、首都ジャカルタのあるジャワ島と、スマトラ島で売られている商品が違うのでは、という確認作業だったのですが、大手スーパーマーケットチェーンだと、売られている商品も大手メーカーのものが多く、あまり違いは見られず。市場や小さい商店などで控えめに売られているものは地元スマトラ産もありましたが、マレーシアやタイの物も多く(これはジャワ島でも同じ)すごく差があるという感じでもなかったのがちと惜しいところでした。

最後。余計情報。
魚スナックの絵がジャイアンに見えなくもない、トレードマーク(なの?)。
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by dezagen | 2016-01-18 01:42 | プロダクト・パッケージ
動物ビスケットの歴史
ライター渡部のほうです。

ずっと追いかけてリサーチしているのに、まとめていないテーマ(こういうものがいくつもある)の1つが「動物ビスケット」。

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(昔撮った写真、ブレブレだ…)

忘れないうちに概要を書き留めておくことにする。

量産され、一般的に市販される動物ビスケットが登場したのは、1900年前後のヨーロッパとアメリカから。

現在、歴史を公表しているもので代表的なものは

アメリカ Stauffer’s 1871年〜
http://www.stauffers.com/our-snacks/animal-crackers.html
http://www.stauffers.com/about-us/our-history
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アメリカ Nabisco (当時ナショナルビスケットカンパニー、現モンデリーズ・インターナショナル傘下) Barnum's Animals Crackers 1902年〜
http://www.snackworks.com/products/product-detail.aspx?product=4400001380
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後者は、当時米国を巡業しで人気を博していた「バーナム&ベイリーサーカス」からアイデアを得た商品。
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1897年頃のポスター。
サーカス(曲芸を見せる)、珍しい動物、畸形と、今からは考えられないような組み合わせだったりもするが、人々の好奇心をそそるものを次々とショウにして見せた。
19世紀半ばから1920年代まで流行した欧米の「エキゾチズム」がこのイベントにも反映されている。
ラクダ、ライオン、象、シマウマなど、アメリカ大陸およびヨーロッパにいない動物は、ほとんどは檻に入れられ「見世物」として人気を博した。
パッケージも「檻」に入っていることが特徴とされる。
現在出ているものは、動物側からの視線、つまり檻の柵は奥になっている。

動物ビスケットの普及の背景には
こうしたエキゾチシズムが1つ。
また、子供用商品の市場拡大も大きな理由である。
19世紀半ばより、「子供」を対象とした市場が発展する。
これに関してはまだリサーチ不足。

子供自身が消費者になる、子供という市場が生まれる、ことに関しては、
『子どもをめぐるデザインと近代』神野由紀著 世界思想社 2011年刊 が詳しいのだけれど、日本の話だけなので、欧米の事情について書かれた本がないのか、探し中。
『The Younger Generation』 Ellen Key著 1914年(『兒童の世紀』として1916年に邦訳が出ている)が参考になるのかも。未読。
どうも一冊でまとまっているようなものが見つけられない状況。

かなりざっくりしたまとめで言うと
工場による大量生産品が普及すると同時に、消費者である中間富裕層も増えている。
子供向けの本、子供向けの服など以外の商品にも波及。
動物の形をした食品は、子供も消費者になりうる、ことを証明した商品である。

と、言いたいものの、19世紀末から20世紀初頭のサーカスと動物のように、珍しい物を見たい大人向け、だとすれば、文脈が少し変わってきそうだ。

日本で動物ビスケットが始まったのはいつなのか、はっきりしない。
現在、様々な種類が出ているが、型のスタイルからして古そうなものは
カニヤ http://www.yin.or.jp/user/kaniya/seihin.htm#doubutu ただし現在は1トンからの受注生産のみ。
おそらく同じ型を使っていると思われる、
梶谷食品 http://www.kajitani-shokuhin.co.jp/product/index.html

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(こちらも昔撮った写真。ブレブレ…失敬)
別の会社なのに同じ形のビスケットなのはどうしてなのか?
以前問い合わせたところ、ビスケットメーカーは型屋から出来合いの型を買うことがあったから、同じ型のビスケットがあるのだろう、とのこと。今だとそれぞれのメーカーで固有の形になっているのが普通のような気がするのだけれど、ひょっとすると、今でも同じ型を購入した別会社のビスケットというのがあるのかも。

カニヤと梶谷食品の動物ビスケットは、こうもり、イノシシ、ハト、など童謡や童話から持ってきたモチーフがあることが特徴的。

ヨーロッパを中心に世界的に販売されているドイツのBahlsenバールセン社のZOOビスケット。 1966年に発売(来年で50周年)
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http://www.leibniz.de/produkte/zoo-original.html#/slide_1
動物がたくさんいるところ=zoo 動物園 という考え方。
今、この商品はZOO オリジナル、という名前に。
(ちなみにLEIBNIZ ライプニッツというブランドネームは、1889年創業のバールセン社が1891年哲学者のライプニッツにちなみ付けたビスケットの名前が、その後ブランドネームとなったもの、だそう)

シリーズ物はそれぞれ正確に何年発売かまだ調べてないが、ここ数年の間だと思われる。
Zoo Bauernhof (ZOO 農場)
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http://www.leibniz.de/produkte/zoo-bauernhof.html#/slide_1
オリジナルのウサギが鎮座しているのに対して、農場のウサギは飛び跳ねている、など、全体的に動きのある動物が描かれている。

Zoo Waldtiere (ZOO 森の動物)
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http://www.leibniz.de/produkte/waldtiere.html#/slide_1
Zoo Waldtiere (ZOO 森の動物)は現物をまだ見たことがないのだが、鹿やリス、キツネなど、本当にドイツの森の中にいる動物を扱っている。

バールセンに限らず、世界中で動物ビスケットは多く出されており、近年(大体10年くらい)の傾向として、童話に現れたり、動物園にいる珍しい動物よりも、農場やジャングルといった動物が自然に近い環境の中で描かれているものが多くなっている。
特に「ジャングル」ものは多く見られるが、どこのジャングル(南米なのか、アジア圏なのか、アフリカ圏なのか)など曖昧なものが多い。今後もっと細分化されていくのではないだろうか。

こうした動物ビスケットモチーフの自然化の背景には、動物の権利を考える発想がある。
動物の権利に関しては、1970年代から始まった動きだが、年々その考え方が広まっている。
今、子供を持ち、育てる世代が1970年以降に生まれ育ったことを考えると、
動物といえば動物園にいる動物、という考え方に拒絶感を持ってもおかしくはない。

現状大体ここまで。
まだまだ調べることは多そうだ。
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by dezagen | 2015-10-19 22:21 | プロダクト・パッケージ
ウィーンのBilla Corsoに行って来ました
ライター渡部のほうです。

以前、このブログで紹介した、オーストリアのスーパーマーケットチェーン Billa の高級ラインBilla Corso http://blog.excite.co.jp/dezagen/21578381/

この専門店がウィーンにあります。
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今年7月の旅で、マケドニアからの帰り、ウィーンに1泊してBilla Corsoを堪能してきました。
スーパーマーケットのBillaはオーストリア始め、チェコやブルガリアなど、主に中欧から東欧で店舗を展開しており、庶民的という点で、日本だとイオンみたいな感じ。

店舗はその中の高級ラインのBilla Corsoを中心に、一般的なものから高級価格帯の食品を中心としたスーパーマーケットになっています。

乾物はもちろん
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デザート
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生鮮品にも使われています。ちょっと乱れていて失敬。
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特徴的なイラストレーションを使って、吊り看板に使ったり、PR商品に使ったり。
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通常のBillaのプライベートブランド商品も並んでいます。下の右側がBilla、左側がBilla Corso。
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ヨーロッパのスーパーマーケットは、日本よりもプライベートブランドの展開が様々に行われているのですが、中でもこの奇抜なイラストを使ったBilla Corsoはかなりの個性派。
これだけイラストが大胆だと応用しにくいんじゃないかと思っていましたが、1回定着させることで、もう一部だけ見れば「Billa Corsoだ」と分かる。

日本はスーパーマーケットよりもコンビニのプライベートブランドが進んでいます。
今後どのように展開されるのか、楽しみです。
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by dezagen | 2015-09-11 03:22 | プロダクト・パッケージ
台湾 鳳梨田、パイナップルケーキのパッケージ
ライター渡部のほうです。
まだマケドニアの報告が終わってないけど、台湾ネタ。

7月29日〜5月3日まで台北で書籍デザイナーの取材をしてきた。
編集者、アートディレクター、コーディネーター、通訳、フォトグラファー、デザイナーの大所帯取材だっただけに、最終日はチーム別れるの寂しくなっちゃうほど。

4日目に、フォトグラファーの蘇景霈 (ス・チンペイ)君 
www.spacebarfilm.com/#!about/c10fk 
から「お土産です」と、パイナップルケーキをいただく。
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まあ、お洒落。
最近台湾で流行りの、パイナップルがそのまま入ってるザクザク系のパイナップルケーキ。(昔風のものは、冬瓜餡でいわゆるこしあん風)

なんと、実家がパイナップルケーキ屋さんで、このパッケージのデザインも蘇君が手がけたそうな(マルチタレントだな〜)。
とはいえ、フォトグラファーが片手間にやったという感じのしない、いいデザインなのだ。
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ベースは台湾の熟したパイナップルを思わせる、濃い目の黄色と、パイナップル(ちょっと銀杏に見えるけどね)のパターン。商品名をぐっと下に置いているのはかなり大胆なのだけれど、通常ギフトとして外装に入っているので、商品名はそれほど主張しなくてもいいという判断(のはず)。
すごくいいと思ったのは、賞味期限のスタンプを思い切って前面に持ってきたこと。
地の印刷と違うスタンプがアクセントになっているのと同時に、賞味期限をすぐ分かるところに置くことで商品のフレッシュさを印象付ける。
これはうまい。

こちらがご実家の鳳梨田 Pineapple Farmのサイト。
www.pineapplefarm.com.tw
小豆ケーキもおいしそう…。

台北だとそごう(太平洋SOGO忠孝館 台北市忠孝東路四段45號B2)にも入っているとのことなので、台北に小旅行に行かれる方は是非チェックを。
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by dezagen | 2015-08-04 02:43 | プロダクト・パッケージ
マケドニアの食品パッケージなど
ライター渡部のほうです。

マケドニアとウィーンに行って、今朝戻って来ました。
メインの目的は、
1)マケドニアの首都スコピエで50年前に作られた丹下健三の都市計画、その後を見ること。
2)オーストリアのスーパーマーケットBillaのプライベートブランド、高級ラインのBilla Corso http://blog.excite.co.jp/dezagen/21578381/ の専門店の偵察と商品の買い出し。

建築の話は内容が濃いので(まだ帰国したばかりで頭がボーッとしてるんで)後にするとして、まずはマケドニアで見たパッケージから。

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縦割りパイナップルをぎっちぎちに入れるとか、西瓜半分を袋に入れるとか、日本では見ないタイプの包装。これはいいような気がする。

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マッシュルーム型のシール。

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卵のパッケージ。目玉焼きがシズル写真というのが多かった。

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牛乳パックは青一色印刷。

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涼しそうなペンギンパッケージの飲料。同行の青野尚子さん(建築+アートのライターさん)が飲んだところ、レモン味だったそうです。

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スープのパッケージというか、商品が入っている箱の山積み。

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ハーブティーのパッケージはこの程度で良い、という例。

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薬っぽいパッケージのビスケット。日本でいうと多分グリコのビスコや森永マンナみたいなものだろうか。

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牧歌的な娘さんがパッケージにいるとつい買ってしまう。

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マケドニア(旧ユーゴスラビア/東欧)なので、こういうそっけないパッケージがもっとあるのかと期待していたが、意外になかった。

ちなみに、マケドニア自体小さい国なので、スーパーに並んでるものは、近隣の外国、トルコやクロアチア産あるいはバルカン半島向けに一括して作られた外国製のものが多いのです。

さておき。
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イタリアなんかでも見るSAMURAI爪楊枝。

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多分黒胡椒。上の値札の付け方も新しいな。

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目が踊っている。そんなに嫌なら食べなきゃいいだろうに。

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かと思うと、こしゃくに軽くウィンクを投げてくるHELLO TONI(右手前)、上のHAPPY COW、上の棚奥のHOPLAのシェフのおじさん。チーズ(など)コーナーは笑顔に満ちていた。むしろ何がそんなに嬉しいんだろうかと疑うほどの笑顔だ。特にTONI。

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マケドニアの人はウエハースが好きに違いない。
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一見普通のウエハースパッケージだが、よく見ると800g。
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ウエハースは当たり前すぎるので、別にパッケージの工夫は要らない、というわけか。

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こちらは個人商店。量り売り。チョコレートが割れて入ってるけど、これも量り売りなのですよ。

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市場も偵察。

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市場のハーブ専門店。手前の花のようなものは何に使うんだろう。

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乳製品量り売り。奥の黄色っぽいのはバターなんじゃないかと思うのだが、手作りバターだったら絶対おいしいだろうな、今、日本でバター入手しにくいしな、とか、本気で買うか悩んだ。

マケドニアの食品パッケージの最後。市場の蜂蜜屋さん。
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上の蜂蜜入れが、普通クマだと思うんだけど、どう見てもブタに見えるのだよな。それともこれがマケドニアのクマ観なのだろうか。気になるところだ。
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by dezagen | 2015-07-09 17:21 | プロダクト・パッケージ
シャンプー、コンディショナー、柔軟剤
ライター渡部のほうです。

このブログでもたびたび書いているような気がするのだけれど、ドラッグストアにおける女性向け妖艶デザインに違和感を覚えている。

シャンプー、コンディショナーの売り場に行くと8割から9割が、白地に花柄、とか、ピンク、紫、金で彩られたゴージャス系のパッケージで埋まっている。

男性が買えるヘアケア製品ってほとんどないんじゃない?と、学生に聞いてみたところ、
自宅から通っている学生は、まあそのまま違和感なく使っている様子。
「髪がさらっとして結構いいです」
そうなのか。そうか…。

一人暮らしの男子(というか成人男性だけど)では、紫ゴージャス系のシャンプー、コンディショナーの詰め替え用を買い、無印良品のボトルに詰め替える、という人も。
それ、パッケージの意味ないな。

昨今の柔軟剤も、アロマ押しで、かなり濃厚。厚化粧を重ねた熟女っぽい。
そろそろ揺り返しで、アロマなし、さっぱり系が出そうな気もしなくはないけど。

普通に、男性とか女性とか関係なく使える、適度な値段のものが欲しい、プリーズ。
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by dezagen | 2015-06-23 14:31 | プロダクト・パッケージ
香港 パッケージ その他
ライター渡部のほうです。

香港で見たパッケージなどの話。

新しいもの好きの香港ですが、実はスーパーマーケットの商品は日本ほど変化がないのです。
安くておいしい外食がいくらでもあって、自宅で料理しなくても全く問題ない土地。
街角の食堂やレストランは新しさを提供し、スーパーマーケットは基本的なものを買う場所、という位置付けのような気がします。

基本的なもの=定番もの=となると、昔ながらのパッケージが延々使われているケースが多い、ということでしょうか。前回のvitasoyのように特別版が突然出たりして、一慨には言えないのですが。
スーパーやドラッグストアで見た、レトロっぽいものをいくつか。

SESAMEと書いてあってイカの絵。胡麻味はしません。
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こちらはあえてレトロ風なパッケージ。胡麻団子とピーナツ団子。繁体字はきれいだなあ。
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昔から変わってないというか、箱、製品名、色とパターン、以上。みたいなミニマル具合がむしろ薬っぽさを醸している。
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昔っぽい!と思ったらムヒだっった。。
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今もよく分からない日本語が書いてあるパッケージは健在。「ちょっとの幸福」。お菓子のパッケージポエム集を出したくなりました。
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日本語も健在ですが、最近はハングルもよく出てきます。「바나나 우유」はバナナミルク。そのままでした。
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こんな感じであんまり変化が激しくないスーパーの中にあって、新商品が続々登場し、パッケージも変わりぐいぐい攻めているのが即席麺コーナー。

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こちらは香港日清のカップヌードル。フレーバーが多いのが特徴です。恐らく店員さん(あるいはお客さん?)が勝手に変えたのだと思いますが、一棚(段ボールの横を切っただけだけど)に同じ種類、ではなく混在させたことですごくおいしそうなシズルを醸しています。

パッケージじゃないけど。
金物などを売っているお店。外にはみ出した商品群のお陰で、この店が何を売っている店なのか分かる。
看板要らず。
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商店街の途中で突然古紙の塊に出会いました。テヨ・レミの家具みたい。
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と、思ったらミニミニ古紙プレス工場。香港はすごい小さいスペースに個人商店や工場があったり。香港という場所は歩いていて飽きないところです。
体力要るけどね。
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by dezagen | 2015-06-11 00:30 | プロダクト・パッケージ
香港 vitasoy のパッケージ
ライター渡部のほうです。

先週末は香港に行っておりました。

香港のスーパーマーケット商品の中で、とびきり良かったパッケージがこちら。
維他奶(vitasoy)という豆乳飲料の特別パッケージ。
ブリック型の紙パックの裏面全部を使って、アルファベット1文字か数字が印刷されています。
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3個パックだと分かりづらいのですが、上のポスターを見ると、アルファベット全部が揃っていることが分かります。

こちらはクッキー屋で見たvitasoyのモルト味。表ではなく裏面のほうを出して棚に並んでいました。
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好きなアルファベットや数字の商品を揃え、「CONGRATULATIONS」とか「U R NO1」とか名前とか、なんでもいいのですが、単語やフレーズを作ることができるしくみ。
ブリック型なので、積み重ねもでき、ちょっとしたディスプレーにもなります。

vitasoyは1940年から続く(戦争中はお休みしていたそうなので、本格始動は終戦後から)豆乳を中心に、飲料を出している会社。香港だけではなく、世界の中華系スーパーマーケットには必ず置いてある定番商品で、私もロンドン滞在中は飲んでおりました。

この特別パッケージを仕掛けたのは、これまでもvitasoyのキャンペーンを手がけてきた、クリエイティブエージェンシーDDB香港。以下のページが詳しいです。
http://ddblimelight.com/?p=7934#.VXcom2CzuGg
こちらの資料を見ると、アルファベットを選んで買える自販機も、5月16日から6月14日まで期間限定で香港島太古のコーンヒルプラザに設置されているとのこと。

カルチャー誌のMILKの表紙もvitasoy特別バージョンに。これ、一つ一つ剥がせるシールになってます。
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ペットボトルに押されブリック型の飲料は地味な存在となっていますが、ブリック型だからこそできるパッケージの楽しさもあるなあと実感しました。
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by dezagen | 2015-06-10 03:47 | プロダクト・パッケージ
福永紙工工場見学+コンペ開催
ライター渡部のほうです。

先日、大学の渡部ゼミで福永紙工の見学に行ってきました。

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ゼミ生に抜き型を見せ、解説する山田明良社長。

福永紙工といえば「かみの工作所」。
www.kaminokousakujo.jp

福永紙工の印刷、紙加工技術とデザイナーの発想で、テラダモケイ(デザイン:寺田尚樹 www.teradamokei.jp)や空気の器(デザイン:トラフ建築設計事務所 www.kamigu.jp/category/select/cid/359)など、これまでなかった新しい紙製品を発表しています。

特に得意なのは厚紙の抜き加工。
厚紙を抜く機械で、箱の抜きが出てきた、と思いきや、なんと1mmを切る厚さの段ボールでした。
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この薄い段ボールにオフセット印刷もでき、抜き、折り、箱加工も可能です。

機械さえ導入すれば工場のできることが変わるというものでもありません。
機械を使いこなし「加減」を理解する職人さんあってこそ。
例えばかみの工作所のカード「ミーーーラ」 
www.kamigu.jp/category/select/cid/357/pid/9420 は、包帯がぐるぐると巻かれたようなミイラの形。上からそっと剥がしていくと、細い包帯のように切り込まれた紙が細い紙片とな1本でペリペリとめくれていく、楽しいカードです。
これは2枚の紙を弱粘着で合わせて、そこに抜き型を当てて作ります。下の紙は抜けないように、上の紙だけ、しかも布のようなテクスチャーのある紙を抜くようにするのは高度な技術。

「うちは別に特別な機械を入れているわけでもないんですよね」と山田社長は言います。「でもそこをアイデアと工夫で何かできないかな、と試行錯誤しているわけです」
最近は社員の紙工ディレクター(この職業名は初めて聞きました。斬新)宮田泰地さんが中心になり、紙器研究所なるものを始めたとか。1枚の紙からどんな構造ができるか、プロトタイプを作りながら研究しているそうです。

工場が単に外部から受注を受けるのではなく、内部から発信していく。こうしたことはデザイン媒体の取材では多く目にしてきたことなのですが、では一般的かというとそうでもないのですね(この件については長くなりそうなので、いずれブログで書こうと思います)。
福永紙工さんのようにアイデアを積極的に受け入れていく、実行に移す企業は本当に希少で、そして魅力的です。

さて、そんな福永紙工さんの「かみの工作所」からお知らせ。
「ペーパーカード」デザインコンペ 2015 www.kaminokousakujo.jp/compe2015
「気持ちを伝える」というテーマに即し、平面の紙を立体にできるペーパーカードのデザイン提案を募集します。
エントリー期間は6月1日〜8月31日。
グランプリ1名 商品化+ロイヤリティ。 優秀賞2名 商品化+ロイヤリティ 審査員賞 10名 

重要なのは参加費 3000円が必要、ということです。
企業主催で有料のコンペは少しハードルが高くなるかもしれません。ですが、その分、本気で商品化を目指す人が募集対象とも受け取れます。
応募者限定の工場見学(7月3日と8月3日の2日、各40名)を行うのも、工場の技術をきちんと知ってもらった上で作品を作ってもらいたいという気持ちから。

結果はもちろんですが、この工場見学でどんな質問が飛び出すのか、すごく気になります。

福永紙工さんの工場に行って思ったのは、工場内がとてもきれいだということ。印刷会社はインクも出れば、断裁した時の紙の繊維も溜まって行きやすい、非常に汚れやすい場所なので、新品のシンクのようなというわけにはいかないものの、機械もパーツからきれいに磨かれていて、大事に使われていると感じました。

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by dezagen | 2015-05-29 10:00 | プロダクト・パッケージ
ブリュッセルで見たパッケージ
ライター 渡部のほうです。
ブリュッセルにいます(明日帰ります)。

アメリカではスーパーマーケットの商品の大きさ、多さにばかり目が行ってしまいましたが、さすがにヨーロッパはアメリカほどではないので、パッケージデザインの表現に目が行きます。

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どん!きのこ。
乾物類のパッケージ。と言われないと分かりにくいですが、これくらい直球なパッケージでもいいような、というか、かっこいい。

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売り場で小さい男の子が欲しそうにしていた、スプレー洗剤。
なるほど、おもちゃのガンっぽい。
洗剤は強さが売りなので。

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マシーンエイジな感じのマスタード。菱形のロゴは質実剛健な感じがします。
マスタードに質実剛健もないだろうけど。

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台湾の調味料にもあったのですが、ボトルの曲面を活かして顔を付けると、なんとなく愛着が湧くもの。
塩ですけどね。マトリョーシカ。でもって、オランダの塩でしたけど。

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しばらく私を悩ませている、世界のマヨネーズはガラス瓶か逆さまプラスチックボトル、チューブなのか、はたまた日本のやわらかポリエチレン容器がいずれ台頭するのか、問題。
ベルギー人はマヨネーズ好きらしく、マヨネーズの種類はびっくりするほど多かったのですが、圧倒的にガラス瓶。ライト、タルタル、他スパイスなどをミックスしたマヨネーズソースになると逆さまプラスチックボトルが多いようです。

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2人の中国娘。後ろの娘が前の娘の脇の下を抱えているように見えるのは、「おいしすぎて倒れちゃう」「だめだめ、しっかり」みたいな会話がなされているのでしょうか。
(写真が分かりにくいのでHP http://www.soubry.be/foodservice/beschuiten-bloem-nodig-soubry-en-anco-bieden-u-de-juiste-oplossing/soubry-chinese-mie のリンクです)

ベルギー、ブリュッセルに本社を置くDelhaizeは、東欧やインドネシアなどで展開している大手チェーンです。
ここはプライベートブランドのグラフィックが上手。
オーガニックラインや高級ラインなどいくつか(HPによれば6種)のバリエーションを揃えていますが、一番安い「365」というシリーズが一番いいような気がします(個人的主観)。
イラストレーションが明快で、分かりやすい。
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最初見たときは、白地が多すぎてびっくりしましたが、他の365商品も一緒に見て行くと、棚にあるざわついた商品群の中で白さとイラストレーションと丸ゴシックの書体(書体なんだろう…宮後さーん!)が引き立ちます。

これはちょっとガムに見えてしまったけど。
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タンポンです。
日本の生理用品にもこれくらいのあっさり加減が欲しいところです。

ブリュッセルのスーパーマーケット商品観察。以上です。
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by dezagen | 2015-04-28 04:32 | プロダクト・パッケージ