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カテゴリ:展覧会( 252 )
『デザインの解剖展』
ライター渡部のほうです。

本日、10月14日(金)から21_21 DESIGN SITEで『デザインの解剖展』が始まる。

自分も部分的に参加している展覧会、というのはなんだか紹介が難しい。

展覧会ディレクターは佐藤卓氏。これまでもキシリトールガムや写ルンですなどを対象とし「「デザインの解剖」のテーマを10年以上続けている。
プレスプレビューでの、佐藤氏(左から2番目)と岡崎智弘氏(中央)。
岡崎氏は展示の企画製作を担当し、佐藤氏と話し合いながら、展示の内容、工夫、参加アーティストの選択などを行った。
中野豪雄氏(左)の作品「ウェブサイトの解析」の前で。

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そもそも「デザインの解剖」とは何か?
入口入ってすぐ、佐藤氏からのメッセージが分かりやすい。

「デザインの解剖」とは、
①身近なものを
②デザインの視点で
③外側から内側に向かって
④細かく分析することで
⑤ものを通して世界を見る
⑥プロジェクトです。

今回の展示で「解剖」されたのは、明治の誠品、
きのこの山、明治ブルガリアヨーグルト、明治ミルクチョコレート、明治エッセルスーパーカップ、明治おいしい牛乳、
5種。

分析する「外側」の最も外側は商品名、だと、佐藤氏は言う。実物がなくても、名前が人々に認識され、語られ存在する。視覚的にはロゴマークとなる。そこからさらに内側へ向かっていくと、外観、パッケージのグラフィック要素や素材、内容物。さらにそれらを解剖していくと、分子レベルまで達する。

こちらは巨大ミルクチョコレート。
分子レベルまでは見えないものの、大きなチョコレートを分析の目で眺める。
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分析のテキストは柱状のボードに。各商品に付き約50強、5商品すべてで合計約300の項目に分かれ、解説。

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これを全部読んでいると多分1日が終わる。
ので、各柱には、このように要約が。
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先に、この展覧会に自分も部分的に参加、と書いたが、この中の明治ブルガリアヨーグルトのテキストを担当した。
商品のテキスト担当はそれぞれ以下の通り
きのこの山 高橋美礼
ミルクチョコレート 杉江あこ
明治ミルクチョコレート 神吉弘邦
明治おいしい牛乳 廣川淳哉
総合編集 下川一哉、杉江あこ
総合要約 土田貴宏

テキストと図版をまとめた書籍は11月半ばに刊行予定なので、会場ではここでしか見れない立体作品や、アーティストの参加作品を中心に楽しんで欲しい。

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ブルガリアヨーグルトのグラフィック要素を一つ一つ分解し、立体化したもの。
テキストを書いている時は、正にこんな風にバラバラにしながら分析を進めて行ったので、展覧会のプレビューで初めてこの作品を見て感動。

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私が一番傑作だと思ったもの。
チョコレートとクラッカーで出来ているきのこの山、をしめじ、えのき、エリンギ、椎茸で作った場合。
エリンギは食べにくそう。シメジをボロボロこぼしながら食べてみたい!!
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アーティスト参加作品の中で、ついつい遊んでしまっていたもの。
明治おいしい牛乳の「ロゴタイプの拡張」アーティスト 下浜臨太郎氏。
「おいしい」の文字部分を他のひらがなで作ったパーツを積み上げ、自分の好きな言葉で「〜の牛乳」ができあがる。
強い主張をしないおだやかなタイポグラフィーだが、言葉を変えても「おいしい牛乳」感がある。タイポグラフィーの力を実感する作品。

取りあげているものが本当に身近なものだけに、(例えばデヴィッド・ボウイ大回顧展みたいな)華々しさはないけれど、身近にあるものがこんなに面白いのか、と思ってもらえると嬉しい。
って、極力客観的に書こうと思ったのだが、やはり主観的になってしまった。皆様是非。





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by dezagen | 2016-10-14 08:57 | 展覧会
雑貨展
続けて編集宮後です。
21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「雑貨展」を見てきました。

暮らしの中にある「雑貨」をテーマに、デザイナーやスタイリスト、店主など12組がキュレーションする雑貨と、参加作家19組による多彩な雑貨観を展示した展覧会。「雑貨」というのは、何が雑貨で何は雑貨ではないのか、選ぶ人それぞれによって解釈が異なりそうなテーマです。それだけに一つの展覧会としてまとめるのは難しいと思いますが、見事に雑貨的な、「全部乗せ」の楽しさを表現したような展覧会になっていました。

参加作家が21組、出展者が12組。作家枠の方は、雑貨をテーマにした作品を制作して展示し、出展者枠の方は、ご自身が「雑貨的」と思うものを編集して展示しているという解釈でいいのでしょうか。以下の参加者クレジットだけでも相当な人数に及びます。

[参加作家]
青田真也、池田秀紀/伊藤菜衣子(暮らしかた冒険家)、WE MAKE CARPETS、川原真由美、国松 遥(Jamo Associates)、小島準矢(Superposition Inc.)、島本 塁/玄 宇民(CGM)、清水久和(S&O DESIGN)、シンプル組合&RONDADE、菅 俊一、D&DEPARTMENT、寺山紀彦(studio note)、野本哲平、萩原俊矢、藤城成貴、町田 忍、松野屋、三宅瑠人、フィリップ・ワイズベッカー

[出展者]
井出恭子(YAECA)、岡尾美代子、小林和人(Roundabout, OUTBOUND)、小林 恭・マナ(設計事務所ima)、たかはしよしこ(S/S/A/W)、平林奈緒美、ルーカス B.B.(PAPERSKY)、PUEBCO INC.、保里正人・享子(CINQ, SAML.WALTZ)、松場登美(群言堂)、南 貴之(alpha.co.ltd)、森岡督行(森岡書店)

[展覧会チーム]
展覧会ディレクター:深澤直人企画:井出幸亮/テキスト
熊谷彰博/コンセプトリサーチ
中安秀夫/コンテンツリサーチ
橋詰 宗/展示グラフィック会場構成デザイン:荒井心平(NAOTO FUKASAWA DESIGN)会場構成協力:五十嵐瑠衣ショップ監修:山田 遊(method)展覧会グラフィック:葛西 薫企画構成:前村達也(21_21 DESIGN SIGHT)


出展者ゾーンの会場写真はこちら。全部見せるとネタバレになるので、一部だけ。

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雑貨展の雑貨/展覧会企画チーム



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森岡督行さん(森岡書店)



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小林和人さん(Roundabout, OUTBOUND)



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平林奈緒美さん



展覧会全体で33組が出展しているので、バラエティ豊かな展示になることはおおよそ想像がつくのですが、それをどうまとめて一つの展覧会にするかというのは非常に編集的だと思いました。それぞれの作家が自由に表現しているように見えて、実は「誰に出展してもらうのか?」を決める時点で展覧会の着地点が決まっているのではないかと。

出展者を決めた時点で展覧会全体の内容が決まるというのは、取材先を決めた時点で雑誌全体の方向性が決まる雑誌編集の仕事にも似ていると思いました。だからこそ、雑誌やウェブサイトの編集をしている方々にもぜひ見ていただきたい展覧会なのです。

展示は、六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて6月5日まで開催。
http://www.2121designsight.jp/program/zakka/index.html
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by dezagen | 2016-05-08 22:53 | 展覧会 | Comments(0)
全国カレンダー展&全国カタログ展
編集宮後です。
1月13日から17日まで、ゲートシティ大崎で開催されていた「全国カレンダー展」「全国カタログ展」を見てきました。読んで字のごとく、企業や団体のカレンダーとカタログの中から優れた作品に与えられる賞で、印刷団体「日本印刷産業連合会」の主催で毎年開催されています。

カレンダー展は、第一部門(一般企業カレンダー。おもに配布用)、第二部門(販促カレンダー。企業が販促のために配布、販売するもの)、第三部門(出版されている販売用カレンダ−)、カタログ展は、第一部門(展覧会などの図録)、第二部門(商品カタログ、通販カタログ、企業案内、学校案内、PR誌、各種報告書など)に分かれ、部門ごとに受賞作品の現物が展示されます。普段あまり目にしない印刷物が見られるので、毎年楽しみにしています。

ゲートシティ大崎での展示風景。
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入選作はこちらにまとめてアップされています(画像なし、受賞タイトルのみ。PDF注意)

第67回全国カレンダー展の入選作
http://www.jfpi.or.jp/topics_images/tpc243_359.pdf

第57回全国カタログ展の入選作
http://www.jfpi.or.jp/topics_images/tpc239_353.pdf

私が興味あるのはカタログ展のほう。受賞した美術展の図録などがまとめて見られるので、テンションがあがります。今年も山田写真製版所の仕事が目立ちました。昨年受賞した『しかけ絵本の世界』も山田写真さんのお仕事。

会場では受賞作品をまとめた小冊子が置かれていました。ウェブでもPDFで公開していただけると、展示を見に行けない方もうれしいのでは?と思いましたが、関係者の皆様いかがでしょう? 展示は終了しましたが、毎年1月に表彰式と展覧会があるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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by dezagen | 2016-01-20 07:52 | 展覧会 | Comments(0)
世界のブックデザイン 2014-15[後編]
前編からの続きです。

私がひそかに珍本多発国と呼んでいるオランダから印象に残った本をご紹介。

都会で傷ついた鳥たちを手厚く処置し、再び自然に帰す保護施設に運び込まれた鳥を撮影した写真集。「なぜ、けがした鳥を撮影?」と思ったら、この施設でボランティアをしている写真家が撮影したのだとか。青い手袋をした保護員にかかえられた鳥が表紙。まさに治療中という感じのリアルな印象と、写真集としてのアート性がまざりあう不思議な本。

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『Vogels huilen niet klein --vogelled in de grote stad--』(鳥は啼かない 都会での鳥の苦しみ)
オランダ


タイトルどおり、オランダの堤防の写真をまとめた本。延々と堤防ばかり出てきます。おそらくオランダの土木建築関係者向けにつくられた専門書だと思うので、資料的価値の高い本ですが、門外漢から見るとかなりシュール。

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『Dutch Dikes / Dijken van Nederland』(オランダの堤防)
オランダ


こちらは中国の受賞作品。
毎年、「これでもか」というインパクトのある造本が多かったのですが、
落ち着いた感じの装幀が多かったのが意外でした。
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いろいろな職人の仕事を紹介した本。この本自体の造本もおもしろいのですが、華美な感じではなく、おちついたいいかんじに仕上がっています。

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『黟県百工』
中国


音楽家ルー・リードに関する文章の本。ぱっと見、ルー・リードの本って全然わからないくらい地味ですが、よくみると表紙に文字のエンボスが施されていたり、細かい配慮が感じされる本。


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『pass thru Fire』(パス スルー ファイア)
中国 


上海のブックデザイナーの作品を集めた本。表紙のタイトル文字(漢字)の横画を型抜きして、読ませることと、視覚的効果の両方を成立させています。

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『上海書籍設計師作品集』


最後に日本の造本装幀コンクールの受賞作から。

武蔵野美術大学 美術館・図書館のデジタルアーカイブをまとめた書籍。全5巻を1冊にまとめて、手製本した特装本だそう。

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『博物図譜とデジタルアーカイブ特装本』
日本 文部科学大臣賞、日本印刷産業連合会会長賞


まだまだ紹介したい本はありますが、現物をじかに見ていただければと思います。
展覧会情報はこちら。来年2月末までの開催です。

日時:2015年12月5日(土)~2016年2月28日(日) 月曜日休館
場所:印刷博物館(東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル)
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/151205/index.html

関連イベント:
トークショー「2015年造本装幀コンクール受賞者「受賞作」を語る」
2016年1月30日(土) 15:00~17:00

美篶堂による製本ワークショップ
2016年2月7日(日)10:10~12:40 中級「フランス装」
14:00~17:00 中級「B6各背上製ノート」


過去に書いた記事のリンクはこちら。

世界のブックデザイン2012-13
世界のブックデザイン2012-2013[続き]
世界のブックデザイン2011-12
世界のブックデザイン2010-11展
世界のブックデザイン2009-10
世界のブックデザイン2008-2009展[前編]
世界のブックデザイン2008-2009展[後編]
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by dezagen | 2015-12-11 07:14 | 展覧会 | Comments(2)
世界のブックデザイン 2014-15[前編]
編集宮後です。
毎年、開催を心待ちにしている展覧会「世界のブックデザイン2014-2015」を見てきました。
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/151205/index.html

今年で14回目をむかえ、「世界で最も美しい本コンクール2015」の受賞図書13点をはじめ、日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国と今回初めて紹介するデンマーク、計8カ国のコンクール入選図書、およそ200点を展示。現物を手にとって見ることができる、すばらしい展覧会です。

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世界各国で開催されているブックデザイン賞の受賞作品を集めて審査される「世界で最も美しい本コンクール」の受賞作品が入口のところに展示されています。

2015年度のグランプリ、金の活字賞の重作品はこちら。ファッション写真の写真集のような雑誌のような体裁のビジュアルブック。きわどい写真もある、アナーキーさが評価されたのかどうか、評価されたポイントが謎の一冊。

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『無題〈セプテンバー・マガジン〉 ポール・エリマン2013』
ベルギー 金の活字賞


こちらは日本からの受賞。光をあてて影から生まれる物語を楽しむポップアップ絵本。ポップアップ部分はレーザーカットで型抜きされ、すべて手製本でつくられているので、とても繊細です。はじめて見せてもらったときに感動して、大量生産できる形にリメイクした普及版を出版させていただきました。普及版では、ポップアップ部分の形状を変えて型抜きにしています。光と影の繊細な動きはこちらの動画をごらんください。http://www.silhouettebooks.jp/

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『モーション・シルエット』
日本 銅賞


同じ位置から水平線を撮影した写真をつなげた写真集。なんと各ページを、児童用の絵本のように張り合わせて製本しています。厚みが7cmくらいあって凶器になりそうなくらい重いですが、時間を忘れてながめていたいような本。2012部のみの限定生産で、1冊 数万円するとか。

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『New holizons』
オランダ 銅賞
212ページ


現実に存在しない動物を集めた本。本のつくりが立派で、イラストも緻密なので、本当にそういう動物がいそうな気にさせるのがポイント。本文組版も美しいです。

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『Ein unglaubliches Bestiarium』(本物の怪物 信じがたい動物寓話)
ドイツ


赤いフィルムをあてると、赤い絵の部分が消えて、水色の絵の部分が浮かびあがり、違うストーリーが楽しめる本。カラーフィルムをあてて読む本は昔からありますが、洗練された絵が印象的。児童書ですが、大人でも十分楽しめます。

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『Das magische Zauberlupenbuch』(魔法の虫めがねの本)
ドイツ


不朽の名作、レ・ミゼラブルを新鮮な造本で見せている本。小口側に著者の顔写真が印刷されていて、インパクトも十分。背は赤、白、青のフランス国旗をイメージ。

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『De elendige』(レ・ミゼラブル)
デンマーク

後編につづきます。
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by dezagen | 2015-12-11 07:13 | 展覧会 | Comments(0)
Nick Waplington 'Battleship Island 軍艦島'
ライター渡部のほうです。
今回かなりの強行スケジュールでロンドンに来た。
目的はこちら。

三宅由希子さんが新しくオープンしたアート/デザインのギャラリー「White Conduit Project」 http://www.whiteconduitprojects.uk  で行われている、
ニック・ワプリントンの軍艦島の写真展。

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ニック・ワプリントン Nick Waplington http://nickwaplington.co.uk は1991年に出た「Living Room」
http://www.amazon.co.jp/dp/0948797568/ref=cm_sw_r_tw_dp_AOopwb0K7YNDF
の掃除機で庭に持ち出し強引に遊んでいる子供の写真は、強烈な記憶として頭に残って離れない。

これが出世作で、以後フォトグラファーとしてコンスタントに写真集を発表し続けている。

今回のテーマは、日本人ならおなじみの、巨大廃墟「軍艦島」。
軍艦島の写真はいくつか見たことがあるけれど、概して巨大な廃墟、うち捨てられた場所というイメージを濃く出したものが多い。
ワプリントンの目線は、そうした廃墟のイメージよりも、古く朽ちた物のディテールに寄っている。
一部、どこかに残っていたのであろう手紙のような日記のようなものがあるけれど、わざとブレさせ、文章は読めないようになっている。
今まで見たもtのとは少し違う軍艦島を見た気がする。

見にくいとは思うけど、プレスリリース。
これも今週までなので、ロンドンにいる方は是非に。

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by dezagen | 2015-11-07 03:14 | 展覧会
アレキサンダー・ジラード展
ライター渡部のほうです。

今、ロンドンにおり、まだ6日の夕方なのですが、日本はすでに土曜日。
今日までやっている展覧会、是非是非時間のある方は、行ってみて欲しい。

アレキサンダー・ジラード展:
彼の独創的なビジョンが生み出した世界
2015年10月24日(土)~11月7日(土)  11:30~20:00
会場: ハーマンミラーストア  東京都千代田区丸の内2-1-1  丸の内MY PLAZA
http://www.hermanmiller.co.jp/content/hermanmiller/apac/ja_jp/home/emm/alexander-girard-an-uncommon-vision.html

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会場がハーマンミラーストアと、ミュージアムと違い狭いスペースなのだけれども、コンパクトながら充実の内容。
私自身、こんなにアレキサンダー・ジラードの、本物の作品を見たことがなかったのだけれど、日本できちんと紹介された機会ってあったんだろうか。。私が知らないだけかもしれないけれど、ハーマンミラーの家具、マハラムのファブリック、ヴィトラの小物(ピローやステーショナリーなど)、書籍、グラフィック

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ブラニフエアの印刷物、レストランの小物(テーブルクロス、テーブルウエアまでもやっていたとは!)、1960年代の実物の家具も。

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そして、人形(おなじみですな)
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(以上写真すべて:Daici Ano)

個人的にぐっと来たのは、60年代の家具と、今の家具を比較できたこと。
足の形が同じに見えて、触ってみると(一部触れる展示です)、今の家具はとてもなめらかに仕上げられている。金属加工の技術がこの約半世紀の間に随分進化したんだろうな、と思わせる。
工場見学したくなってしまった。

ジラードに関しては、調べれば調べるほど面白く、もっと書きたいところだけれど、本日までの展示なので、もう是非是非行って!のアピールということで、これくらいにしておこう。
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by dezagen | 2015-11-07 02:38 | 展覧会
print galleryの展示
編集宮後です。
白金高輪にあるprint galleryでBernd Kuchenbeiserの展示を見てきました。

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こちらのギャラリーは、もともとバーゼルでタイポグラフィを学び、デザイナーとして活動されてきた小泉均さんが開設したスペースで、現在は同じくバーゼルの卒業生である阿部宏史さんが運営されていらっしゃいます。白金高輪の商店街の奥にある小さなスペースですが、まだ日本に紹介されていないヨーロッパのデザイナーやタイポグラファーの作品を展示しているギャラリーです。いつも新鮮な作品を精力的に紹介してくださるので、たびたび足を運んでいました。「print」という名前のとおり、印刷物(ポスター、書籍、活版印刷物など)を中心に展示され、ご自身で企画された展示を中心に運営されているそうです。

10月3日から始まった「Bernd Kuchenbeiser: Black White Type Things」展は、ドイツ・ミュンヘンを拠点に活動するグラフィックデザイナー、ベルント・クーヘンハウザー(1969年生まれ)の書籍やポスターを展示した展覧会。クーヘンハウザー氏は、音楽レーベルECM、出版社ラース・ミュラー、文化交流期間ゲーテインスティテュート、アーティスト個人からの依頼を受け、幅広く活動するデザイナーで、「ドイツの美しい本」を数回にわたり受賞する実力派。

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今回は彼から直接送ってもらったというポスターや書籍を展示されており、それらの作品をまとめた新聞形式の小冊子「Black White Type Things」(上)も会場で販売されています。この冊子はドイツで印刷されて運ばれてきたそう。

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スイス系のタイポグラフィが好きな方ならきっと好きな感じの作品です。入口のポスター(上写真)もかっこいいんですよ。

展示は、11月15日(月)まで。
ギャラリーが開いているのは、土日の13:30〜20:00と金曜、月曜の15:00〜20:00で、入場は無料。
白金高輪駅から徒歩5分くらい。小さな商店街のちょっと脇に入ったところにあります。
行かれる前にウェブサイトで最新情報を確かめることをお勧めします。

print gallery tokyo
港区白銀台1-8-6 1F
http://www.printgallerytokyo.com/
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by dezagen | 2015-10-19 07:55 | 展覧会 | Comments(0)
PAPER MOVEMENT 紙が動く、心が動く展
編集宮後です。
久しぶりの投稿です。

9月25日から渋谷ヒカリエ8Fで、かみの工作所の新作展「PAPER MOVEMENT 紙が動く、心が動く展」が始まりました。

かみの工作所は、東京立川の福永紙工がディレクターの萩原修さんやデザイナーさんと一緒に紙の可能性を追求するプロジェクトで、9年前から数々の製品を自社で製造し、世に送り出してきました。

前回も同じ会場で「ゲーム」をテーマにした製品発表が行われましたが、今回のテーマは「紙が動く」です。「動く」というのは難しいテーマのように思えますが、参加されたデザイナー4組はそれぞれの視点から「動く」を解釈して、アプローチしていてとても興味深かったです。

展示入り口から順にご紹介すると

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POINT/長岡 勉|建築家

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原田 祐馬|アートディレクター/デザイナー

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村越 淳|プロダクトデザイナー

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switch design|プロダクトデザイナー

それぞれの作品コンセプトもうかがってきましたが、ネタばれになってしまうので、ぜひ会場で説明を読んでみてください。特に印象的だったのは、原田さんの作品(植木鉢のカバー)。水に溶けるインキを紙の植木鉢カバーに印刷し、カバーが水を吸うと美しい滲み模様が浮き上がるプロダクト。何種類もの紙やインキで滲み方を検証したそうで、その実験過程も展示されています。

会場では、今回の展示作品および過去の製品も販売されていますので、ぜひお気に入りを見つけてみてください(テラダモケイの本 第二弾も販売していただいております)。
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ただ製品を売るのではなく、デザイナーの考えを伝える活動してきたかみの工作所。10年近くも続いているのは、デザイナーと製造現場が一体となり、いつも新鮮な驚きを与えてくれるからなのかなと思いました。新しく始めるより、続けていくほうが難しいのですよね。何事も。

PAPER MOVEMENT 紙が動く、心が動く展
会場:渋谷ヒカリエ8F [8/CUBE1,2,3] 渋谷区渋谷2-21-1
日時:9月25日(金)~ 10月11日(日)11:00 ~ 20:00
※最終日のみ18:00閉場
http://www.kaminokousakujo.jp/news/2015/08/paper-movement.html
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by dezagen | 2015-09-26 21:11 | 展覧会 | Comments(0)
ミナ ペルホネンの展示会に行って来ました
ライター渡部のほうです。

今日は大学の4限終了後、大ダッシュでミナ ペルホネンの展示会に行って来ました。

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シックなインビテーションは菊地敦己さんのデザインです。
1番下の紙は皆川明さんからのメッセージ。次回春夏のテーマは「join」。モチーフの連続性、集合体を、作り手のスタッフや職人さん友人との繋がりに見立て、その思いを伝えるものとなっていました。

今回は大学のテキスタイルの先生、二本木聡子先生と、ミナ ペルホネンで働いている大学の卒業生に新しい商品のこと、一見見過ごしてしまいそうだけど、手の込んだ技術のこと、素材のことを聞きながら見る、というとても贅沢な展示会でした。

展示会の写真がなくてブログ読者の皆さんには申し分けないですが。。
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by dezagen | 2015-09-11 23:24 | 展覧会