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カテゴリ:グラフィック( 76 )
1wall 講評審査を見て
ライター渡部のほうです。

先の「1wall グランプリ 李漢強君」は、私的な感想で、客観性がなかったので、少し補足。
今回は、だ・である調。

今回の1 wall、
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_wall_gr_201402/gg_wall_gr_201402.html
グラフィックの第10回目に当たる回。

ひいき目をなくして見ると、ファイナリストの6人はそれぞれに面白い点があり、実際誰がグランプリを取ってもおかしくはなかった。

ウェブサイトの紹介順に
Aokidは、ダンス表現も重視しており、肉体の動きとグラフィックを繋げる試みを行っている。前回もファイナリストに選ばれていたとのことで、前回よりも「グラフィカルになった」と評されていた。
例えば(といって例えが古いが、ジャクソン・ポロックやイブ・クラインはアクシデント的なものから生まれた絵画だが、その行為を目にせず絵画のみ見ても十分面白く見れる。
Aokidはそんな印象を受ける。

寿司みどりは電車に乗りながら、人々をスケッチした紙を壁中に貼り、その紙の集合体が巨大な横顔に見えるような、全体に絵画というよりは、インスタレーション要素の大きいものとなっていた。1つ1つの画風はウェブでも見れる、若干漫画調なスタイルを取っているが、素地としてのデッサン力も伺える。
モデルを電車内で選んだため、動いたり、出ていったり入ってきたり、とモデルとして固定しているわけではない。その瞬間を捉える、繊細な作品である。

ナガタニサキは、気持ちのよい線を追求している。
かわいい女の子を描くのが好きだ、とプレゼンテーションで言っていたが、本人もかわいかった。
ここに審査員の長崎訓子氏が「若くてかわいいだけじゃ済まされなくなってくる時があるから」という言葉で、審査員と場内の軽い笑いを誘ったのだが、実はかなり意味のある言葉で、「女性がかわいい/きれいな女の子/女性を描くという使命」について、長崎氏は少し説明していた。
完全にメモしていたわけではないので、私の考えも少し付加させながら書くと、男性が女性=異性に対して憧れを持って描くのと、女性が女性=同性に対して現実の自分の性と向き合いながら描くことはかなり意味が違う。
長い歴史の中でほぼ常に、と言っていいほど女性は「描かれる存在」「見られる存在」だった。しかし、現在では女性が女性を描く。自分が自分を見る。そこに、憧れを入れることもあるのだろう。こうなりたい、という願望を入れることもあるだろう。だが、どうしても「男性が見るmuse」としての女性とは異なる女性像が出て来るはずである。
自身もかわいらしく(と本人は自覚していないかもしれないが)若いナガタニサキが、今後年を経て、描く女性と自分が体験する現実の女性とが徐々に乖離していく、その時、どうするのか。
この1wall展の中ではまだそれは表現しなくてよいことだが、それが見えているか見えていないかで、かなり差が出たと思う。
実際にナガタニサキは、今は気持ちのよい線を描きたい、という願望だけであり、その次を見越したビジョンはなかった。ナガタニサキの作品はイラストレーションとして、なんらかの挿絵として使うには非常に使いやすい、本人も言う通り気持ちのよいイラストである。
が、この1wallは1年後に展覧会を行うことが副賞として与えられる。もしただ同じようなイラストが並んでいるだけであれば、物足りない。そこがナガタニサキの弱さではないかと感じた。
今回の審査では、このやりとりが一番記憶に残っている。

山本歩美は文字をグラフィック化したもの。他多くのグラフィックデザイナー、アーティスト、イラストレーターも行っているので、手法としてはそれほど新しくなかったが、展示の作品は、ウェブのサンプルとはかなり異なるトーンの、どちらかといえば土臭い、というか、相撲力士の化粧廻しのようなどかーんとした勢いがあり、これは力強かった。

横山萌果はパターンの付いた形のピースを組み合わせ、形を作っていく。展示では「牛」に見えるようで見えないようで、見ようと思うと、すごく牛に見えてくる、という形の組み合わせを作っていた。
自身では、パズルという要素があったようだが、プレゼンテーションでもうまく説明できておらず、審査員とのやりとりは、(結局それがどういうパズルなのか分からなかったものの)聞いていて面白かった。それは横山萌果のある意味チャーミングさとも取れたし、出来た作品は、抜けがよく、気持ちよく並んでいた。

Lee Kan Kyo(李漢強)の作品は、前のポストで述べたように、アイドルの増殖をグラフィックで表したものである。なぜアイドルはひっきりなしによどみなくあふれ出てくるのだろうか。昨今のそれはまるで、工場生産されたかのように、素早くできあがってくる。しかも大量に。
我々はそれをテレビで見て、新聞で見て、中吊りで見て、youtubeで見て、あらゆるメディアで目にすることとなる。この複製感を李漢強は、アイドルのファンが買ってしまうような(しかもオフィシャルじゃない自前風な)缶バッジという方法で表現した。
画面の構成は黒字をバックにかなりギラギラしたものとなっているが、これはテレビのRGBを意識したものだという。

それぞれのファイナリストにそれぞれの良さがあった。
審査の最後の最後で山本歩美とLee Kan Kyoのどちらか、となった時、審査員が基準としているのは、彼らの1年後の展示が見たいか否かなのだろう、と感じた。

山本歩美とLee Kan Kyoは、言ってしまえば、他のファイナリストに比べて土臭い感じ、お洒落じゃない感じ、それだけに予想が付かない感じ、があったのだ。
しかもどちらも勢いと力強さがあった。

結果的にはLee Kan Kyoがグランプリになったが、山本歩美よりもさらに想像がつかないからであろう。山本歩美の若干のスマートさは、少し言葉を換えれば「スタイリッシュ」であり、安定した「スタイル」を感じさせる。次に出してくるものは予想が付かないが、ひょっとしたら、このスタイルを続けてしまうかもしれない。
期待をいい意味で裏切るパワーがあるかもしれない度、でLee Kan Kyoが選ばれたのだと思う。

それにしても、この「グラフィック」という切り口に、審査員の苦労を感じる。
もしプレゼンテーションを聞かず、見て気持ちよいもの、を選んでいたとしたら、ナガタニサキか横山萌果が選ばれたかもしれない。彼らの作品は、イラストとして広告などにも使いやすそうで、そんな意味でもいい。
この展覧会において審査基準というのは作りにくい。
誰が審査員で、その時みんながどんな気分で、どんなものを求めたか、それ次第で決まるのだろう。

1wallおよびひとつぼ展を経たアーティスト、デザイナーはその後もいい仕事をし続ける。不思議なコンペではある。
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by dezagen | 2014-03-10 23:28 | グラフィック
選挙ポスターのデザイン
編集宮後です。
明日は東京都知事選挙。ということで街に貼られている選挙ポスターのデザインのお話です。
有権者がなんとなく投票したくなるポスターのデザインってあるのだろうか?とつらつらを考えてみました。

まずポスターの大きさは決まっているので、顔写真、名前、スローガンなどをどのサイズでどう配置するかがデザインのカギになるわけです。要素はそれほど多くないので、とりあえず二者択一で考えてみます。

まず絶対に必要な要素は顔写真と名前ですね。顔写真がない候補者もたまにいらっしゃいますが、どんなに有名で知名度がある方でも顔写真がないと「この人に投票して大丈夫なのか?」という気持ちになります。なのでこれは必須。それぞれパーツごとに検証してみます。

[タテかヨコか]
全体的にはタテが多い気がします。なんとなく見慣れているほうに親近感を感じるので、ここはセオリーどおりがいいのかも。

[顔写真]
大きい/小さい:やはり大きいほうが自信や信頼感があるように見えます。
正面/横向き :正面のほうが力強い感じがしますが、真正面だとにらまれてるようでこわいです。ややななめくらいがよいかも。
配置位置   :名前が入る位置を考えると、名前が左側、顔が右側がよさそうです。顔が上、名前が下という配置もありますが、目線が左から右へ、上から下へ動くことを考えると、やはり左側に名前が来るのが一番おちつきそうです。

[名前]
文字の大きい/小さい:これも顔と同様に大きいほうがいいですね。
書体:明朝かゴシックかと言われたら、視認性の高いゴシックでしょうか。細いよりは太いほうが力強く、自信があるように見えます。
苗字と名前:難しい漢字などはひらがなにする例が多いですね。漢字4文字の名前を縦書きするとそれぞれの文字がかなり小さくなってしまうので、苗字を漢字ででっかく入れて、その下に名前をひらがなにして小さく入れるのが一番目立つと思います。大きくしすぎると品格がなくなって、スーパーのチラシみたいになってしまうので、ほどほどのバランスで。

[背景]
顔と名前以外のスペースをどうするか、これもなやましいですね。よくあるのは顔の背景は白、名前のところだけ色を引くパターン。王道のデザインですね。色わけしな場合は背景は白地か、色をひくのがよさそう。背景の余白部分が少ない場合は、赤などのビビッドな色をもってくるのも目立つので効果的です。目立つからと言って、赤い地色に黒文字とか、特定のイデオロギーを連想させる配色は避けたほうが無難。

[印刷]
案外、おろそかにされがち。肌の色が青白くなってしまったり、黒くくすんでしまうと、「この人に任せて大丈夫か?」という頼りない気持ちになってしまうので、やはり血色よく、元気に見えるように印刷してほしいですね。時間がなくて色校とらずに刷ってしまった的なポスターもたまにあります。ここはひとつ、某大手化粧品メーカーの広告や有名タレントの写真集の印刷で鍛えられている神業製版担当者にお願いするとか。写真の仕上がりはかなり影響大だと思います。

まとめると、選挙ポスターデザインのキモは、
・全体的に奇をてらったことはせず、オーソドックスに
・信頼感、安心感、自信を感じさせるデザイン
といったところでしょうか。

てなことをつらつら書いていたらこんな本を発見。
有権者に伝わる!選挙ポスター
著者は田中一光デザイン室のOBの方。すごく気になります。
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by dezagen | 2014-02-07 07:10 | グラフィック | Comments(0)
台北、街の味なもの
ライター渡部のほうです。

本当はブログなんて書いている場合ではない、ライター渡部のほうです。
自宅パソコンの左側には未処理のファイルを置いておくのが、段々パソコンの大きさを超してきていて、猛烈焦っている渡部のほうです。
どの仕事を優先すればいいのか分からず、ぽかーんとしたまま、起きてからすでに1時間経っている渡部のほうです。
ああ、どうしよう。

とりあえず、原稿はこの直後に書くとして、台北で見つけた「味な物」。

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facebookのほうに上げたりしていたのだけれど、何度見てもこの文字はいい。
最初、「壬木春」と読んで、ああ「木春」じゃなくて「椿」か、すごい文字だな、と思って側面を見てみたら、もっとオツな文字だった。

成の字って「戈(ほこづくり)」だったのか、そうか(小学校4年生レベル)。
炭の中の「火」が傾いでいるせいで、なんだか人の顔に見えてくるし(ちょっと怒ってる顔ね)。
えーっと横棒と縦棒が同じ太さの場合は横棒のほうがやや太って見えるので、少し細めにするのだったっけ、というか、楷書だと縦棒が太くなるんだったか、あれ?
本当にこのパーツのつながりでよいのか、中国語辞典や、国語事典を見直したり、書き順サイトを見たりさせられられる。

のだが、結局のところ、この文字はノールールなのだろうな。
手描きかと思ったのだが、水平垂直の文字は定規で引いたように真っ直ぐだし、よく見るとMADE IN INDONESIAと書いてあるが、インドネシアの人が見よう見まねで書いたのだろうか、それにしては上手い。
どうやったらこの文字が作れるのか、このフォントがあるのなら欲しいところだ。

実際、この段ボールが欲しかったのだが、所有者が見当たらず、中の炭ごと持って行ったら犯罪なので、写真だけになってしまった。悔しい。

一応会社のHPがあった。
www.charcoal.com.tw
このサイトも写真がなんとも臨場感があっていい。

も1つ、
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改造車、とまでは言わないか。
木箱を足下に置いたバイク。
木箱の手作り感いいなあ。
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by dezagen | 2014-01-19 08:58 | グラフィック
キャラクターを使えばいいってもんでもない
ライター渡部のほうです。

政治・政党に関して何か言えと言われても、何とも答えられない私(どこの政党に期待を込めても結局ぽんやりふんわりと分からない方向へと向かってしまうのでどこかの政党に対して何か言うということが意味がない)なのだが、政党が出してくるポスターに関しては、ちょっと言えるかもしれない。

そもそもが、うちの帰り道にどうしたって目につくところにあるこのポスターがイヤ。

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日本共産党のポスター。

なぜイヤなのか、そもそも「これ、誰がデザインしたの?」のブログに書く必要あるのかな、と思いつつ、しばらく経っているのだけれど、時間が経っても見慣れないし、やっぱりなんかイヤなのだ。

このキャラクター、何?この昔のPTAおばさんみたいな、やたら怒りそうな女性キャラ。
と思ったら共産党のサイトにキャラクター解説があった。
http://www.jcp.or.jp/kakusan/charactor/
雇用のヨーコさんというらしい。
サイトの解説によれば「数々の職場をさすらってきた(中略)自称25歳」
自称にしろ公称にしろ、25歳というと、大卒で3年、高卒で7年くらいの職歴があることになるだろうか。
高卒であれば、数々の職場をさすらってきたかもしれないな。
とはいえ、なんとなく曖昧なキャラだ。

そもそもこのポスターを見た時点で、このキャラクター知っている人もそう多いとは思えず、ただイラストとして「怒れる女性」を描いただけのように見える。

このキャラクターの使い方があまりにも安易なのがイヤ。
端のとがったざーますメガネを掛けた女性というのは、漫画の記号上、キーキーなんでもうるさく言う人、というイメージ(その実、私がそういうメガネをしてるんだけど)(それがイヤの原因かもしれない)。
左のポスターには「ブラック企業に“倍返し”よ」。今年の流行語大賞でしたっけ…。

「ブラック企業」という俗称があって、なんとなくやかましそうな女性キャラを貼り付けて、流行語を差し込んで、はい一丁上がり。
そんなポスターにしか見えないわけです。

中の人、って言い方はないか、日本共産党の党員写真も出ているけれど、この人達の生の言葉でもなく、リアルさがまったくないポスター。
これがスナックの広告だったらいいとは思うんだけど。
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by dezagen | 2013-12-26 09:28 | グラフィック
グッドデザイン賞2013年度 受賞結果
編集宮後です。
たまにはデザイン記者らしいレポートをということで
10月1日(デザインの日)にミッドタウンで行われた
グッドデザイン賞2013の記者発表に行ってきました。

2013年度は、3400件の審査対象の中から、
66名の審査委員によって1212件が受賞。
その中からグッドデザイン大賞の候補10件、
各賞の候補となる「グッドデザイン・ベスト100」を選出。
ウェブサイトで受賞作品を見ることができます。

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http://www.g-mark.org/award/

また、10月30日から11月4日まで、東京ミッドタウンで
「グッドデザインエキシビション2013」を開催。
受賞対象が展示されるそうです。
大賞ほか各賞は11月7日に発表されるとのこと。

報告しといたほうがいいと思うのは、2020年の
東京オリンピックに向けた取り組みが発表されたこと。

報道に配布された資料によれば、
「公益財団法人日本デザイン振興会は、2020年オリンピック、
パラリンピック競技大会の開催都市が東京に決定したことをうけ、
デザインにおける横断的な取り組みを目的に『2020東京大会の
デザインを考えるプラットフォーム』を10月1日に発足しました」
とのこと。

具体的なメンバーは明記されていなかったけど、
日本グラフィックデザイナー協会、日本インダストリアルデザイナー協会、
日本サインデザイン協会などのデザイナー団体や主要大学と連携をはかり、
デザインの進め方や決め方などの仕組みづくりを中心に検討を進めるそう。

個人的にはサイン計画と制定書体が気になります。
今後の動きに注目です。

(おまけ)
10月1〜17日まで、東京ミッドタウン デザインハブで
「見つけよう。新しい暮らしの定番。
 グッドデザイン・ロングライフデザイン展」が開催中。
Gマークのロングライフデザイン賞候補作品が展示されています。
「これ、誰がデザインしたの?」でも取材したセロテープ、オーバンド、
三菱鉛筆のUni、トンボ鉛筆のMONO消しゴムなどもノミネート。
これ誰ファンの方々は必見ですよ〜。
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by dezagen | 2013-10-02 07:54 | グラフィック | Comments(0)
サッカー中継とHonda CM「負けるもんか(プロダクト)篇」
ライター渡部のほうです。

先日のサッカー代表、ウルグアイ戦、は、書き起こし作業中であったので致し方なくテレビを消音にして、流し見していた。
(こういう仕事の仕方をしてはいけません。なぜなら結局は気が散って集中できないから)

サッカー中継を解説、音声なしで見ていると、ものすごく目が疲れる。
ピッチ上11人+11人が、バラバラに動いている(戦術上バラバラではないんだろうが)。
目が個々の選手を俯瞰して見ようとするので、とても疲れる。

そんな中で、ホンダのCMがすーっと目に入ってきた。
すーっと、というのは、こ映像の目線が一定だったからで、ほぼ真ん中一直線で左側に進んでいく。
歴代の名車を並べたもので、古いものから、新しいものに進んでいく。

Honda CM「負けるもんか(プロダクト)篇」



このCMのチョイスは非常にうまいと思った。
ハーフタイムは見ている側にも休憩の時間である。
気が高揚しているところを沈めるような映像を流すことで、印象を強くする。

同じ効果として、過去、ユニクロの出て来る人の喋り以外ほとんど無音、カメラも固定のCMがあって、あれも、がちゃがちゃと情報の多いテレビの中で非常に目立ったものである。

私自身このホンダのCMを見たのは初めてだったのだが、去年の4月に公開されたもの。
1年以上昔のCMを使うというのも昨今珍しいが、それだけ効果があるということだろう。
ただ、ナレーション付きで見直してみたが、メッセージ性はかなり強い広告なので、
何度もやってしまうと見ている人が疲れそうだ。
ここぞ、という時に出す、決め打ちの玉なのだな。

意外な時に、そこに来るの?と言えば、遠藤(サッカー選手ね)。
遠藤にはもう少し頑張って欲しいところだ。
昨日までの自分を超えろ。
昨日までのホンダを超えろ。
がんばれ、遠藤。
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by dezagen | 2013-08-17 08:10 | グラフィック
鈴木康広×福永紙工
編集宮後です。
しばらくぶりですみません。

今日はアーティスト鈴木康広さんと福永紙工さんの
コラボレーション製品のご紹介から。

「まばたきの葉」「ファスナーの舟」など
日常の風景を意外な視点から切り取るアーティスト鈴木さん。
鈴木さんが以前からつくっているパラパラ漫画がすごく好きで
いつか製品にしたいと思い、福永紙工さんをご紹介させていただきました。

その後、おまかせしていたんですが、福永紙工さんから
「あれ、製品化しますよ!」といううれしいお知らせが。

恵比寿の写真美術館で開催されていた映像イベントにあわせて
第一弾の製品「MABATAKI NOTE」が発売され、
順次アイテムが追加されてきました。

その追加アイテムがこちらの5製品。

パラパラハウス、パラパラハウス・ボックス
パラパラハウス・ボックスは、
パラパラハウス6冊が入る家型の箱です。
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ポストカード
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紙の葉
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クリアファイル
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コンセプトはこちらのウェブサイトをご欄ください。
鈴木さんのスケッチも素敵です。
http://www.fukunaga-print.co.jp/suzukiyasuhiro/

金沢21世紀美術館ミュージアムショップで4月21日まで、
六本木AXIS 2Fのショップ「リビングモチーフ」でゴールデンウィークまで
製品の展示と販売が行われているそうです。

今回の製品は「かみの工作所」とは別ラインで発表され、
プロジェクト名も「鈴木康広×福永紙工」と全部漢字です。

こういうアートプロジェクトを一般の会社で通そうとするとき、
「この作品、素敵」という感覚を共有するのがすごくむずかしい。
「作者の知名度や実績は?」とか、
「類書はどのくらい売れてるんですか?」っていう話になっちゃう。
みなさんも経験あるのでは?

そういうことをいっさいお伝えしなくても、
感覚を共有でき、「やりましょう」と判断してくださった
福永紙工さんには本当に頭がさがるおもいです。

製品には随所に福永紙工さんが得意の加工技術がちりばめられています。
ぜひ店頭で現物をさわって感じていただきたい一品です。
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by dezagen | 2013-04-15 07:20 | グラフィック | Comments(0)
オーストリアらしい文字
ライター渡部のほうです。

こういう文字を見ると、オーストリア(というかドイツ語圏)に来たな、という感じがする。

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Stiegl www.stiegl.at は記録に残る限り1492年(!)から続くオーストリアの老舗ビール会社。
堂々としてていいなあ。
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by dezagen | 2013-03-30 03:38 | グラフィック
ブエノスアイレス雑記4 アルゼンチンのブルー
ライター渡部のほうです。

ブエノスアイレスの雑記もこれでおしまいにしよう。
もういい加減ラテン気分も抜けてきたことだし(時差ボケはまだ治らない。さすが地球の裏側。フライト30時間)。

ブエノスアイレスで見たブルーについて。
アルゼンチンは国旗が水色。
町中でもブルー系を多く見た。

スーパーマーケット内、ほうきなどのコーナー。
プラスチック製品は国や地域でよく使われる色というのがある(日本だと薄めの水色とピンク、台湾だと緑と臙脂がかったピンクなど)。
洗濯ばさみやバケツなどの洗濯・掃除用品、梱包用の紐、歯ブラシなどにその土地の固有色が出やすい。
聞きかじっただけだが、プラスチックが大量生産され始めた戦後、その土地土地で一番安く使える染料・顔料で作り始めたので、固有色ができあがった、とか。
アルゼンチンは珍しく、様々な色が使われていた。
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が、強いて言えば濃い赤と濃いブルーが固有色のよう。

揃うところに行くと、
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国旗と同じ水色が並ぶ。
同じと言っても、完璧同じなわけではないけれど、似た系統。

国旗の色について、国別国旗説明サイトがあった。
http://flagspot.net/flags/country.html
これによれば、アルゼンチンの国旗のブルーはPantone284。

街に転がってるブルーもPantoneのiPhone appで計ってくればよかった…。
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アルゼンチンと言えばサッカー。
滞在していた地区のサッカーチームSan Telmoのチームカラーもブルー。
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それにしても上手かったな。3部なのに。ガード下なのに。
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by dezagen | 2013-03-05 12:54 | グラフィック
まばたきノート
編集宮後です。
恵比寿の東京都写真美術館「第五回恵比寿映像祭」で
作品を展示中のアーティスト、鈴木康広さん。

まばたきする葉やファスナーの船など、
日常のちょっとした風景を新しい視点で見せてくれる
作品を発表しているアーティストです。
http://www.mabataki.com/

その鈴木さんがツバメノート、福永紙工と
ノートをつくっているとうかがったので
早速送っていただきました。

鈴木さんは10年以上もツバメノートを使い続けている
かなりのヘビーユーザーだとか。今回はそんな鈴木さんの
ツバメノート愛が実り、「まばたきノート」という
オリジナル商品ができたそうです。

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見た目はツバメノートですが、中を開くと
所々に鈴木さんのスケッチが印刷されていたり、
背のテープがグレーだったり(通常製品では黒)、
細かなところがオリジナル仕様になっています。

ノートのアートディレクションは有山達也さん、
印刷は福永紙工、製本がツバメノートという
スタッフで制作されました。

現在は、東京都写真美術館 ミュージアムショップの
「ナディッフ バイテン」で2月24日まで限定販売され、
4月以降は全国のミュージアムショップで販売できるよう
準備中とのことです。詳しいお問い合わせは、
福永紙工 info [アットマーク] fukunaga-print.co.jp へどうぞ。
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by dezagen | 2013-02-14 17:24 | グラフィック | Comments(0)