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カテゴリ:イベント( 138 )
大日本タイポ組合×TYPOGRAPHY編集部のイベント

編集宮後のほうです。
下北沢の書店B&Bで大日本タイポ組合さんとトークイベントをしてきました。

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大日本タイポ組合×TYPOGRAPHY編集部 presents
「みんなで語ろう! タイポグラフィよもやまトーク」
『TYPOGRAPHY 06』刊行記念
11月20日(木)20:00〜22:00

自分で企画したイベントのレポートを自分で書くのも変なんですが、防備録としてアップしておきます。

私が編集をしている雑誌『TYPOGRAPHY』の発売と大日本タイポ組合さんが編集長として統括する
文字サイト「type.center」のローンチにあわせて、イベントを開催させていただきました。

文字シーンを伝える立場からメディアの舞台裏をお話するという、はじめての試みでしたが、興味を持ってくださった方が多くてよかったです。

前半1時間は『TYPOGRAPHY』の制作舞台裏話。創刊の経緯や雑誌のコンセプトをちゃんとお話すればよかったと反省。それらについては、こちらの記事にまとめていただいているので、ご覧ください。
http://type.gs/fonts/interview_typography.html

普段あまりお見せする機会のない、原寸大のラフから台割に落とし込んでいくプロセスや色校正のとりかたなどをスライドで紹介しました。今号(06号)はカバーの白地を最小アミ点で出すのが難しく、デジコンで再校正をとった話など、紙媒体ならではの話も。

雑誌のロゴ「TYPOGRAPHY」を2行から1行にした理由では、日本語では「タイポ-グラフィ」で切りがちだけど、英語では「TY-POG-RA-PHY」の音節で切れるため、改行せずに1行にした話をしました(音節の位置を間違えて伝えていたので訂正します)。

特集記事の紹介では、記事を担当してくれたTypeCacheのお二人にも加わっていただき、おすすめフォントについて語っていただきました。

ここで10分休憩をはさんで後半へ。文字サイト「type.center」の運営やサイト構築について。
サイトデザインとテクニカルパートを担当するタイプ・センター管理組合のお二人も加わり、具体的なお話が聞けました。

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type.centerというドメインがそのままサイト名になっていることや、アイコンを画像表示ではなくテキスト表示していることなど、制作サイドから具体的なお話が聞けたのがよかったです。

最後20分は、海外の文字カンファレンスの様子を写真で紹介。2012年 香港と2014年 バルセロナのATypI(国際タイポグラフィ協会のカンファレンス)についてお伝えしました。

会場から良い質問をはさんでいただいたり、学生さんも聞きにきてくれたりして、会場の雰囲気もとてもよかったと思います。かなり盛りだくさんだったので、一つ一つを掘り下げきれなかったところもありますが、聞きに来てくださった方の心にひっかかった話題があれば幸いです。「これについてもっと詳しく聞きたかった」などのご意見ご感想がありましたらぜひお寄せください。別の機会にまた企画したいと思います。
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by dezagen | 2014-11-21 07:17 | イベント | Comments(0)
ジョン・ワーウィッカー氏来校
こんにちは。
ライター渡部のほうです。
またもやブログ久々。
最近学校の仕事ばかりしているので、思い切って学校の話を。

先日の土曜日、11月15日(土)、
ワタクシの勤める東京造形大学の客員教授、ジョン・ワーウィッカー氏 www.johnwarwicker.com が来校し、講義の講評を行いました。

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「デジタルスキル演習」(講師:廣中幸司 www.tebito.jp )という授業に入ってもらい、学生のモーショングラフィックス課題作品を見てもらいました。

ワーウィッカー氏、最初は椅子に座って見ていたんですが
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段々熱が入ってきて、気がついたらスクリーンのそばに。
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「ここの白い線が気になる」
「ここまでは手書きの雰囲気だったのに、最後デジタル処理っぽくなっていてトーンが変わった。残念」
「全部見せればいいというものじゃない」
「長すぎる。2フレーム削るといい」
などなど、シャープなご意見。
(しかし1秒30フレームの2フレームって、またすごい細かさだなあ)

ワーウィッカー氏が参加するクリエイティブチームのtomato www.tomato.co.uk が「今までないデザインを作る」と話題になったのが90年代。
日本人に馴染みのあるテレビ朝日のロゴ www.tv-asahi.co.jp/vi/flash_content が発表されたのが2003年。

中年の私にとってはスター様なのですが、現在の学生(90年代生まれ)にはちょっと分からなかった様子で、最初「トマト知ってる人ー」と挙手させたら、全体の1/5か1/4かくらい。
(それに対してワーウィッカー氏「what's wrong with you?!」。笑ってましたが、一応)
そんな感じでスタートしたのですが、ワーウィッカー氏の鋭い、かつ丁寧な講評が進むうち、学生も増えていき、前のめりに。
やはりオーラのある人でした。
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by dezagen | 2014-11-18 11:55 | イベント
ウニッコ50周年
編集宮後です。
もう終わってしまったんですが、11月3日まで和菓子店HIGASHIYA GINZAでマリメッコのイベントが開催されていました。テキスタイルメーカー「マリメッコ」を象徴するデザイン「ウニッコ」が50周年を迎えたということで、ウニッコをかたどった和菓子が期間限定販売されていたのでした。

ウニッコは、1964年にデザイナーのマイヤ・イソラがデザインした花柄(ケシの花)のこと。当時、自然の花はモチーフにしないという花柄禁止令があったにもかかわらず、イソラが花をデザインに取り入れ、それを見た経営者が採用したそうです。以後、マリメッコを象徴するデザインとして、色やサイズを変えながら、テキスタイルやプロダクトなどさまざまなアイテムに展開されてきました。色やサイズが変わってもちゃんとデザインとして成立するのがウニッコの素晴らしいところ。だからこそ半世紀も愛されてきたのかもしれません。ウニッコ50周年となる今年は、ウニッコ柄のFINAIRが就航したり、12か国のファンを招待する感謝祭が開催されたり、様々なイベントが予定されているそうです。

今回、マリメッコと和菓子店HIGASHIYAがコラボレーションし、ウニッコ型の和菓子を発表。11月3日まで期間限定でHIGASHIYAで販売された記念のトークイベントがあったので聞いてきました。
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マリメッコからはCFOのティナさん、クリエイティブディレクターのアンナさん、デザイナーのサミさんが出席。伝統を活かしながら、デザインを新鮮に保ち続けていくための興味深いお話がうかがえました。特にデザイナーのサミさんの発言の中に何回も登場した「Timeless」という言葉。「デザインで一番大切にしているのは、Timelessということです。長く使ってほしいので、ウニッコをデザインする対象物は長く使われるものであるべき。Timelessなデザインを世界中の人に伝わるし、それによって幸せを感じてもらえるようなデザインにしたい」とおっしゃっていました。

アンナさんの『伝統的な柄を新しい素材で表現するなど、新しいことに挑戦していきたい」という言葉も印象的でした。長く愛されるブランドであるためにどんなことに気をつけてものづくりをしていらっしゃるのか、とても大事なことに気づかせてくれたトークイベントでした。

こちらがマリメッコのウェブサイト。テキスタイルだけではなく、ファッションやインテリア、プロダクトなど、たくさんアイテムがあるんですね。
http://www.marimekko.jp/
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by dezagen | 2014-11-04 07:08 | イベント | Comments(0)
11月の文字イベントのまとめ
編集宮後です。
今月末から始まるデザイン系イベントや来月の文字系イベントが続き、スケジュールが混乱してきたので自分用に文字系イベントの日程をまとめました。日程、場所、講演タイトル、URLの順に掲載します。

11月 6日(木) 13:00-17:00
モリサワにて(大阪はライブ、東京は中継)
モリサワ 第15回モリサワ文字文化フォーラム 「WE LOVE TYPE 2」
・小塚昌彦 氏(タイプデザインディレクター)
・サラ・ソスコルン 氏(タイプデザイナー)
・フレッド・スメイヤーズ 氏(タイプデザイナー)
・サイラス・ハイスミス 氏(タイプデザイナー)
・マシュー・カーター 氏(タイプデザイナー)
http://www.morisawa.co.jp/corp/news/20141007_01_m.html

[10月25日に追加した情報]
11月7日(金)18:30-20:00
DNP銀座ビル 3階
サイラス・ハイスミス×大日本タイポ組合⇒言語を超えて文字で遊ぶ レクチャー&ワークショップ
http://type.center/news/561

11月10日(月)16:30-18:00
武蔵野美術大学 1号館1階 講義室
フレッド・スメイヤーズ氏講演
http://www.musabi.co.jp/maup/?p=11341

11月10日(月)18:30-20:30
IMA CONCEPT STORE
小林 章WORKSHOP「ローマン体大文字の基礎を身体でつかむ」
http://amanabi.com/archives/3345
★定員に達したため申し込み締切

11月15日(土)13:00-15:30 全4回開催
DNP銀座ビル3F
東京TDC【第19期 希望塾】
11/15 小林章氏、11/29 三戸美奈子氏、12/6 山本洋司氏、12/13 高岡昌生氏の全4回
http://tdctokyo.org/jpn/?cat=292

11月19日(水)18:30-20:30
桑沢デザイン研究所 1Fホール
小林章氏に聞く「欧文タイポグラフィの冒険」
http://www.kds-doso.net/info/9624.html

[11月1日に追加した情報]
11月20日(木)20:00-22:00
B&B
大日本タイポ組合×TYPOGRAPHY編集部 presents
「みんなで語ろう! タイポグラフィよもやまトーク」
http://bookandbeer.com/blog/event/20141120_typography/

11月22日(土)19:00-21:00
青山ブックスクール(青山ブックセンター本店内)
TypeTalks26「寄席文字 vs. 勘亭流:その場で書いてもらえば違いが分かる!」
小林章氏、橘右龍氏(寄席文字)、川田真壽氏(勘亭流)
http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks26/

[追加情報]
11月22-24日
クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町
大阪DTP勉強部屋×フォントワークス「書体の誕生」展
展覧会とトークイベントあり。詳細と申し込みは後日掲載。
http://www.osakadtp.com/?p=2621

11月24日(月祝)13:00-
和文と欧文@大阪
「橘流寄席文字 歌舞伎文字勘亭流 見くらべ 書きくらべ」
小林章氏、橘右龍氏(寄席文字)、川田真壽氏(勘亭流)
http://www.wabun-oubun.net/

情報は随時更新していきますので、新情報をお持ちの方はぜひご連絡ください。
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by dezagen | 2014-10-25 19:04 | イベント | Comments(0)
mt ex 東京・池袋「自由学園明日館」
編集宮後です。
開催中のmt ex 東京・池袋「自由学園明日館」 に行ってきました。「自由学園」と聞いて、デザイン建築系の方ならピンとくるかと思いますが、そう、あのフランク・ロイド・ライトとその弟子、遠藤新が設計した建物で、現在は重要文化財に指定されています。

そんな素敵な場所でmt展が開催されていると聞けば行かないわけにはまいりません。

会場はこんな感じ。講堂の窓や床もmtでデコレーションされています。
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限定テープもライトの建築にちなんだ柄を含む6種類が販売されています。
(文字っ子用には筆記体の書き方のテープもありますよ)
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この日は、mtアートディレクターの居山さん、カモ井加工紙で生産管理を担当している製造のキーマン、北嶋さんのトークイベントがあり、私も聞き役として参加してきました。300枚を超えるmt ex展のスライド写真を見ながら、展示デザインやテープの製造について、たっぷりとお話をうかがいました。6mm幅のテープの印刷方法、型抜きテープの作り方、フロッキー加工テープの苦労話など、印刷加工に関するお話もあり、あっというまの1時間でした。会場のお客様もたくさん質問してくださり、とてもいい雰囲気だったと思います。

展示のほうは10月13日まで自由学園明日館の講堂で開催。
そのあと17日からは台北でmt博が開催されるそうです。
http://www.masking-tape.jp/event/ex/mtex2014/jiyugakuen.php
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by dezagen | 2014-10-04 17:32 | イベント | Comments(0)
ATypI Barcelona に行ってきました
編集宮後です。
先週、ATypIの取材でバルセロナに行ってました。

ATypI (国際タイポグラフィ協会)は毎年、世界各地の都市で年次総会を兼ねたカンファレンスを行っています。世界中の書体関係者数百人が会場に集まり、発表、ワークショップ、展示などを行い、交流するイベントです。

2012年の香港、2013年のアムステルダムに続き、2014年はバルセロナで9月17〜21日の5日間、開催されました。プログラムなどはこちらを参照ください。
http://www.atypi.org/barcelona-2014

前半の17〜18日がBau Design Collegeでワークショップとカンファレンス、19〜21日はMuseu del Disseny de Barcelonaでカンファレンスが開催されました。5日間で60のプレゼンテーション+8つのワークショップが開催され、現在開催されている書体関連のカンファレンスでは最も規模が大きく、注目されるイベントです。

申し込みをすれば個人でも参加できますが、いきなり参加するのはやはりハードルが高いと思うので、どんな感じで開催されたのか写真で紹介しておこうと思います。

私は19〜21日のカンファレンスのほうに参加しました。会場となったMuseu del Disseny de Barcelonaは、別の場所からここに移転して2014年12月に正式オープンするデザインミュージアム。ちょうどスペインの各デザイン賞を受賞した作品の展示をしていました。
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カンファレンスが開催されたホールはこんな感じ。でかいです。
朝から夕方まで25〜35分間のプレゼンテーションがいくつも続きます。今年はスペインの小皿料理「タパス」にちなんで、「TYPO TAPAS」という10分間のショートプレゼンも。日本からは、アドビとモリサワが参加し、それぞれプレゼンテーションを行いました。
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地下の展示室では、レディング大学が所有する世界の新聞の展示、ノンラテンの書体デザインコンペの受賞作品の展示、スウェーデンの古本屋さんantikvariat morrisのショップがありました。
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古本屋さんには、活字の書体見本帳や木活字も売っていて、飛ぶように売れていました。どれだけ売り上げたのか気になります。
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書体好きにはたまらなく楽しいカンファレンスですが、プレゼンテーションや展示以外も、世界中の書体関係者と交流できるのがやはり一番の醍醐味です。いつもメールでしか連絡していなかった海外の書体デザイナーの方々とも直接お会いできました。

来年は、10月中旬にサンパウロで開催とのこと。
英語で行われるプレゼンテーションが全部理解できなくても、展示を見たり、海外の書体デザイナーと交流したりするだけでも十分楽しめます。

今回、プレスということでATypI事務局から取材許可をいただきました。カンファレンスの様子は、次号の『TYPOGRAPHY』に掲載予定です。

[おまけ]
「参加してみたい」という方のために、参加方法をお知らせします。毎年9〜10月あたりに開催され、申し込み開始は開催数ヶ月前から(早期割引あり)。今年の場合で申し込み手順を説明します。

1. ATypIのサイトから「BARCELONA 2014」をクリックし、「Presentations programme」で、日時とプログラムを確認。

2. 「Resistration」をクリックして、「Payment」のところにある「Online Store」をクリックすると、支払いサイトに飛びます。

3. そこから自分が参加したい日数を選び、ウェブ上で申し込みとカード決済をします。

4. 申し込みが受理されると事務局からメールで受付証が送られてくるので、プリントアウトして、カンファレンスに持っていきましょう。申し込みしたのに受付証が送られてこない場合は、必ず事務局に問い合わせてください。

5. カンファレンスの当日、受付でそのプリントアウトを見せると、名前の入ったタグ(首から下げるネームカード)がもらえます。そのタグがないとカンファレンス会場に入れないので注意。

これでOKです。5日間参加する時間がとれないという方は、前半のみという参加もOK。どちらかというと、前半は書体制作ツールなど技術寄りの話題が多く、後半は有名書体デザイナーによるプレゼンテーションや研究発表などが中心という印象です。プログラムをよく見て、参加計画をたてましょう。
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by dezagen | 2014-09-29 01:41 | イベント | Comments(0)
2016 CYBATHLON
ライター渡部のほうです。

5月にチューリッヒに行った際、チューリッヒ工科大学でCYBATHLONというスポーツイベントについて聞いてきました。

CYBATHLON
www.cybathlon.ethz.ch

このイベント、2016年10月にスイス・チューリッヒで予定されているもので、ロボットアシストデバイス、脳波制御装置によるスポーツ競技大会。参加者は日常から義手、義足、車椅子などの使用者。
チューリッヒ工科大学の健康科学技術科で感覚運動システムを研究する、Robert Riener博士の発案から始まっています。
パラリンピックとどう違うのか、と言いますと、パラリンピックで使われる義手、義足などの器具は人力以外の動力を使わない(passive 受動的な)器具。
それに対しCYBATHLONでは、人力以外の動力、電動アシスト、コンピュータ制御などの助力を使い、器具自体が動く(active 能動、自発的な)ものを使用し、義手、義足、車椅子、あるいはブレイン・コンピューター・インターフェースの器具を使った競技を行う、というものです。
なかなか知られていない技術の存在を広め、また同時にこうした技術を使い運動可能になる人々とサポートする技術者の意識向上を目指したイベントです。

健康科学やロボット工学など、私はやや門外漢なのですが、このビデオを見て、

本当にこのイラストレーション(というかアニメというか)のようなデバイスができているの?とワクワクしてしまい、無理矢理押しかけた、という感じでした。

門外漢ではあるものの、義肢や車椅子などの補助器具が人間の身体能力をどう上げていくんだろう、今度どうなっていくんだろう、その時デザイナーはどういう仕事をするんだろう、というのはかなり昔から気になっていて、時々、Youtube のチャンネル 「Paralympic Games」を見たりしています。

パラリンピックで衝撃的な器具と言えば、通称「ブレード」と呼ばれる、スキー板のような義足でしょう。
参考:Athletics - Men's 200m - T44 Final - London 2012 Paralympic Games
www.youtube.com/watch?v=A9Wlp1sTnoY

義足を使った短距離競走は、そろそろ普通の(人間の身体だけで動く)陸上短距離記録を超えるだろう、とも言われています。

義肢は人間の身体の形を模して作られるのが最も効率がいいのではないか、という概念を覆したこの器具。現在はアイスランドに本社を置く義肢メーカー ossur が製作しています。
www.ossur.jp/pages/16346

補助器具が人間の身体能力を広げることにドキドキするのは、子供の頃に見た『サイボーグ009』や『コブラ』、ちょっと違うかもしれませんが、サイバーパンク(最近あんまり見ませんが)、スチームパンクものやクローネンバーグの映画『クラッシュ』の影響がかなりあるかと思います。(やっぱりクローネンバーグはかなり違うかも…)

現実の技術は映画やアニメの世界とかなり近くなっているのだろうか、と、お話を聞きにいったのですが、「実際にはYoutubeの映像のような、空想世界から出てきたようなスーツや機械はまだ出てこないでしょう。2014年の現段階では、どれくらいの参加者が見込まれるか分からないのが正直なところです。技術的に可能であっても、その装置を運ぶことができるか、競技のレベルまで達するかどうか、まだ不透明な部分も多い」という答えでした。
ちなみに現在、以下の6種の競技が予定されています。

1)Powered Arm Prosthetics Competition ロボット義手コンペティション
a)ワイヤーループコース
 義手に繋がった輪を、ワイヤーに通した状態で、曲がったワイヤーに沿って進んで行く。早くワイヤーの最終地点に到達したほうが勝ち。
b)道具を使うコース
 複数、かつ形の異なる生活用品をそれぞれ指示通りに動かす。例えば、ジャーに入った水をコップに注ぐ、など。複数の課題をこなし、速さを競う。
2)Brain-Computer Interface Race 脳波制御によるモニター上のレース
3)Functional Electrical Stimulation Bike Race 機能的電気刺激自転車によるレース
4)Powered Leg Prosthetics Race パワードアシスト義足による障害物レース
5)Powered Exoskeleton Race 装着型のパワードアシスト機器による障害物レース。
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6)Powered Wheelchair Race 電動車椅子による障害物レース
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イラストレーション:D’Arc. Studio Associates Architects

こうやって文字で書くと簡単そうですが、主催者が言うように、まだ難しい面があることも確か。

Functional Electrical Stimulation 機能的電気刺激というのは、あまり聞き慣れない言葉です。Functional Electrical Stimulation  もしくは単にFESは、麻痺してしまった筋肉の神経を電気刺激を与えて動かすリハビリの方法。以下のビデオが分かりやすいかと思います。
http://vimeo.com/84257151

体重支持型歩行アシスト器具は日本の企業や大学が頑張っているので、かなり知られていると思います。
こちらはホンダの例。
www.honda.co.jp/robotics/weight/


CYBATHLONが扱う領域の器具はまだごく一部の人が知っているという程度で、器具の動かし方も、恐らく重さやサイズ、機能の範囲もまだバラバラな状況です。
パラリンピックもやっとポピュラーになってきましたが、プレイヤーのダメージの程度の違いによるレベル分けや、使う器具の規則など、ルール作りや一般認知には相当時間が掛かったはずです。
一堂に会し、ユーザーもメーカーも研究者もお互いに情報交換しつつ、また一般に知ってもらうことで、徐々にレベルが上がっていくのだと思います。
デザイナーの役割はまだ小さいと感じましたが、徐々に器具のレベルが上がり、認知が増す時に、より使いやすい、よりユーザーが「使いたい」と思うような形を作っていくことも必要になってくるはずです。

これは資料を探していたときに見つけた動画です。びっくりニュース、というような扱いですが、本当に物を認知できる義眼や、ハイテクな義手など、技術はここまで来ているのかと思わせられました。
Bionic Legs, Eyes, Arms and Other Super Human Prostheses
www.youtube.com/watch?v=IEoGNvMEIBQ
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by dezagen | 2014-08-15 00:04 | イベント
ATypIの早期割引は8日まで
編集宮後です。
『TYPOGRAPHY』の取材が始まり、また文字にまみれている8月です。

毎年世界各地で開催される書体カンファレンス「ATypI」の事務局から「日本のみなさんもぜひ参加しにきてくださいね」というメールをいただいたので、ちょっと告知です。

今年はスペインのバルセロナで、9月17~21日の5日間開催されます。前半の17-18日はどちらかというと技術寄りのワークショップやタイポグラフィ教育に関する専門的な内容のカンファレンス、後半の19-21日が書体関係者によるプレゼンテーションが開催されるというプログラムです。

9月17~20日までロンドンで100% designも開催されてますし、遅めの夏休みをとって両方見てくるのもいいかもしれません。

ATypI Barcelona 2014のプログラムはこちら。
http://www.atypi.org/barcelona-2014/programme

申し込みはこちら。
http://www.atypi.org/barcelona-2014/registration

ネットから申し込んでクレジットカード決済されると、事務局から参加証がメールで送られてくるので、
そのプリントアウト(控え)を持っていって、参加すればOK。

17、18日はそれぞれ1日あたりの参加費が130米ドル、19-21日は3日間で625米ドルと、決してお安くはないのですが(上記は8月8日までの早期割引料金、9日以降は高くなります)、海外の書体関係者が集まり、世界のタイポグラフィの現在を体験できる貴重な機会です。

日本からは、アドビシステムズ、モリサワのみなさんが登壇し、それぞれプレゼンテーションを行う予定。私のまわりの日本人書体関係者たちも現地入りするそうです。

2年前、香港で開催されたATypIに初めて行ったのですが、参加者と一緒にランチを食べたりするので、海外から来ている方ともすぐ知り合いになれました。自分がつくった書体やロゴなど、なにかビジュアルで見せられるものを持って行くと、語学が得意でなくても話ができるので、おすすめです。ぜひ気後れしないで参加してみていただければと思います。

というわけで、「早期割引は8月8日までですよ」というお知らせでした。
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by dezagen | 2014-08-05 23:57 | イベント | Comments(0)
TypeTalksと、本とのサロン
編集宮後です。
早くも7月、1年の後半がスタートしました。
今月は、運営にかかわっているイベントがいくつかあるので、そのご紹介です。

【TypeTalks(タイプトークス)】
2010年11月から隔月開催され、今年11月で丸4年になります。小林章さんの書籍『フォントのふしぎ』刊行記念トークイベントのために青山ブックセンター(ABC)本店さんに場所をお借りしたことがきっかけで、以後、定期的に行われるようになったタイポグラフィイベントです。企画内容は、小林さん、高岡昌生さん、私の3人で相談し、募集告知、会場準備などをABCさんにお願いするというスタイルで続けています。

次回は、7月21日(月祝)18〜20時まで、ゴードン恵美さんをお迎えして、イギリスのストーンカッティングのお話をうかがいます。
http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks23/

TypeTalksはトークがメインなので、もっと実践的に手を動かして学びたい方向けに、今年の春から「TypeTalks分科会」がスタートしました。全6回で高岡さんに欧文組版を学ぶプログラムです。すでに募集は締め切られており、7月12日が最終講義だそうです。
http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks-abcsession/

【本とのサロン】
製本会社、松岳社/青木製本所の青木社長が発起人となり、印刷、加工、紙、製本、編集など本づくりに携わる方々が有志で集まって運営しているイベントです。竹尾見本帖本店2Fをお借りして不定期で開催しています。

次回は、7月17日(木)19〜21時まで、竹尾見本帖本店で、製本にたずさわる会社の方々をお招きし、製本についてのお話をたっぷりとうかがう予定です。参加費無料ですので、学生さんもぜひご参加ください。
http://blog.goo.ne.jp/zouhon

なお、私はこれらのイベントには運営側として、業務時間外にボランティアで参加しています。お金と手間をかけずに、みんなが無理なく、長く続けられる活動スタイルを相談した結果、現在のような形になりました。会社や学校の枠を超えて、さまざまな方々とお会いできるのを楽しみにしております。デザインを学ぶ学生さんも大歓迎です。皆様のご参加をお待ちしております!
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by dezagen | 2014-07-07 23:39 | イベント | Comments(0)
函館 蔦屋書店のmtイベント
編集宮後です。
先日、3冊目のmt(マスキングテープのmt)本をつくりまして、函館 蔦屋書店で6月13日から27日まで開催中の期間限定ショップ「mt store」を見てきました。

函館 蔦屋書店は代官山 蔦屋書店に続いて2013年12月にオープン。書籍のほか、文具や雑貨、キッズスペース、カフェ、レンタルビデオショップなどもあり、1日過ごせるような空間です。敷地面積30,966.12 ㎡、延床面積9,508.44 ㎡ってどれだけ広いんだw。
http://www.hakodate-t.com/about/

建物は2階建てですが、横に広いので、全部回るのはけっこう大変です。その1階中央吹き抜けスペースに、mtの限定ショップ「mt store」がありました。吹き抜けには、今回初めてレトロ印刷でつくられたノートを展示。ノートは全部で3種類。以前、mtの本にノートをつけようとしたんですが、予算の都合で断念。今回実現できたので、よかったです。
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限定テープは函館の名所や本をモチーフにしたものなど5種類。通常商品のテープも置かれていました。
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そのほか、mtを自由に貼れるワークスペースや缶バッジがつくれるスペースも。歴代のmt関連本もずらっと並んでいます。
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mt store at hakodate tsutayaの詳細はこちら。6月27日まで開催されています。
http://www.masking-tape.jp/event/store/2014/hakodate.php

これから現地に行こうと思っている方にアクセス情報です。函館空港か函館駅からタクシーで行くのがよさそうです。所要時間は20〜30分ほど。

バスで行く場合は、函館駅前のバスターミナルから。2番のりばから94番 日吉営業所行きのバスに乗りましたが、路線毎に蔦屋に近い停留所名が違うので、必ずターミナルの案内所で必ず聞いてから乗り、降りる場所をバスの運転手さんに確認してください(私も危うく間違えそうになった)。バスで20分、片道260円、さらにそこから15分くらい歩きます。(蔦屋書店前停留所から徒歩すぐの「神山・美原循環バス」は函館駅は通っていません)

帰るときは、蔦屋の前からタクシーを呼べます。バスの本数が少ないので、タクったほうがよさそうです。こちらが所在地。
http://www.hakodate-t.com/location/

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代官山 蔦屋書店2号館1階のデザイン書売り場でもディスプレイをしています。6月21日(土)19時からmtのアートディレクションを手がける居山浩二さんのトークイベントがあります。国内外で約20回開催されているmtの展示についてお話をうかがいます。
http://tsite.jp/daikanyama/event/003865.html
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by dezagen | 2014-06-17 07:06 | イベント | Comments(0)