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インタビューの仕方
前回の「取材のお願いの仕方」に続き、
今回は「インタビューの仕方」です。

「どのようにインタビューしたらいいか?」については、
名著がたくさんありますので、
そちらを読んでいただくとして、
ここでは個人的手法を書いてみようと思います。

めでたく取材許可をいただけたら、
その取材先へインタビューに行くわけですが、
最初に訪問するところから
インタビューは始まっているのです。

特に企業取材のとき大事なのは、
まず相手に「信頼されること」。
「この人なら、ちゃんとした
記事を書いてくれるだろう」と
思っていただくことが大切。

服装、言葉遣い、ビジネスマナー、身のこなしなど、
すべて見られていることを前提に、
細心の注意を払う必要があります。

会議室に通されてインタビューを始めたら、
「相手が話しやすい質問、雰囲気づくり」を
こころがけています。

相手の話を聞きにきたわけですから、
質問者がながながとしゃべらないこと。

あとでまとめるときのことを考えて、
なるべく順序立てて話を聞いていくこと。

話があちこちにとばないこと。

話の腰をバキっと折らないこと。

「開発が始まったのは
いつごろですか?」というように、
相手が答えやすい具体的な質問から入ること、
などなど。

相手にいかに気持ちよく答えてもらいつつ、
聞きたいことを聞き出すか、がポイントなのです。

(「これ誰」のインタビューは
おもに渡部さんにお願いし、私は口をはさむ感じ。
私が話の腰を折ってないといいのですが…)。

こうしたノウハウは、
編集関係者にかぎったことではなく、
みなさんにも関係があるのをご存じですか? 

たとえば、デザイナーが
クライアントから要望を聞きだすとき、
上司が部下から報告を受けるとき、
採用面接で応募者に質問をするときなどなど、

「知りたいこと」をいかに的確に
相手から聞き出していくかというスキルは
日常生活の中で誰もが必要とされることなのです。

かくいう私も
インタビューが得意なわけではありません。
いまだ修行中です。

これ以上書くと、自分で自分の首を絞めそうなので、
今日はこの辺で。

(社内から「文が長い! ブログっぽくない!」という
 ダメ出しがあったので、組み方を変えてみました。
 読みやすいでしょうか?)
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by dezagen | 2008-11-30 23:26 | Comments(0)
デザインの現場12月号発売
デザインの現場12月号が発売になりました。特集は「デザインの頼み方、頼まれ方」。
詳しくは、 こちら をご覧ください。

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あと、今号から新連載「欧文書体のつくりかた」が始まります。「自己流でフォントをつくってみたけど、これでいいのか自信が持てない」という方は必見。毎回練習していけば、海外に出しても恥ずかしくない欧文書体のつくりかたが学べます。指導は、『欧文書体』著者のライノタイプ社タイプディレクター、小林章さん。第1回は「大文字のつくりかた」です(記事の一部をアップしてみました)。

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また、デザインの現場のウェブサイトでデザイナーの働き方を考える「デザイン ワーク ラボ」がスタート。新コーナーの「デザイナーの転職相談室」では、転職コンサルタントがデザイナーの転職に関する悩みに答えてくれます。メールで相談できるので、悩んでいるならぜひ。ほかにも、「デザイン系各社に聞いた採用担当者の本音」「デザイナーの権利に関するQ&A」などデザイナーの「働く」を考えるコンテンツが盛りだくさんです。
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by dezagen | 2008-11-27 01:05 | Comments(0)
ブログの更新頻度
このところ、猛烈にアクセスが増えております。
いつも読んでくださるみなさま、ありがとうございます!

だいだいの更新の目安をお知らせすることにしました。

毎月15日前後は渡部さんの定期コラム、月末に私の編集裏話をアップしていく予定。

それ以外にも随時、渡部さんのコラムのほか、美術出版社のデザイン書や今編集中の本のこと、「これ誰」ファミリーのみなさんの活動報告などなど、情報盛りだくさんでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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by dezagen | 2008-11-21 13:42 | Comments(0)
『ADC年鑑2008』できました
2008年のADC年鑑ができました。
11月26日(水)発売だそうです。

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毎年、違うアートディレクターがデザインを担当することでも知られる
ADC年鑑ですが、

これ、誰がデザインしたの?
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     ↓
     ↓
     ↓
     ↓
     ↓
     ↓
     ↓
今年は、原研哉さんでした。

11月23日(日・祝)に東京・表参道の青山ブックセンター本店にて
ADC会員による年鑑の出版記念トークショーが行われるそうです。

詳しい内容、お申し込み方法はこちら。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200811/adc200820081123.html
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by dezagen | 2008-11-20 16:07 | Comments(2)
宝庫
 11月の始め、ロンドンに行ってきた。以前住んでいたこともあり、勝手知ったる場所、なのだが、そういう土地にもまるで見たことのない世界というのがある。
 今回の出物はブリティッシュ・エアウェイズ・ミュージアム(以下BAミュージアム)だった。

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 ここが入り口。ヒースロー空港のはじっこ。1階建ての、まるで郵便局のようなしつらえ。写っているのは、プレスツアーでご一緒だった某経済誌の編集T岡氏と、『デザインの現場』ロンドンレポートでおなじみ、三宅由希子氏。

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 Jimという名前しか覚えていないが、マニアな(多分好きでやってる)館員氏。このように古い写真が並ぶ、だけではない。私の血を沸き立たせる品々が。

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 インペリアル・エアウェイズと呼ばれていた1924年から、途中BOAC(ブリティッシュ・オーバーシーズ・エアウェイズ・コーポレーション)名称時代を挟み、現在に至るまでの、ポスター、パンフレット、機内メニュー、食器、ノベルティーなどがまるで中古のジャンクショップのような状態で、説明もなく置かれている。しかも触りたい放題。コンコルドの先っちょの金属棒なぞ、ここ以外で触る機会があるかい?

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制服コレクション部屋。Jimの隣はアクシス編集者の上條氏。帰りがけ、「あんなに立派な…」と、何を言うかと思いきや「…耳毛のおじさんも久しぶりに見ましたね」

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機内シートのミニチュア。

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かつて機内で売られていた各国民族衣装を着た人形。これは日本人らしい。

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子供に配られていた、世界の生活の本。日本の家族篇、62年刊(『007は二度死ぬ』公開の5年前)。お母さんは芸者さん風。

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中が見える説明図。電車や船、飛行機のポスターによくこういう絵があるが、なんというんだろう。半透視図?

 さらに奥の部屋には書類、紙物が棚にぎっしり(かつ乱雑に)入っており、アールデコの時代から戦争プロパガンダ、冷戦、東西の壁崩壊と、時代を再現する900枚のポスターが眠っているそうな。全部見たかった。本当に悔しい。誰か日本で企画展を!
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by dezagen | 2008-11-17 00:01
職名
 ブログ相方の宮後さんが「取材の仕方」を書いていたので、仕事について書いてみようと思う。

 ワタクシはデザインジャーナリストである。
 と、文字で書いても大したことはないのだが、喋りで
「ジャーナリストです」
というとあまりに堅いので、普段は
「ライターをやっています」
と言っている。で、大概は
「どちらの媒体に書かれているのですか?」
と言われるので
「フリーランスです」
と言う。普段の会話ならこれでよろしい。しかし、仕事となれば事情は異なる。

 先日、とある記者会見に申し込んだところ「媒体名」を記入しなければならなかった。どこかに書こうかな、くらいの気持ちでいたので、のんきに空欄で出したら返却された。聞けば「フリーランス」という書き方も許されないのだという。
 仕方がない、というよりは大人げなくむっとした、ので『デザインの現場』始め、定期的に執筆している雑誌と新聞合計6誌の名前を書き入れ、「これのどれかに書きます」と書いておいた。
 後日、届いた名札には、自分の名前より大きな書体で、すべての媒体名が印刷されていた。というと大げさで、実際6誌の名前が入らなかったのか、4誌に縮小されていたのだが、まるで4誌全部に書く人みたいになってしまい、こっぱずかしい思いをしてしまったのであった。

 数さえ出せばよいというものでもない。宮後さんの言う通り「簡潔に伝えます」が大事なのだった。

 94年2月号ロンドン特集の『デザインの現場』で初めて自分の署名原稿が載って以来、フリーランスで仕事を続けてかれこれ14年。こんなような失敗は、まだまだ序の口、失敗のうちにも入らない。
 仕事を始めた当初は名刺の紙を選ぶところを知らず、紙メーカーまで行ってしまった。
 企画書に聞きたい質問を全部書けばいいかと思い、事細かに書いたら「全部は答えられません」と返答された。
 ポートレート撮影の可否を聞かずにカメラマンと共に取材に行き、ポートレートはダメと言われてカメラマンに無駄足を運ばせた。

 いまだに取材の依頼はヘタクソで、私の場合は電話口での説明が支離滅裂になってしまうので、最終的に「企画書で出してもらえますか?」と言われてしまう。
 ○○という媒体に書きますが、自宅で仕事をしているので連絡先が違います、というようなこともうまく説明しないと信用されず、結局編集部に「こんな人から連絡があったんですけど、ホントでしょうか?」というような連絡が行く。

 というように独学でやってきたフリーランスは、成功の元にもならない失敗の積み重ね。『クリエイターのための独立ガイド』で改めて勉強している次第。p112は特に。

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by dezagen | 2008-11-10 23:53 | Comments(0)
「これ誰」アートディレクター、山野さんの最新作
これ誰1&2で素敵なブックデザインをしてくれた山野英之さん。どんな素材でもセンスのよい本に仕上げてくれる腕利きのデザイナーさんです。

そんな山野さんが最近手がけた仕事が、世界で一番有名な書体「HELVETICA」のドキュメンタリー映画のDVD。「HELVETICAって、なんでこんなに人気があるの?」と思った映画監督が、世界的に有名なグラフィックデザイナー、書体デザイナーにインタビューを行ったドキュメンタリーなんですが、映画の主人公が人じゃなくて書体なのがすごい。以前からマニア垂涎のDVDだったわけですが、このたびめでたく日本語版が発売されました。

早速、DVDを拝見。実際に活字を組んで刷っているシーンや、世界的に有名な海外デザイナーのオフィスが登場。NYの地下鉄やサインなど、HELVETICAがある街中の風景も所々にテンポ良く挿入されていて、飽きさせない構成に。

そして、注目すべきは日本語版DVDのパッケージ。もちろん英数字部分の書体にはHELVETICAが使われているんですが、表紙のタイトルと人物名部分は活版で刷ってある!(初回発売分のみらしいです) しかも、欧文活字印刷で名高い嘉瑞工房所有のオリジナルの金属活字で。文字組も、オリジナル活字の美しさを活かして、そのまま組まれています(良い活字は組んだときの字と字のアキ具合も計算して1本の活字として鋳造されるので、そのまま組んでもきれいなのです)。

写真左がパッケージ、右は活版印刷部分拡大。

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見過ごしてしまいがちですが、これだけでもかなり貴重。このブログを読んだ人はラッキーかも。
山野さん、情報ありがとうございました!

詳細はこちら。
DVD『ヘルベチカ 〜世界を魅了する書体〜』
http://www.digital-voice.net/detail.shtml?id=582
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by dezagen | 2008-11-04 23:53 | Comments(1)
アジパンダ
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大好き、アジパンダ! 今度取材させて下さい。
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by dezagen | 2008-11-03 23:20