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トクショクシコウ展
ライター渡部です。

昨日は宮後さんと私、バラバラな時間に「かみの道具3 トクショクシコウ」展に行っていた。
(二人の写真サイズが違っててすいません)
大友学氏、菊地敦己氏、NIIMI、藤森泰司、トラフ建築設計事務所、三星安澄氏による、
紙プロダクトの展示。販売もしている。

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手前は大友氏の「折水引」。裏を赤、表を白で印刷した紙を
抜き、折ることで、水引を表現した、のし袋。

中央の筒は、菊地氏の「MY TUBE」。
紙管を利用した、ペンケース。
真ん中に仕切が入っているので、二つの収納部分がある。
確か、菊地氏はマーブルチョコレート好きだったような。

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藤森氏の「ToNoTe」。
ノートの表紙にミシン目が入っていて
手前から3番目のように、切り取れる。
手前のノートの写真が見えづらいので申し訳ないが、
もう片方の表紙がポケット状になっているので、
そこに差し込み、ノートをつなげられる。
プロジェクト毎にまとめたり、活用法は様々。

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展覧会のテーマ「特色」「色」に、一番上手く回答をしていると思ったのは
緑がテーマのトラフ作「空気の器」。
片面黄色、片面青の紙に切り込みを入れたシート(写真奥)を
伸ばすと器になる。見る角度により、黄色、青、緑、と表情を変える。

「横の引っ張りにかなり強い。下への引っ張りは限度あるけど」
と言われたので、買ってみて、家で色々入れてみた。
リンゴ1個は問題なし、とはいえ、若干無理があるので
こんな使い方をしてみた。
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どうでしょう?

かみの道具3 トクショクシコウ展
2010年1月29日(金)〜2月21日(日)
リビング・モティーフB1F 「ビブリオファイル」
詳細はこちらで↓
www.livingmotif.com/info/news/details.php?date=20100115
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by dezagen | 2010-01-30 13:36 | 展覧会
年賀はがきのデザイン
ライター渡部です。

年賀はがき・年賀切手のお年玉当選番号が発表された。

http://www.yubin-nenga.jp/otoshidama/number.html

お正月に年賀状を受け取る時は、イラストや写真がお楽しみ。
が、お年玉当選番号発表があると、俄然番号のあるほう、印面、が気になる。

「これ誰」では、誌上連載時2001年10月号と、書籍化時の2004年、に
郵便はがきのデザインについて取材をしている。
総務省+郵政事業庁時代、日本郵政公社時代、と追っかけたのだけれど
民営化されてからは、どうなったのか?
改めて「年賀はがきは誰がデザインしているの?」
と聞いてみた。
今度は郵便事業株式会社、である。

基本的に、年賀はがき含め郵便はがき及び切手は
社内(省内)にデザインを制作・管理する専門部署があって、
外部のデザイナーやイラストレーターを起用する時も、
最終的な調整はその専門部署が行っている、というのは変わっていない。
が、部署の名前は
2001年が、総務省 郵政企画管理局 技芸官室 
2004年が、日本郵政公社 郵便事業総本部商品企画部 
で、今年は、郵便事業株式会社 郵便事業部 
と変わった。

年賀はがきは2001年では2種類だったのが、
今年はカーボンオフセット、ディズニーキャラクター付き、色付きなど9種にも増えている。

有価証券でもある郵便はがきの様々な工夫に関しては、
書籍のほうに書いているので、参照して欲しい
(ホント色々工夫があるので是非見て下さい)。

9種の中でも出る量の多いはがきは、それぞれ誰がデザインを?と聞いたところ
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単面無地・インクジェット用
 →佐久間恵子氏(郵便事業株式会社 郵便事業部)
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インクジェット写真用
 →星山理佳氏(郵便事業株式会社 郵便事業部)

上の2種に加え、寄付金付き(絵入り全国版)は、同じ赤系でも違う色で印刷されている。
これははがきの種類の違いを分かりやすくするため。

さて、こちらはどのデザイナー?と思ったら

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いろどり年賀(もも、うぐいす)、 カーボンオフセット年賀
 →永井一史氏 
とのこと。
永井氏のデザインだったのかあ、と驚いたのだけれど、
読者の皆様はいかがだったでしょうか?
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by dezagen | 2010-01-28 00:16 | グラフィック
デザインの現場2月号発売
『デザインの現場』2月号、本日発売されました。
特集は「プレゼン コンペ イベント必勝!!ガイド」です。

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内容はこちらをどうぞ。
http://www.bijutsu.co.jp/dezagen/book/

そして残念なお知らせ。
http://www.bijutsu.co.jp/dezagen/info/news100126.html
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by dezagen | 2010-01-27 11:16 |
おめでたい紙 中国篇
前回の続き、今度は中華圏。

新年に限った年賀状の習慣はなく(残念!)
強いて言えばカードなどを交換することはあると言う。
お年玉袋に当たる、赤い封筒「紅包(ホンバオ)」は、
お正月に限らず、結婚式などお祝い全般に使われる、
むしろ、お祝儀袋。

他にはカレンダーや、おめでたい言葉を書いて対にして玄関などに貼る「春聯」
爆竹、など、お祝い紙製品は結構ある。

基本的に中国でお祝いの色は赤。
さらに金文字、箔押し、エンボスとなればゴージャス感アップ、
香港では金地に赤の、「赤はどこへ?」みたいな紅包もある。
加えて、神様、子宝を表す子供、
商売繁盛、幸せやってこい、と言った語呂合わせになる魚や鶏の図柄や、
福、寿、吉祥などなど、めでたい言葉をあしらう。
とにかく盛り盛り。
お祝い=豪華絢爛、ということであるようだ。

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で、肝心の紙はどんなものを?と、
上のお話をしてくれた竹尾海外部主任関口聡氏に、聞いてみると
「中国本土ではまだ一般的には紙にこだわってないようです」

あらら。がっくり。
紅包も中を見ると、厚手のわら半紙のような紙だったりする。

が、
「とはいえ、ファインペーパーを使ったカードなども出ていて、
こだわりを持った人が出てきていると思います」
とのこと。

台湾では、お祝い色の基本=赤、は守っているものの
年賀カードやお年玉用干支付き、キャラ付き、あるいは鉄道ファン向け(!)紅包など
バリエーション化が進んでいる。
今後、中華圏一帯でもこの分野は広がっていきそうだ。
デザイナーのチャンスでは。
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by dezagen | 2010-01-27 09:00 | プロダクト・パッケージ
おめでたい紙 日本篇
ライター渡部です。

今はちょうど日本のお正月と、中華圏のお正月=春節(今年は2月14日)の間。
同じ新年を祝うにしても、かなり雰囲気は違う。
年賀状やお年玉袋に使われる「おめでたい雰囲気を作る紙」の違いについて知りたい!
となれば、竹尾さんだ!
と、宮後さんと一緒にお話を聞きに行ってきた。

「日本のお正月はむしろおごそかな感じが一般的でしょう。
和風な感じの紙が、お正月のお祝い感がありますね。
基本は白ですが、少し華やかさを増したい時は、パールのような光沢感、
ほんのりしたピンク色などが加わってもいいですね」
と、竹尾 販売促進本部
営業推進グループ マネージャー の青柳晃一氏。

見本の中では以下のような銘柄を上げてもらった。
(以下、文字をクリックすると、竹尾の詳細ページに飛びます)
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きらびき
リンク以外にもバリエーションあり

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新大礼紙 華

「色付きのものでは、マットで繊細な感じのぐびきや、
和紙のようなテクスチャーが感じられる新だん紙、
透かし模様の入った玉しきなどもいいと思います」

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ぐびき

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新だん紙

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玉しき

やはり和紙を感じさせるものが多いものの
日本は年賀状もお年玉袋もかなりバリエーション化している。

前回に紹介したもの以外でも、様々な種類があるので、
竹尾HPの検索で調べてみると楽しい。

http://www.takeo.co.jp/cgi-bin/site/mdse/search/index.php

中国篇と続く!
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by dezagen | 2010-01-26 21:56 | プロダクト・パッケージ
他社の本だけど
モリサワOpenType全書体を完全網羅した
『デザイン事典 文字・フォント』、
毎日コミュニケーションズ から刊行。

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カバーが折り返しになっていて、
広げると書体見本帳に!

アートディレクションは、
AXISの宮崎光弘さん。

デザイナーインタビューも載っていて、
読み始めると止まらなくなりそうなので、
自分の本の入稿が終わるまではガマンです。むぐぐ。
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by dezagen | 2010-01-26 02:36 |
トクショクシコウ展
編集の宮後です。
入稿ラッシュにつき、記事は短めに。

かみの工作所からいただいた展示DM。
板紙にミシン目を入れたシンプルなお知らせですが、
展示物は今回もすごそうです。

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先日一足先にトラフさんの作品を見せていただきました。
メイキングは、明後日27日発売の『デザインの現場』2月号に
掲載されていますので、ご覧ください。

展示は29日から六本木AXISの地下で。
初日夜に私も行きますんで、見つけたら声かけてください!
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by dezagen | 2010-01-26 02:00 | 展覧会
宝くじ券
ライター渡部です。

ひとつ300円という商品が、
人生を大きく変える冨にもなれば、ただの紙くずにもなりうる、
不思議な存在である宝くじ。

一言で「宝くじ」と言っても現在は実に様々な種類があり、
なんと年回(平成20年度/2008年4月〜2009年3月)で824回、
販売総数にして約44億7,379万枚、
最も一般的なジャンボ宝くじだけでも約13億6,335万枚も売れているものなのだった。

さて、そのデザインはどうやって作っているのか?
宝くじの制作担当をしているのは、販売、支払い、広報などを受託している
みずほ銀行 宝くじ部(いい名前だなあ)。

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原画はコンペ形式で(時によっては一般公募もあり)
デザイナーやイラストレーターから提出されたものを
発売の約3ヶ月前に証票図柄選定会で選定。
2009年の年末ジャンボ(写真上)は
イラストレーター、徳治昭氏のイラストが選ばれた。

原画が決まると、固定のフォーマットに入れ、
むろんどんな種類の、とは教えてもらえない「特殊な紙」に印刷、
数字を文字読み取り装置でチェックした後、
封筒に入れられる、
というプロセス。

地のクリームイエローと、組・番号の文字の黒色は毎回共通。
第○○○回の数字の色は発売するブロックにより異なり、
全国区の宝くじはグリーン。
組・番号の下に敷かれた地紋は、何種類かを用意し、
その都度選んで使用している。

宝くじのデザインで一番重要なのは、番号、すなわち数字の書体だ。
「見間違えない、というのが最も大切です。
8と3、1と7など、はっきりと違いが分かるようにした文字です」
(みずほ銀行 宝くじ部)

見本の写真にあるように、
数字は全体に太字に見えるが、細いところは非常に細く、
強弱のあるラインで書かれている。
さらに、1は垂直で直線、7は斜め線、
(8がないのが残念だが)3は上の部分を直線で構成し、
小学生並の私が考える3の左側をちょっと書き足すと8に見えないか?
などという真似はできない。

この書体は、券売り場で印字するロトとナンバーズを除き、
全国の宝くじ共通で使われているもの。
昭和50年代から機械の読み取りをするため、右の定位置に印字するようになっている。

気になるのはこの書体、誰がデザインしたの?
ということなのだが、
「あまりに昔から使われているので、資料がないんです」
と残念なお答え。

日本宝くじ協会の歴史サイトを見てみると、
オリンピックの年はまだそれほど骨太な数字ではないが、
現在の形に近くなっている。
恐らく、オリンピック前に原型が出来、
昭和40年代に調整、決定されたのではないだろうか。

もし、読者の方であの数字は私が!という方、
あの人ですよ!とご存じの方がいたら
是非美術出版社までご連絡下さい!

参照サイト:
みずほ銀行の宝くじサイト www.takarakuji.mizuhobank.co.jp

日本宝くじ協会 www.jla-takarakuji.or.jp

イラストレーター徳治昭氏のサイト www.dougakan.net/
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by dezagen | 2010-01-23 04:18 | グラフィック
Oskar Zietaの椅子
ライター渡部です。

前回のベンジャミン・ヒューバートもそうなのだけれど、
海外のデザイナーを紹介する記事はタイミングが難しい。

イベントのレポートとして出すのはニュースとしていいけれど、
個人を紹介するとなると、
その商品が日本で買えるのかどうか、
デザイナー自身分からないことも多く、
(ちなみにヒューバートの商品は、流通しているはず、
そうでなければ、オンラインでほぼ購入できるはず、とのこと)
日本で見れるのか分からないと、
やっぱり、消費者心もくすぐられたい読者(私も)としては
若干興ざめになってしまう。

日本に入った時にばーん、と紹介できると一番よいのだけれど
気がついたら入ってた、ということもままあるわけで、
今回はその一例。

昨年の6月ベルリンのデザインイベント、DMYで見た、
ポーランドとスイスをベースにするデザイナー
Oskar Zieta(読み方が分からないので、とりあえずアルファベット)の椅子「plopp」が
先日ふらり入った六本木ミッドタウンのショップで、
セール品として売られているのを発見してしまった。

こんな椅子↓

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ボコボコしているのは、別に壊れているわけではない。
この椅子、2枚のスチールの周辺だけを合わせ、
空気を吹き込んで、成型する仕組み。
いわばスチール版浮き輪。

自転車の空気入れでも空気を入れられるので、
買ったお客さん自身が成型することもできる。
スチールをふくらますのは相当楽しいと思うのだけど、
ミッドタウンのショップでは、すでに作られたものが売られていた
のはちょっと残念。

板の状態で輸送可能。よってコストも抑えられる、が、
「まだ大量生産とまではいかない、コストを抑えるのも今後の課題」
と Zieta氏自身言っていた。

とはいえ、ploppに続き、
パーツ毎に分け、もっと生産性や応用性のあるデザインに進んでいるので、
今後日本でも見る機会が増えるだろう。

もっと知りたい、と言う方はこちらへ。
www.zieta.pl
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by dezagen | 2010-01-20 23:23 | デザイナー紹介
ベンジャミン・ヒューバート
ライター渡部です。

ロンドンをベースにするプロダクトデザイナーの
ベンジャミン・ヒューバートスタジオ(Benjamin Hubert Studio)からニュースレターが届いた。
ざっくりこの半年ばかりの間の受賞歴を並べただけのものだったが、

エルデコレーションフランス ヤングタレントオブザイヤー2010
ホーム&ガーデン(イギリスのインテリア雑誌)クラシックデザインアワードノミネート2010
ベストブリティッシュデザインアワード2009
ブループリント(イギリスの建築/デザイン雑誌)ベストニュープロダクト@100%デザイン2009

など、25歳の若者デザイナーにしては、結構なものである。
しかも評価している雑誌の傾向がそれぞれかなり違うものであるのに、
一様に褒め褒めというのも珍しい。
(本人のポートレートを見ると、俳優ばりのグッドルッキングなので
 それも手伝っているのかもしれないが、とはいえ)

代表的な製品はこんな感じ。

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イギリスのインテリアアクセサリーメーカーAuthenticsのリミテットエディション「Labware」

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オランダの家具メーカーde vormの「pebble chair」。他にもスツールあり

彼のデザインと、その評価を見ていると、
ロンドンのデザインも変わってきたなと感じる。

世界で最もデザイナー及びデザイナーの卵人口密度が高いと思われるロンドンで
新しい才能として評価を得るのは簡単なことではなく、
少なくともニュースとなりうる衝撃は重要だった。

例えばここ数年では、
奇天烈なプロダクトコラージュが特徴的なマルティーノ・ガンパーや、
廃棄物を磨き上げ、シャンデリアなどに応用するスチュワート・ヘイガースなど。
大御所で言えば、トム・ディクソンやロン・アラッドなど
「意表を突く」というのが、ロンドンのデザイナーの武器だったように思う。

ところが、ヒューバートのデザインは、
意表を突くというよりは、人々の意思に沿う。
つい触りたくなる、見ていたい、持っていたい、と思わせる
深澤直人氏のデザイン手法に近い。

エッジにいたがるロンドンのデザインですら変化が起きている、
というのは、デザインだけでなく
社会の、世界の、様々なことの象徴と予兆なのだろう。
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by dezagen | 2010-01-18 02:27 | デザイナー紹介