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ユルリク アトリエ訪問
渡部のほうです。

御茶ノ水、美篶堂さんが入っているビルに今年の3月から入居した、
クリエイティブユニット「ユルリク」のアトリエを訪ねた。

こちらの製品を見たことある方も多いのでは?

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ツバメノート www.tsubamenote.co.jp
から出ている、クリームノートシリーズ。

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あるいは、草型の付箋「GreenMarker」。

池上幸志氏とオオネダキヌエ氏によるユルリク。
彼らのデザインは紙素材だけに限らない。

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バッグやケースなど布モノも多く揃える。
面白いのは、この文具的グラフィック感覚と、プロダクトの感覚が
境目なく同じイメージで作られていること。

私が最初にユルリクを知ったのは「SanSuke」という名のペンケース。
建築で使う「三角スケール」略して「サンスケ」をモチーフにした布製のペンケースだった。
今年1月にその「SanSuke」を見せてもらいに行った時、
体育のゼッケンをモチーフにした「zekken」ケース

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を見、思わず即買い。
常時使うリーガルパッドとペン、名刺入れが入ってジャストサイズ。
ほぼ毎日持ち歩いている必需品となった。

見る人によっては、面白いモチーフを選んだグッズ、と受け取られそうだが、
ユルリクの製品は、文具の持つしっかとした存在感や魅力を引き出し、
他の製品に転化し、かつ、使いやすいプロダクトとしての配慮も忘れていない。

上のトートバッグにしても、網棚に乗せた時、
取り出しやすいよう取っ手が付いている。

こうした魅力を再度紙製品にも還元する。
アイデアが柔軟で、製品の質もよい。

聞けば、池上氏は元々ファブリック周りの仕事をしており、
その後鞄作りを学んだ。
オオネダ氏は、ステーショナリー関係の会社に勤め
シルクスクリーンを学んだ。
この二人のアイデア、手で学んだ経験がこれらの製品を生んでいる。

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ユルリクにはもっと色々、楽しい製品があるので、
是非、ウェブサイトをご覧あれ。

www.yuruliku.com
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by dezagen | 2010-04-30 17:22 | デザイナー紹介
ミナ ペルホネン インビテーション
渡部のほうです。

3月、4月にパリと東京でミナ ペルホネンの秋冬新作発表展示会が行われた。
このバイヤー、プレス向けインビテーション。
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左は先行したパリ向けの小包用の箱。中に右のメモパッド状のものが出て来る。
東京向けは、中身の若干異なるメモパッド状のものにシュリンクとシールで届いた。

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メモパッドか?と思いきや、イラストが入っており、
このように↓パラパラマンガになっている。

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毎回楽しいインビテーションで楽しませてくれるミナ ペルホネン。
今回のデザイナーは中村至男氏。

「パリの展示会場は建物の中庭を通って入るところで
行き方が分かりにくい人もいるのではないか、という話が最初にありました。
パラパラマンガで地図を追っていけば、分かりやすくなる。
そんな簡単なアイデアから作りました」

パリ向けのインビテーションは、箱を留めるシール部分に
「flip book--- please flip from the bottom」
「ぱらぱらまんがの本です。底からめくってください」
と書いてあったそうだが、
東京向けのものは、シュリンクのシールに「めくって下さい」と書いてあるので
それをよく見ずに剥がしてしまうと、
単にイラスト入りのメモパッドが送られてきたかのようにも見える。

「バイヤー、プレスなど関係者向けなので、ミナのことはすでに知っている人に届きます。
至れり尽くせりの親切さがなくても、見れば分かることは分かるし、
表にあまり説明を入れすぎるのは余計な感じがしたんです」

アニメーションになっていることに気がつき
何度となく繰り返し、うまく動かせるようになってくると
道をたどっていく人物の動きが滑らかになり
空には鳥が飛び、挨拶をする人が現れ、など
細かいところに気がついていく。
受け取った人たちからは、非常に好評な反応が返ってきたという。

と、さっくり作ったように聞こえるが、ページ数にして320ページほど、
アニメーションとしてちょうどよい流れを作るのは容易なことではない。

「何度もプリントアウトして、切って、めくって、
もう少しこうしようああしようと。切る作業が一番大変でした」
と中村氏は笑って言う。

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パラパラマンガの適度な動き、出来事の入れ具合というのは
勉強して分かるものではなく、ただひたすら自分で作り、見直し
その繰り返しで生まれてくる。
中村氏はこうした隠れた苦労を惜しまない人である。

中村氏の作品を見るといつも思うことだが、
「見て見てこれってすごいでしょ」という感じがないのに
中身の濃いものを作れる人だなあ、と思う。
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by dezagen | 2010-04-30 12:23 | グラフィック
欧文組版質問回答&添削セミナー
編集 宮後です。

デザイナーのみなさん、自信を持って欧文を組んでいますか?

『欧文組版』筆者の高岡昌生さんが、みなさんの疑問に直接
答えてくれるイベントを開催いたします。

今回はセミナーではなく、みなさんの疑問に個々に答える
完全オーダーメイドのイベントです。

また希望者の方はご自身で組んだ作品(名刺、書籍雑誌やパンフレット、
学校の課題など)をプリントアウトされたものをお持ちください。
(ウェブサイト、携帯画像などはプリントアウトしていただくか
ノートパソコンでお持ちいただくかすればOKです)

高岡さんが直接添削してくれるチャンスです。
初心者の方でも恥ずかしがらずに参加していただきたいので、
30歳以下の方優先とさせていただきました。

今後、30歳以上の方やグラフィック以外の方にも参加していただけるような
イベントを順次企画してまいりますので、ご注目ください。

■2010年5月22日(土)18:00~20:00(開場17:45~)
■会場: 青山ブックセンター本店内・A空間(エースペース)
■参加資格:大学生(大学院、専門学校可)、社会人年齢30歳以下。
■定員:40名様
■入場料:税込1,500円

お申し込みは青山ブックセンターさんのウェブサイトで。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201005/_30_522.html
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by dezagen | 2010-04-30 11:19 | イベント
フセイン・チャラヤン展カタログできました
編集 宮後です。

現在、東京都現代美術館で開催されている
「フセイン・チャラヤン」展の展示写真を収録した
カタログができました。
編集はパッド株式会社さん、発売は美術出版社。
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で、現物はこちら。
カバーを開くと、裏に年代順に歴代作品が並び、
背の製本が見える造本になっています。
(糸かがりなので、180度フラットに本が開きます!)
ブックデザインは近藤一弥さん。
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昨晩、現代美術館内のショップ「ナディッフ」に
納品されたそうです。今日から販売されていると思います。

書店さんでの販売は、5月12日頃になる見込み。
また詳細分かり次第、ご報告いたします。

「フセイン・チャラヤン」展カタログ
A5版並製オールカラー、定価2100円(税込)
美術出版社刊
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by dezagen | 2010-04-30 00:33 |
GRAPHIC TRIAL 2010
印刷博物館「グラフィックトライアル2010」展の
オープニングに行ってきました。

新村則人さん、菊地敦己さん、福岡南央子さん、仲野昌晴さんら
4名のデザイナーが凸版印刷のプリンティングディレクターと
印刷表現に挑戦するという試みです。

デザイナーが普段の仕事の中で実験的な印刷に挑戦する機会は
あまりないため、思う存分印刷を試せるこういう場は非常に貴重。
毎年ここから新しい表現が誕生している注目の展覧会です。

印刷トライアルをしている過程は凸版印刷さんのサイトで
詳しく紹介されてますので、そちらをどうぞ。
http://biz.toppan.co.jp/gainfo/graphictrial/2010

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刷版を直接ひっかいたり、塗ったりして加工した手作り刷版で
印刷に挑んだ菊地敦己さんの作品。

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パール印刷に挑戦した新村さんの制作過程。

デザイナーが試したこうした結果を見ておくことで、
「5回重ねると、このくらい光るのか」というような
経験則の蓄積ができたり、
「あの方法でできるんじゃないか?」というような
発想のトレーニングになったり、という効用も。

ここから想像をふくらませていける可能性を秘めた
展示といえるでしょう。

展示は7月19日まで飯田橋の印刷博物館で開催。
ぜひ実物の印刷物にふれてみてください。
http://biz.toppan.co.jp/gainfo/graphictrial/2010
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by dezagen | 2010-04-24 22:47 | 展覧会
ブックカバーCANSAY
編集 宮後です。

引き続き、UVニスの話。
先ほどご紹介した欧文印刷さんのUVニスを使った
製品がこちらのブックカバー。

以前にもご紹介した製品の
最新作が発売されたそうです。
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今回のモチーフは「落書き」。
壁の写真の上に透明ニスでペンキをたらしたあとや
文字が刷られている遊び心あふれるブックカバーです。
(このペンキがたれている部分がグロスニス、
それ以外の部分にはざらっとした質感のニスを使い分けています)
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これ、誰がデザインしたの?
oryelの井上広一さん。
渡部さんによる井上さんのスタジオ訪問記事とあわせてご覧ください!
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by dezagen | 2010-04-24 22:43 | グラフィック
スゴ編
編集 宮後です。
自社本のご紹介でございます。

昨年創刊した「デザインビジネス選書」
3冊目のシリーズとなる書籍
スゴ編。カリスマ編集者から学ぶ7つの仕事力』を
刊行しました。

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『女性の品格』ほか、ベストセラーを手がける9人のカリスマ編集者に
企画の立て方、本の作り方などをインタビューしたものです。

デザ現ブログなので、みなさんの気になる装丁の話をしますと、
今回この本のカバーには欧文印刷さんのUVニスを使いました。
「スゴ編」の部分にニスを引いています。

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UVコーターで載せているこのニスは、通常の油性ニスに比べて
グロス感が出せるのです。グロス系のコート紙に刷ると
ニス部分はもっとツルツルになりますが、
今回は風合いのある紙にニスを引いたため
落ち着いた感じに仕上がりました。

カバーの紙は、OKブライトツヤ、OKブライトラフ、
OKいしかりの3種類で校正をとりました。
OKいしかりはUVニスを吸ってしまい、
ほとんど光らなかったので却下。
ブライトツヤとブライトラフはほぼ同じくらいのテカり方でしたが、
紙の風合い優先でブライトラフのほうになりました。

紙がニスを吸い込んでグロス感が弱くなってしまうため、
最初に吸い込み止めの白を刷っていただいてから
黒、そしてUVニスをのせていただいています。

印刷と紙の仕様はこちら。

カバー、帯……OKブライトラフ(王子製紙)四六判90kg
       特色黒1色+全面にマットニス+文字にUVスポットニス

本文……………ホワイトアスワン(日本製紙)

装丁は前回に引き続き、TYPEFACEさん。
今日から発売です。
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by dezagen | 2010-04-24 22:30 |
TOUCH 八福
渡部のほうです。

タオルメーカー内野のライフスタイルショップTOUCHにて
イベント「TOUCH 八福 8人のクリエーターによるデザインタオル」が開催されている。

言葉を補うと、
「8人のデザイナー、イラストレーターによるデザインの刺繍を
お客さんが選んだタオルに入れるサービス」
である。

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上のこちらは永井一正氏のデザイン。他に

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荒木志華乃氏、谷口周郎氏、谷口広樹氏、

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長崎訓子氏、仲條正義氏、長友啓典氏、若尾真一郎氏がデザインを提供。

このプロジェクトのユニークなところは、刺繍であること。
紙やモニターとは勝手が違う。

内野さんに、刺繍のためのデザインのポイントを聞いてみた。
「イラストをデータ化し、型を作り、機械で自動刺繍します。
かなり再現度は高いのですが、糸の太さ、縫い目の大きさに限度があるので
あまり細かい柄はできません。
また、タオルとして使うために
大きすぎる刺繍では、その部分が固くなってしまい心地よさが損なわれます。
今回は5センチ四方で収まる柄でお願いしました」

タオルも、目の粗いもの、厚いものなどは刺繍に向かない。
糸の種類は15種類(15色)まで使えるが、全色使おうとすると時間が掛かる
など、かなり制約が多い。が、
やはり出来てくるものの、立体感、存在感は刺繍ならではの独特の味わいがある。


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「TOUCH 八福 8人のクリエーターによるデザインタオル」
六本木ヒルズウェストウォーク4F TOUCH
~2010年5月9日(日)
(チラシデザイン:Hiromura Design Office)

内野 www.uchino.co.jp
TOUCH  touch-e.com



今回のイベントは若手イラストレーターを支援する
「あまぐりプロジェクト」のお手本御披露目も兼ねている。
若手イラストレーターから作品を募集、
上の8名が審査し、10から20程度の作品を商品化する予定だ。
イラストの締め切りは4月25日(日)。発売は6月中旬目処。
応募資格、方法などは以下のリンクで。

あまぐりプロジェクト www.cre-8.
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by dezagen | 2010-04-23 12:02 | イベント
味全 厨易
渡部のほうです。

週末台湾に行ってきた。
大智浩氏がシンボルマークを手がけた台湾の食品メーカー味全
当初のシンボルマークより、グラデーションが掛かり
若干変更はあるものの、ほとんど変わっていない。

ここの製品で「うまい」と思ったパッケージ。

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麻婆味や黒コショウ味など、料理ソースのボトルはコックさん。
ボトルがコックさんになっている、というパッケージはそれほど珍しくはないのだが、
右端のボトルも見ると、コックさんパッケージでないボトルも同じ形状で
上のシュリンクとキャップの色を変えただけ。

コックさんが先か、コックさんなしが先か分からないのだけれど、
ボトルのふくらみがちょうどコックさんのほっぺに当たり、整合性がとれ
コックさんなしはなしで、普通に見える。

ちなみに青いコックさんはすき焼きを作る日本人なのだそう。
目がちょっとつり上がっている。
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by dezagen | 2010-04-21 09:37 | プロダクト・パッケージ
Takeo Paper Show 2010
(最後に追記があります)

編集の宮後です。
先週、丸ビルで開催されていた
「Takeo Paper Show 2010」に行ってきました。

「感じるペーパーショウ」と題された今年のショウは、
山口信博+緒方慎一郎+山中俊治さん3名のディレクション。
「紙とは何か?」という原点に立ち返るような展示が
印象的でした。

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細く長いエントランスを抜けると、
紙漉きのデモンストレーション、
未来の新聞の形、折型などの展示が続き、
最後の部屋にどーんと巨大な紙のロールが。
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今年の展示は、新しい情報を得るとか、
何かグッズをもらうとか、ではなくて、
その場で紙を「感じる」展示だったように思います。

そして会場を出たところに新製品のブースがありました。
ペーパーショウは終わってしまいましたが、
4月30日まで竹尾見本帖本店
新製品の紙が展示されているそうなので、見逃した方はぜひ。
極薄紙「カラペ」にメタリックな加工を施した
「カラペラピス」がきれいでした。
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これ誰ファンにはこちらを。
発売当時の「マーメイド」(1956年)と
「パミス」(1960年)の見本帳です。素敵。
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これ、誰がデザインしたの?
教えて、竹尾さん!


(4/20追記)
と書いて、Twitterでつぶやいてみたら、
竹尾さんからお返事をいただきました!

初代「マーメイド」と「サーブル」の見本帳のデザインは
原弘さん。「パミス」はわからないそうです。
謎が解けて、すっきりしました。
ありがとうございます!


文/宮後優子
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by dezagen | 2010-04-20 22:07 | 展覧会