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The Search2 - Feel the Paper
編集宮後です。

若手デザイナー9名が、さまざまな印刷加工技術を用いて、
紙による表現を試みる展示会「The Search2 - Feel the Paper」を見てきました。

デザイン事務所に所属するスタッフが、印刷加工の現場を見学したり
知識を学んだりした成果を作品で発表する展示会で、
前回に引き続き、今年も竹尾見本帖本店で開催されています。
こちらが会場写真。
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全部紹介してしまうとつまらないので、
気になったものをご紹介します。

こちらは甲田さやかさん(株式会社日本デザインセンター)の「ぽち袋」。
封筒にたくさん穴が型抜きされていて、好きなところを穴開けすると
いろいろな絵柄になるというアイデア。
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小玉 文さん(株式会社粟辻デザイン)の「CALENDAR」。
黒いプライクの上に銀のオフメタルを重ね、
豪快に破るとその月の数字が出てくるカレンダー。
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徳田祐子さん(株式会社サン・アド)の「レターセット」。
ステーショナリーペーパーに印刷、箔押、空押して
小さな昆虫をあしらった繊細なデザインです。
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展示会は、8月12日まで神保町の竹尾見本帖本店にて開催。
参加デザイナーの制作プロセスをまとめた小冊子は
印刷加工情報も豊富でとても勉強になります。
http://www.takeo.co.jp/site/event/central/201104.html
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by dezagen | 2011-07-27 00:16 | 展覧会 | Comments(0)
プリングルズ 海苔味
ライター、渡部のほうです。

先日バンコクに行った際、プリングルズの海苔味発見。

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マレーシア産で、中国と東南アジア圏で流通してるようです。
韓国語も書いてあったけど、韓国HPには乗ってなかった、が。さておき。
多国籍に流通している商品は、それぞれの国独自のフレーバーがあるのは当然なのだけれども
この「船頭さん」のキャラ化してるプリングルズ、
こんなん初めて見たよ、と思いきや、アメリカ始め、他の国のプリングルズのパッケージは
プリングルズのあのくねっとした1枚がどうもキャラ化してる様子。

こちらのサイトから各国のを見てみると
http://www.pringles.com
日光浴をしているハラペーニョ味とか、屋台料理を楽しむプリングルズ君とか、
はたまた、ケバブにされたり、お持ち帰りカレー(UK)にされてたり、と
なかなか多彩なところを見せている。

ちなみにこんなものもあった。
http://www.pringlescancreator.com/
「design your own can」自分でデザインを作って友達に見せよう!
だそうです。

しかし、海苔=船頭、どういう発想なんだ。
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by dezagen | 2011-07-24 12:17 | プロダクト・パッケージ
細長くて真ん中の線が空いているもの
ライター、渡部のほうです。

タイトルが全く謎だと思いますが、そうとしか表現できない、これ、何だと思いますか?

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台湾で買った歯磨き粉の箱の中に入っていて、何だろう、と思っていたのですが、
はた!と気がつきました。

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歯磨きチューブ絞り出し棒(?)。
いや、これがものすごい絞り出せます。
この絞り器(?)が通った後は何も残ってない真っ平らになります。
これって日本の歯磨き粉にもついているんでしょうか?
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by dezagen | 2011-07-18 16:04 | プロダクト・パッケージ
木住野彰悟「HANDMADE GRAPHIC」展+濱田庄司スタイル展
ライター渡部です。
今日は頑張って展覧会2本、見てきました。

まずは、@btfで行われている、木住野彰悟「HANDMADE GRAPHIC」展。

ディテールです。どなたかの肖像画ですが、誰の肖像画かは実際に行って確かめて下さい。
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肖像画から、魚や木、山など、様々なモチーフを紙のパーツにして、糸で縫っています。

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基本、縫い物で出て来る端っこの糸は余計なものとして切られるのが普通。
まるで塗っていないかのように振る舞うのが普通です。
木住野さんの作品は、その糸をあえて主張させて、そこでテクスチャーを作っています。
猛烈に糸の束に触りたくなる。
猫とか連れてきたらどうなるんでしょうか。

全部いいけど、強いていうならこれが好き。

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松の木からぼとっ、と糸の塊が落ちてます。他の作品も糸の塊が落ちていたりするのですが、
モチーフが木だけに、自然の生理として、
余計な松葉や木の皮(じゃないけど)を落としたくなった、
そんな力強い松の気持ち(自意識ないと思うけど)を感じてしまう作品。

展覧会の詳細はこちらで
http://www.shopbtf.com/at/tenran_handmade.html

さて、お次はパナソニック電工汐留ミュージアム、16日(土)から開催の
「濱田庄司スタイル展」のプレビュー。
今回は濱田庄司のライフスタイルに焦点を当てた展示内容で、
イギリスに行ったらイギリスのいいとこ取りをしてくる、
アメリカに行ったらアメリカのいいとこ取りをしてくる。
中国でも(旧名)朝鮮でも、という濱田式折衷スタイルを垣間見れます。

作務衣を着た田舎暮らしの印象の強い濱田庄司ですが、結構生活は洋風。
手前のクローゼット、濱田氏自身のデザイン。

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すっきりとした印象は北欧風でもあり、
それでいて取っ手などはがっちりと掴みやすく作ってあり、
質実剛健なアメリカの影響なのかも知れませんし、見ようによっては納戸の戸にも見える。

三國邸のアイデアスケッチ。

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なんか不思議な紙に書いてあるなあと思ったら、何かの包装紙だそうです。
アイデアが浮かんで、即座、そこら辺にある紙に書いちゃったのでしょうか。

これはとてもよかった。海外から息子さんへの手紙。

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1929年頃、「琉坊」と書かれている、長男の琉司氏はまだ3歳くらい。
絵をたっぷりと「このあいだパリでカエルとカタツムリのお料理を食べたよ」。

濱田庄司って、ホント、楽しそうな人だなあと思う展覧会でした。

詳細はこちらで
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/11/110716/index.html

追記
濱田庄司の旧住居、蒐集した民芸品などを保存している益子参考館も今回の震災で大きな被害を受けました。現在再建中です。
復旧のための募金を、という方はこちらへ。

益子参考館再建基金 http://sankoukan.exblog.jp/
足利銀行 益子支店 普通預金 3009661 
 名義 益子参考館震災再建基金 代表 濱田晋作

ゆうちょ銀行 00180-7-512585  
 名義 財団法人益子参考館

関連記事:http://sankoukan.exblog.jp/14078063/
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by dezagen | 2011-07-14 17:42 | 展覧会
国際文具・紙製品展
編集宮後です。
7/4-6まで東京ビッグサイトで開催されていた
「国際 文具・紙製品展」を取材してきました。
http://www.isot-fair.jp/
(昨年の記事はこちらです)

全体の傾向として、昨年目立ったデザイン系文具が引き続き多かったこと、
そのデザインや機能がさらに洗練されていたことでしょうか。
既存の文具で「これはすごい!」という発見はそれほど多くなかったものの
全体として充実していました。

いつも入口付近に凝ったブースを展開している
デザインフィルのブースで注目したいのはこちら。
動物型で人気の「D-CLIPS」がオーダーメイドできるというサービス。
企業など大口注文限定のようですが、クリップの形、ケースの色など
選択の幅もいろいろありそうです。
http://www.designphil.co.jp/
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こちらは欧文印刷のブース。
UVニスを使った文具シリーズ「CANSAY」もすっかり定着し、
今年はメッセージボード、ノートなど3製品が発表されていました。
手前のカラフルなパッケージは持ち運べるメッセージボード。
http://www.obun.co.jp/
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レーザーカットを手がけるトミナガのブース。
ADC展に展示されていたこの作品は、
株式会社ロッカで担当されたそうです。
http://www.rokka-p.co.jp/
http://www.tomi.co.jp/
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キングジムのマスキングテーププリンター「こはる」。
マステをセットすると文字がプリントできるという優れもの。
さすがはテプラの会社、新しい製品を打ち出してきますね。
http://www.kingjim.co.jp/
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こちらはカモ井加工紙のブース。
毎年、mtを自由に貼れるスペースがあるのですが、
今年はmtを貼って持ち帰れるうちわがありました。
http://www.masking-tape.jp/
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mtといえば、今年の文具大賞を受賞。
6mm幅のmtを2トーンにしたmt slim 2toneが
日本文具大賞2011のデザイン部門グランプリを受賞。
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同賞の機能部門グランプリは、
コクヨS&T「針なしステープラー<ハリナックス>」が受賞しています。
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ほかの受賞製品はこちらをご覧ください。
http://www.isot-fair.jp/ja/award/announcement/

あと入口でOEMを行っている製造企業リストみたいな紙が配られていました。
広告代理店のSP担当者やデザイナーさんに役立ちそう。
こういうレアなものを入手できるのも文具展の楽しさです。
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by dezagen | 2011-07-14 07:42 | 展覧会 | Comments(0)
D-BROSの新製品
編集宮後です。
D-BROSさんで新製品を見せていただきました。
これ誰ブログということで、どなたがデザインしたのかもご紹介します。

こちらは幸運を呼ぶお守り、スプーンと鍵が隠された
グリーティングカード「a little gift」。
厚手の紙が丁寧に型抜きされてます。デザインは齊藤 純さん。
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ビリビリっと破ると、破れ目が乗り物の通った跡になる封筒「BOOOOON!」。
絵柄は機関車、飛行機、車の3種類。
今年のJAGDA新人賞を受賞した天宅正さんのデザイン。
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踊っているカップル、つがいのスワンのモチーフのカード「CROSSING」。
中紙はインクジェットプリンター対応なので結婚式のカードにも使えます。
渡邉良重さんのデザインです。
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かわいらしい動物たちの姿がそのまま封筒になったグリーティングカード「Ring」。
封筒部分は薄い紙でできていて、動物部分は厚手の紙でできているので、
紙の重みでぱたっと開きます。デザインは川上恵莉子さん。
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取っ手をもってくるくると回すと、裏表の絵柄が入れ替わるうちわ「ROLLING FAN」。
渡邉さんのボールペン画がかわいいです。封筒に入れて暑中見舞いとしても送れます。
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架空のホテル「ホテルバタフライ」をイメージした商品シリーズの新製品。
ワイングラスの足につけるグラスマーカー。銀色部分がスクラッチ印刷になっていて
自分のイニシャルや絵柄を削り取ることができます。
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10年以上、D-BROSの製品を見続けていますが、
一定のクオリティを保った製品を毎年世に送り続けているのは
本当にすばらしいことだと思います。

今年、品川駅内にショップができたことで、一般のお客様にも身近になったD-BROS。
これからはますます幅広い方々たちに受け入れられていくことでしょう。

D-BROSのショップ「DB station」のウェブサイト
http://www.d-bros.jp/dbshop/

DB stationの記事リンク
http://dezagen.net/?p=713
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by dezagen | 2011-07-12 14:35 | プロダクト・パッケージ | Comments(0)
廣村正彰展「Junglin’」ジュングリン−意識が動く映像
ライター、渡部のほうです。

うかうかしていたら、西武池袋本店で行われた廣村正彰さんの展覧会も終わってしまったのですが、宮後さんと二人で行ってきました!しかもご本人の解説付きで、のご報告。

『ジュングリン—意識が動く映像』と題された展覧会。
まずは「ジュングリン」って何?と思う、その回答が一番分かりやすい展示がこちら。

「カラーバトン」
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サンプル映像。


ものを受け渡す映像が1つのフレームに入っている。本当は1枚の映像の、一つの固定された場所の中で受け渡しがされているだけなのだが、それが並ぶことで、順番に受け渡しをしているような錯覚に陥る。
この「順繰り」の感覚、が「ジュングリン」の言葉の元。

サンプル映像とは違い、実際にはメトロノームで作られた一定のリズムと合わせて送られている。
これが非常にツボを得た、気持ちいいリズムなのだが、実は人間の心臓の鼓動に近いリズムを選んでいるそう。
「人間って心臓の鼓動に近いリズムが一番心地がいいらしいんです。単純な動きが繰り返されていると段々意識が朦朧とした感じになってくる。催眠術と同じですね。
最初は細部を見ているんですが、そのうち全体として捉えるようになる。全体を見ている時に細部でちょっとでも変わったことが起こると、何が起こったんだろう?と気になるんですね。意識のあり方が変わっていくんです」と、廣村さん。

会場では、こうした普段見慣れていることに「あれ?」と思わせるような、展示を6種見せた。

「ラッピング」は、テーブルの上に、ものを包む動作を見せる。
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「包まれるモノも包んでいる紙の裏側も、背景も真っ黒になっています。なので最初は何を包んでいるのか分からない。包み始めて段々形が出て来る。15の商品があるのですが、会場で配られる紙にそのモノの絵が書いてあるので、そこから想像してもらう。モノの凹凸を忠実に覆うのではないのですが、人間はなんとか外形から中身を想像しようとするんですね」

「ドア」は百貨店のドアを通り抜けると持ち物が変わっていたり、服の色が変わっていたり、年齢が変わっていたり、というもの。
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「ドアの内と外で別々に撮っているので、同じ映像ではないのに、繋がっていると人間は当然のように同じ世界が繋がっていると考えてしまう。でも実は違う世界、というものです」

今回の展覧会はこれまでの作品を並べるのではなく、全く新しい表現を見せたものだが、デザイナーが展覧会として表現を見せることについて、アーティストのそれとの違いについて廣村さんに聞いてみた。

「作家性というのはそれほど出なくてもいいと思っていて、デザインというのは有効に目的を果たせばいい。けれども、それは数学と違って、プロセスにその人なりのものが出てしまう。その出てしまうものを面白がるのが現代のデザインだと思います。
デザイナーの中の作家性というテーマは未来永劫いつもあって、答え方はいくつかあります。一つは亀倉さんが言った「デザイナーは離陸したら必ず着陸しないといけない」。どこか目的があって、それを達成しないといけない。アートからも触発は受けるけれども、デザイン的に着地する場所、落としどころを考える。そこが違うんだと思いますね」

渡部が一番気に入ったのは「シャツ」。
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「真っ白なシャツを30枚並べて、そこにブルーのストライプの絵柄を投影しています。全体にストライプが太くなったり細くなったり、ばらばらに太くなったり細くなったり、もう一つは柄が溶けてフラットなブルーになる、3つの映像を流しています。もっと凝った演出も考えましたが、シンプルに見せるのが一番いいだろうと絞りました。
ブルーを選んだのも、まず光のブルーというのが非常にきれいだったことが挙げられますが、一般的にブルーのピンストライプのシャツを着ている人が多い、普遍的なものだから。恐らく知的なイメージ、清潔な感じ、といった根本的な概念があると思うんです。一般的に浸透している概念を整理する、これは今回の展覧会の展示すべてに言えることです」

展示物の中で最も一般的に見るモチーフである「ワイシャツ」を、最も凝ってない演出で見せている。廣村さんの言葉を借りれば「落としどころ」が明確に分かる。このシンプルさが、かえって「普通が変わることの不思議さ」を考えさせる効果を導いているように思った。
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by dezagen | 2011-07-05 22:48 | 展覧会
これ誰がデザインしたの?ブログからのお知らせ
皆様へお知らせです。

7月1日をもちまして、本ブログは
「デザインの現場ブログ これ誰がデザインしたの?」から
「エキサイトイズム公式ブログ これ誰がデザインしたの?」に
変わりました。

記事は引き続き渡部さんと宮後で担当いたします。
今まで同様、国内外の気になるデザインを取り上げ、
誰がどのようにデザインしたのかを紹介していきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。
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by dezagen | 2011-07-05 16:11 | その他 | Comments(0)
これ誰が書いているの?
渡部千春 わたべ・ちはる
デザインライター。1969年新潟生まれ。93年東京造形大学卒業。2011年より東京造形大学准教授。著書に『これ、誰がデザインしたの?』『続・これ、誰がデザインしたの?』(美術出版社)、『北欧デザイン』(プチグラパブリッシング)、『北欧デザインを知る』(NHK生活人新書)、『日本ブランドが世界を巡る』(日経BP社)、共著に『グラフィックデザイナーになるには』(ぺりかん社)、『20世紀デザインヒストリー』(プチグラパブリッシング)など。


宮後優子 みやご・ゆうこ
デザインエディター。『デザインの現場』編集長を経て、文字デザイン誌『TYPOGRAPHY』を創刊。タイポグラフィイベントTypeTalksを共同で運営。2000年より「これ、誰がデザインしたの?」担当編集として渡部氏と取材を続けている。
http://www.facebook.com/yukomiyago
http://twitter.com/design_editor

当ブログは「デザインの現場」ブログからExcite ism公式ブログになりました。
ご連絡は編集担当宮後のTwitterかFB宛にいただけましたら幸いです。
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by dezagen | 2011-07-03 00:45