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第58回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展
編集宮後です。
神保町の竹尾見本帖本店で、
第58回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展を見てきました。

ニューヨークタイプディレクターズクラブ本家の
サイト
受賞作品リストはあるのですが、作品画像はないので、
こうして現物を見られるのは大変貴重です。

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レターヘッドや小冊子などの現物展示点数はやや減った感があるものの
ブックデザインや空間デザインでよいものが多く、見応えがあります。

個人的によかったのは、おしゃれなタイポグラフィ書籍を刊行している
ドイツの出版社、Verlag Hermann Schmidt Mainzの書籍や、
アディダス社内の空間デザインなど。

海外のデザインで欧文フォントがどのように使われているのかを知る
とてもよい機会なので、ぜひ足を運んでみてください。

展示は、6月1日まで竹尾見本帖本店にて。
私は1回で見切れなかったので、たぶんまた行く予定。
http://www.takeo.co.jp/site/event/central/201203.html
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by dezagen | 2012-05-28 00:33 | 展覧会 | Comments(0)
フォント情報の総合サイトがオープン
編集宮後です。
私がmtに夢中になっている間、
フォント関連のすごいサイトができてました。

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Typecache.com(タイプ・キャッシュ)
http://typecache.com/

国内外のタイプ・ファウンドリー(書体メーカー)や、
フォント販売会社、タイプ・デザイナー、
カスタム・フォントを作るデザイン・スタジオを集めた総合サイトで、
各所で扱っているフォント情報が掲載されています。
欧文フォントが中心ですが、和文書体も扱われていて、
リンクからフォントが購入できるしくみになっています。

今までも書体メーカーが運営するフォントサイトはありましたが、
自社で扱うフォント中心の紹介だったりして、
紹介される種類に制約がありました。

しかし、このサイトは書体メーカーではない有志4名が
個人でつくっているため、そのような制約はありません。
全編英語で記載されてますが、つくっているのは日本人。
英語ができて、ウェブやフォントにも詳しいすごい人たちです。

サイトの中身は3つに分かれています。

「Font Clusters」では、「~オルタナティヴ」リストや
ジャンル別リストなどのフォント・リストが紹介されています。
たとえば、「ヘルベチカ・オルタナティヴ」とは、
ヘルベチカに似ているけどヘルベチカではないフォントのことです。

「Font in Use」では、実際にそのフォントが使われている
ウェブや雑誌が写真で紹介されています。見てるだけで楽しいページです。

「Interviews」では、フォントデザイナーの取材記事を掲載。
今年のモリサワタイプコンテストの欧文部門審査員の一人、
Font BureauのCyrus Highsmithのインタビューが載ってたりと
とっても豪華。今後、記事が増えていくのが楽しみです。

英語がわからなくても、まずは見て楽しんでください!
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by dezagen | 2012-05-18 17:01 | その他 | Comments(0)
mt factory tour2
編集宮後のほうです。
カモ井さんとの打ち合わせも兼ねて、
mt factory tourに行ってきました。

mt factory tourというのは、
マスキングテープmtを製造するカモ井加工紙さんの
本社工場で行われた工場見学会のことです。

渡部さんのレポートはこちら。
日程が合わなくて別々に参加してきました。
http://dezagen.exblog.jp/18284098/

カモ井さんの本社工場は倉敷駅から車で約15分の場所にあります。
1923年創業なので、社内の至る所にいい感じに時を経たものがあります。

こちらの元第三撹拌工場もその一つ。
もともとはテープの接着剤の材料を撹拌する機械があった工場でしたが、
資料館として生まれ変わりました。

設計は建築事務所TNAさんが担当。
6機の撹拌機があった穴をそのまま残し、
1階は多目的スペース、2階は昔の資料を展示した資料室です。

1階に設置されているハエ取り紙の製造機。
カモ井さんはハエ取り紙の製造からスタートした会社なので
この機械はいわば会社の原点でもあります。

2階資料室奥には、今までに製造されたmtがすらり。
展示会でしか販売されない限定品も一同に集まり、壮観です。

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建物全体の様子は、TNAさんのサイトでご覧ください。
http://tna-arch.com/archi/archi_kamoi01.html


資料館のとなりは、mtで動くアニメーションをつくっている
制作スタッフによる公開制作の現場でした。
この様子はUstreamでも見られるようです。
http://www.ustream.tv/channel/mt-factory-tour?rmalang=ja_JP

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その隣の建物は限定テープの販売会場と新製品mt casaのお披露目会場。
左側に並んだ小さな家に貼ってある幅広のテープがmt casa。
mt casaは、インテリア用に開発された商品で、壁や床に貼って楽しめるもの。
これまで展示会では使われてきましたが、今回一般向けに製品化されました。
子供部屋なんかに合いそうです。
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その隣に渡部さんがハマったmt貼りまくりコーナーがあります。
コースターや箱に好きなだけmtを貼って持ち帰れるという体験コーナー。
隣の社員食堂では、倉敷名物のふるいちのぶっかけうどんの出張店舗も。

こちらは見学コース最後から見た工場の風景。
工場内の撮影はNGなので、写真は撮れませんでしたが、
どうしても工場内が見たい方は『マスキングテープオフィシャルブック』
『マスキングテープの本』をご覧ください。
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今週火曜日から一般見学が始まっているので、
ファンの皆さんからのレポート写真もネット上にたくさん掲載されています。
同時期、倉敷国際ホテル、倉敷アイビースクエアには
mtを貼った専用ルームが設置され、倉敷地区のショップも連動するという
街をあげてのイベントに発展しつつあります。

今回の見学会では、ファンの方にいかに楽しんでもらえるかということを
大事にしたそうです。メーカーからの押しつけではなく、
ファンと一緒になってブランドをつくるmtらしい工場見学会でした。

今日から銀座のユニクロでもmtのフェアが開催されます。
mtとUTのコラボレーションで、mt柄のカットソーの販売、
限定テープのプレゼントがあるそうです。
http://www.uniqlo.com/ginza/
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by dezagen | 2012-05-18 07:54 | イベント | Comments(0)
キギ展 植原亮輔と渡邉良重
ライター渡部のほうです。

gggで行われている『キギ展 植原亮輔と渡邉良重』 www.dnp.co.jp に行ってきた。

元ドラフト、今年独立し、キギとして活動する、植原亮輔さんと渡邉良重さんの作品展。
D-Bros、Theatre Products、ソフィーナボーテなど、単体で取材させてもらったり、見せてもらったり、もちろん消費者としてPASS THE BATONのステーショナリーやSEMPREのパッケージ、書籍などもろもろ見ているが、一同にまとめて見たのは初めて。

会場で写真は撮らなかったが、会場内写真はgggのサイトで公開されているので、そちらをご参照に。
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/news/detail.cgi?seq=0000205&type=1&t=1


会場に入ると、ガラスの陳列ケースがまず目を引いた。
博物館などで使われる、スチールとガラスのケースの中に、D-BrosやLunchの商品や、書籍などが入っている。
こうやって陳列されると、消費物としてではなく、じっと眺めるものとしてモノを集中して見れるようになるから不思議だ。

とはいえ、やはり「欲しい」「所有したい」という欲求が喚起される。
これは私だけかもしれないし、皆同じかもしれない。
展示物の1つ1つを、モノとして眺めているのだけれど、見れば見るほどにその魅力を人と共有するのではなく、個人として「私とLunchのアップリケ」「私のソフィーナボーテのボトル」として、独占したくなる。
私はこうした状態を「モノが語りかけてくる」と感じているが、渡邊さんと植原さんのデザインは、その語りかけがとても小声でささやかで、かつ、現実から少し離れ秘密めいたところから話しかけているようで、それだけに、自分だけに話しかけているのではないか、という気にさせられる。

現実に引き戻って、テクニカルなところで言うと、印刷物、紙モノはほとんど目に見えないマットニスや、こんなところまで抜けるのかと思うような抜きや、エンボスや箔押しや、加工技術がふんだんに盛り込まれているので、光が当たる角度を変えてみたり、ものすごく近寄ってみたりすることで、また違った表情として見えてくる。

見所はあまりにも多い。

キギ展 植原亮輔と渡邉良重
~2012年05月30日(水)
ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
tel 03.3571.5206
11:00am-7:00pm(土曜日は6:00pmまで) 日曜・祝日休館
入場無料
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by dezagen | 2012-05-17 23:16 | 展覧会
韓国の女性用生理用品
ライター渡部のほうです。

また、男子禁制な、以前書いた http://blog.excite.co.jp/dezagen/18110151/ 女性用生理用品のお話の続き。


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ソウルのスーパーで見た、生理用品の棚。
まだまだ種類がいっぱいあって、写真に映っているのは1/3くらい。

世界の生理用ナプキンのパッケージをざーっとウェブサイトで見る限り、欧米型のデザインにほとんど寄っていて、日本、韓国、台湾はかなり特殊(中国もかなり違うらしいのだけれど、未チェック)。

生理用品に限らず、日本と韓国のパッケージはかなり独自の視覚言語で勝負している。
ざっくり言うと、日本や韓国は視覚言語の機能性よりもエモーショナルな部分、繊細さ、が求められている、と思う。
最も機能重視な米国のデザインと比べると、ふんわり、やわらか、かわいらしい感じ、という印象。

これはまったくもって私感なので、他の方はどう思っているのか分からないけれど、そのエモーショナルな装飾性が、どれが何(羽付、羽なし、夜用、昼用、かぶれ防止、などなど)なのか、を伝えにくくしていると思う。

と、いうのはなかなか客観的に考えられないものだが、日本同様ふんわり系の生理用品パッケージが多い韓国で見てみると、私は文字が読めないだけになおさら、どれがどれだか分からない…。
と、思うのだけれど、どうだろうか。

韓国とは関係ないけど、学生に聞いたら、その場にいた女子全員、家で母親や姉、妹などと共有する、と言うのでびっくりした。トイレの棚に置いておき、みんなで使うらしい。
うちは母と姉がいたが(今も生きてますが、全然)、別個に買い、タンスの中に入れて置いた。
世代の差なのか、単純にうちだけ特殊なのか。
私が母親だったら、花柄は買わない。蝶柄も買わない。
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by dezagen | 2012-05-16 09:54 | プロダクト・パッケージ
著者向け出版社の選び方
編集宮後です。
久しぶりに編集ネタです。

「本を出したい」と思っている方は多いと思うんですが、
どの出版社(版元)から出すかという問題について。

「とにかく本を出してくれるところから出す」
「信頼できる編集者がいるところから出す」
「できれば名前の通った版元から出したい」などなど
著者が出版社を選ぶ基準はいろいろあると思うんですが、
「ここに着目するといいですよ」というお話をしたいと思います。
(私が関わっているデザイン、ビジュアル系専門書in中小出版社の場合でお話します)

日本には約4000社の出版社があると言われていますが、
出版社といってもその内情はさまざまです。

わかりやすいところでは、
・規模の大小
・総合出版社なのか、専門出版社なのか
などですが、それ以外にぜひ着目してほしいところがあります。

それは、
・委託なのか直販なのか
・書店営業のスタイル
・本をつくるときのポリシー
・重版に対する考え方
・電子書籍に対する考え方
などです。

順番にみていきましょう。


1. 委託なのか直販なのか

「委託」というのは取次口座を持っている出版社の多くが行う
一般的な書籍流通のスタイルで、本が出たら一定期間書店に置いてもらい(委託)、
売り上げを精算するというやり方です。この方法のメリットは、
取次の流通網を使ってとにかく短時間に大量の本を全国書店に流通させられることなんですが、
どこ書店にどう配本するかという指示ができないというデメリットもあります。
みなさんがイメージする出版社の多くはたいていこちらです。

一方、「直販」というのは取次を通さずに、出版社の営業が直接書店を回って注文をとり、
出版社から書店へ本を卸す方法。書店営業に行かなければならないため、人手が必要ですが、
書店に直接説明して本を売りたい、限られた書店に集中的に本を置いてもらいたい場合には
有効な方法です。

どちらがいい悪いという問題ではなく、本の内容によって向き不向きがあるということ。
一つの出版社でどちらかを使い分けられればいいんですが、そういうわけにもいかず
たいていは委託か直販かのどちらかになります。

で、このことが出版社の経営の仕方に大きく影響してくるわけです。
新刊を委託配本すると、取次から出版社へお金が支払われるため
売り上げ確保のために出版社は新刊を出し続ける、いわゆる自転車操業に陥る危険性もあります。
直販の会社にはそういうシステムはないので、
売れると思った本を地道に出していくということになります。


2.書店営業のスタイル

さきほどの委託か直販かにも関係してくるんですが、
委託&雑誌中心の出版社なんかだと、
書店営業にそれほど力をさかなくても
出版後は自動的に配本されていきます。

反対に直販や書籍中心の出版社は
一冊一冊の内容に応じて書店営業をする必要があるため
ある程度の人数の書店営業がいないと、
営業行為自体が成立しません。

しかし、直販系出版社でも非常に小規模なところでは
専業の営業がいない会社もあり、
編集者が営業も兼ねるか、外部に委託するか、
書店にFAXを流すだけ、といった
省力型の営業スタイルになることが多いです。


3.本をつくるときのポリシー

出版社としてどういう本を出していくのか、という
方向性のようなものです。

総合ジャンルなのか、専門ジャンルなのか、
刊行点数重視なのか、点数は少なくても吟味して出すのか、
編集重視型なのか、営業主導型なのか。

「編集重視型」というのは編集者の自主性を重んじて
その編集者がいいと思った企画を出していく出版社、
営業主導型というのは「今こういう本が売れている」という
のを徹底的に分析してそれに似た類書をつくる出版社です。

営業主導型の多くは、マーケティング重視になるため、
本のテーマと刊行時期だけ決めたらあとは編集プロダクションに
丸投げという会社も少なくありません。社員編集者は何本もの
企画をかかえ、スケジュールと予算の管理だけを行うという
スタイルの会社が多いです。


4.重版に対する考え方

これも出版社によってまちまちです。
順調に売れている書籍ならば即重版となりますが、
何年もかけて少しずつ動いているような書籍では
品切れになっても重版がかかりません。
つまり、その本を欲しい人はいるのに
供給できる本がないという状態。

出版社が電子書籍を手がけていれば、
紙ではなくて電子で復刊という方法がありますが、
電子化にも対応していない場合はお手上げです。

著者にとって、自著が手に入らないというのは由々しき問題。
しかし、出版社側にとっては1回の重版で最低2000部くらいは
刷らないと利益がでないため、簡単に重版できない事情があります。

電子書籍化してもらうか、さもなければ出版権を著者に戻してもらい
他の出版社からも出せるようにするか、のどちらかになります。


5. 電子書籍に対する考え方

最近の出版契約書には、電子書籍化の権利をどうするかという
記載がされています。私が見た契約書には2通りあり、
一つは電子書籍化する際は著者と出版社で話し合って決めるというもの、
もう一つは電子化の権利を出版社が独占的に所有するというもの。

後者の場合だと、電子書籍化の権利も自動的に出版社の手に渡るため、
やろうと思えば自分で電子書籍をつくれてしまうデザイナーや制作会社には
抵抗があると思います。
前者のほうが著者心理にも配慮した契約内容と言えます。


長くなりましたが、この辺で。
最近よく聞かれることが多いので、まとめてみました。
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by dezagen | 2012-05-13 23:37 | その他 | Comments(0)
チョコレート考40+鈴木マサル傘展
ライター渡部のほうです。

スーパーライター/エディター上條桂子さん https://twitter.com/#!/keeeeeeei より、「こんなチョコレートがありましたよ!」と写真をもらう。

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ひょー、きれいなパッケージ。

Seattle Chocolates http://www.seattlechocolates.com/ というアメリカのブランド。
板チョコレート TRUFFLE BARS のページを見ると、テキスタイルパターンのように地色を敷いて、フレーバーの違いを表している。
約70gで3ドル。これくらいだと自分で食べても、人にあげてもいい感じ。
人にあげる、となるとやはりパッケージのきれいさ、特別感は重要。

欧米だと板チョコレートのパッケージが、文字情報+シズル写真、イラストだけでなく、テキスタイルパターンのような柄を敷いて、ラッピングペーパー的に使われていることが多い(事実、ラッピングペーパーか…)。

日本のチョコレートはまだまだだなあ、と思っているのだけれど、テキスタイルデザイナーの人にチョコレートをデザインしてもらったらいい感じになるのでは。
で、鈴木マサルさん http://ottaipnu.com/ http://ameblo.jp/ottaipnu/ にやってもらいたいなあ、と思ったのは、「鈴木マサル傘展」に行ってきたから。
(以下、5月14日に若干補足しました)

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情報:http://www.facebook.com/photo.php?fbid=320311361370681&set=a.202279466507205.49613.202241836510968&typ


開催場所:
OYAMACHO 18-23
東京都渋谷区大山町18-23コートアネックス大山町1F
TEL:03-5452-3171 MAIL:yamazaki@casedepon.com
( 担当 : 山崎 )
期間:〜5.27(sun),11:00-18:00
トークイベント:5.20(sun),14:00-16:00

ムーンバットと協力して作られている傘のシリーズ+新作+刺繍が素敵な日傘+雨用兼用日傘、+会場限定6種類のテキスタイルパターンやくるみボタンから選んで自分だけのオリジナルが作れる日傘、と盛りだくさん。
オリジナル日傘以外は即売。
渡部は父母兼用プレゼントに1本購入。買わずにいられない、なにかものすごい誘因力を感じた次第。

写真は鈴木さんのブログ http://ameblo.jp/ottaipnu/day-20120513.html に詳しいので是非ご覧あれ。

鈴木さんのブログにも書いてあるが、今回は協力クリエティブチームが素晴らしい。

DM、ポスターをデザインした enamel. の石岡良治さん。http://www.enamel.co.jp/
enamel. さんには以前このブログにも登場してもらっている。
http://blog.excite.co.jp/dezagen/15168812/

会場構成を手がけた 設計事務所 ima (イマ) 。http://www.ima-ima.com/
世界中のマリメッコショップの店舗デザインをやっている、ということでご存じの方も多いはず。

比較的小さいスペースで、それぞれ個性のある53アイテムの傘+オリジナルファブリックも披露というのは、バランスをどう取るか、かなり難しかったのではなかったかと思うのだけれど、それをすっきりと見えやすく、壁面に並べ、オリジナルファブリックは大きく出す、と、ポイントの強弱をきちんとさせている。

また、この展覧会及び商品の最大の魅力は、鈴木さんの絵柄が立体的なプロダクトになったときの「楽しさ」。フライヤーからその楽しさがダイレクトに伝わって来る。

出すところは出す、抑えるところは抑える。プロのテクニックが光るところ。

また、世界感をさらに盛り上げるオリジナルのBGM(雨っぽい、でも、楽しく弾むような音)は高橋琢哉さん
http://www.sendenkaigi.com/ykkap/index.html


傘の制作はムーンバットさん。http://www.moonbat.co.jp/

と、素晴らしい。

こうした展示、商品が成功するのは、むろん、鈴木さんのテキスタイルの魅力がコアにあるから。
イラストの力があって、色彩感覚に優れていて、パターン化できて、しかも布1枚がいいだけじゃなくて、傘やその他のもの(会場では鈴木さんの着ていたシャツがものすごいインパクトだった)に応用したときに美しい、ってなかなかできることではない。

鈴木様、是非今度チョコレートのパッケージを。
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by dezagen | 2012-05-13 17:28 | プロダクト・パッケージ
mt factory tour
ライター渡部のほうです。

5月10日、mt factory you 工場見学会へ、倉敷へ。

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mtとはむろん、カモ井加工紙のマスキングテープのシリーズのこと。
http://www.masking-tape.jp/
mt factory tour http://www.masking-tape.jp/factory_tour/ はすでに応募締め切りになっているので、これから行きたいと思った読者の方にはすいません。

ちなみに相方宮後さんは11日に行って来たそうなので、宮後さんレポートもあるかも。

工場のこと、使い方、種類などについては、書籍
『〈粘着〉の技術─カモ井加工紙の87年─』http://www.kibito.co.jp/kikan/978-4-86069-253-7.html
『マスキングテープの本』主婦の友社 https://www2.shufunotomo.co.jp/webmado/detail/978-4-07-262088-5

そして、我が相方、宮後さんの編集した
『マスキングテープオフィシャルブック』美術出版社 http://book.bijutsu.co.jp/books/2010/08/100_1.html
『マスキングテープ mt の楽しい使い方』グラフィック社 http://www.graphicsha.co.jp/shosai.php?snumber3=1117
に詳しいのでご覧あれ。

こんな、パッキング工程柄をお土産にいただく。
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一番楽しかったところ。

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好きなだけテープを貼って楽しんで下さいコーナー。
これだけあるとさすがに迷う。そして色彩構成をやらされて、全然できなかった高校生時代を思い出した。
色彩構成と違って塗り直しじゃなくて張り直しが楽にできるからいいなー。高校生の時に出会いたかった、mt。
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by dezagen | 2012-05-13 17:06 | イベント
クアラルンプールの美術系学校
ライター渡部のほうです。

マレーシア4日目の今日は、友達の知人の奥さまに頼って、首都クアラルンプールの美術系学校を見せてもらった。

1校目はこちら
Limkokwing University of Creative Technology
http://www.limkokwing.net/malaysia/

マレーシアの本校に約7千人の生徒を抱え、バリ、ボルネオ、ボツワナ、カンボジア、ジャカルタ、レソト王国、スワジランド、ロンドンにも校舎を持ち、交換留学などのパートナー校は77カ国282校(以上、現在も数は増えているとのこと)という、巨大大学。

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クアラルンプール本校の生徒9割は外国人から来ており、ウェブサイトの表紙の「アメリカ青春ドラマ!」みたいな写真の様子が本当に展開されているのでびっくりした。

ショートコースから大学、大学院、英語学校やヘアデザインの学校まで、幅広くかつ細分化されており、かつビジネスマネージメントコースがあったり、学校と企業、地方自治体との共同プロジェクトも多く行っている、現実のクリエイティブ産業に直結している。

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写真はトレンガヌ州の産品(右側の棚にあるもの)のパッケージ、リデザインをしたプロジェクト。いくつかは実際の商品に起用された。

2校目は生徒数400人強と、小さめの専門学校 Dasein Academy of Art
http://dasein.edu.my/

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少人数のメリットを活かし、1クラスは10人から12人まで、とし、徹底した個人指導を行う。
「大学だとアートはこういうもの、デザインはこういうもの、と、教えることから始まるのが普通だと思うけれど、頭で色々考えても実現できなければ、本人のフラストレーションが溜まったり、落ち込んだり、途中で投げ出したりする、まず1年目は技術を教えることから始め、できる、作れる自信を持たせる」と、共同設立者の1人でマーケティングディレクターのチュン・ウェイ・フェンさんは言う。

で、こんなに描けるようになっちゃう。

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オリジナルの画風や表現の模索は、こうしたベースを作ってから。
ハリウッド俳優のポートレートをこんなに真面目に描かれちゃうと、ちょっと恥ずかしい気もするけど、一応練習だから、モチーフは、まあ、さておき。

全然アプローチの違う学校だけれど、目的と方法がかなり明確なのに驚いた。
「美術教育は今後どうあるべきか?」という課題に悩んでいるヨーロッパや日本の学校からしてみると、うらやましいことではある。
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by dezagen | 2012-05-02 23:14 | その他
ソウルの芳山市場
ライター渡部のほうです。

そういえば、遡ること2週間ほど前、ソウルに行ってきたのだった。
1泊2日、睡眠時間を除くと実質フリータイム8時間、という強行だったのだが、
ここでほとんど時間を潰してしまった。

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資材好きにはたまらない、芳山市場 방산시장 
製菓用品で有名な場所らしいが、その南側の通りはビニール類、ステッカー各種、包材、などなど。

すごい狭いところでシールの型抜きやってたり、

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テープ専門店。日本とちょっと違う色合い、マット系少しくすんだ色味が多かった。

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by dezagen | 2012-05-02 21:34 | プロダクト・パッケージ