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『雑草』
編集宮後です。
アートディレクターの徳田祐司さんから写真集『雑草』を送っていただきました。
これは徳田さんが撮りためた数百枚の雑草の写真からセレクトしたもので、
3年前骨董通りで行ったストリートギャラリーの写真を一冊にまとめたもの。

「毎日歩く通勤路や街角でただ何となくシャッターを押しているうちに、
雑草たちが健気で、慎ましく、しかし強く、逞しく生きようとしているように見えました。
次の日にはすぱっと刈られて跡形もなく姿を消してしまう雑草ですが、
また気がつくとすくっと新しい芽を出し、花を咲かせています。
この写真集はそんな彼らの個性溢れる生き方に力強さと自由さ、
そして軽快さを感じながら完成させたものです。」(プレスリリースより)

ブックデザインは、コンクリートをイメージした装丁にいくつかの小さなミニ写真集が
自由な場所にレイアウトされている、そんなイメージでつくられたそう。
厚めの板紙に小さなブックレットが貼付けられています。

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【写真集の概要と仕様】
題名:『雑草』
写真:徳田祐司 canaria inc.
デザイン:小島真理子・佐々木大輔 canaria inc.
協力:デジタル・クリエイティブ・ネット
印刷:カノウ印刷
発行:canaria inc www.canaria-world.com
仕様:ボール紙、ヴァンヌーボ、シュリンク加工、A3サイズ
価格:1,890円税込み

この写真集は、徳田さんの会社、カナリアから初めて出版されるもので、
今後も本をつくっていきたいとのこと。販売なども全部自分たちで
手がけられているそうです。現在、以下のお店で販売されています。

【販売店】
ユトレヒト(オリジナルプリント取り扱い)
SHIBUYA PUBLISING BOOKSELLERS
タワーレコード渋谷店
ガケ書房(京都)
恵文社一乗寺店(京都)
ON READING / ELVIS PRESS(名古屋) 
代官山蔦屋書店(7/15~予定。ユニークな売り方を計画中)
他*最新の取り扱い店に関してはカナリアのショップサイトに随時アップしていく予定。
www.canaria-world.com/shop (近日公開予定)

徳田さんに「本をつくってみていかがでしたか?」とうかがったところ、
「楽しい! 編集という可能性は、本当に無限大にあると感じました。」というお答えが。

デザイナーの方々が日々の仕事でおこなっていらっしゃる、
情報を整理してまとめること自体が編集なんですよね。
デザインと編集という手段を手にしたデザイナーの方に
これからも心躍る素敵な本をつくっていただきたいなと思うのでした。
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by dezagen | 2012-06-28 07:54 | | Comments(0)
「日本のグラフィックデザイン2012」
編集宮後です。
6月22日から六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで
始まっているJAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)の
「日本のグラフィックデザイン2012」展を見てきました。

JAGDAが毎年発行しているデザイン年鑑『Graphic Design In Japan』の
2012年版の発行を記念して、掲載作品の中から約300点を展示したもの。
毎年、年鑑が発売される時期にあわせて開催されています。

2012年の各受賞作はこちら。
http://www.jagda.org/awards/index.php

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誰のために、何のためにつくられたデザインなのか
よくわからないものの比率が増えてるなあと思いながら見ていたんですが、
明確なクライアントのいるコマーシャルワークが減ってるってことなんですね。

ほぼ自主制作に近いものだったり、クライアントといっても
自分が所属する組織だったり、知り合いのお店だったりするものの比率が
増えてきているのかもと感じました。
これは最近のグラフィックデザイン賞全般に言える傾向でもあります。

クライアントワークの数自体が減っているとか、
そもそもそういう仕事を出品していないとか、
いろいろな理由はあると思いますが、
いろいろと考えさせられる展示でした。

日本のグラフィックデザイン2012
会期:6/22-7/29
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
http://www.jagda.org/information/jagda/1445
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by dezagen | 2012-06-28 07:25 | 展覧会 | Comments(0)
取材に行ったのに
ライター渡部のほうです。

先日、コクヨの大阪本社まで取材に行ったのだが、話に夢中になり、取材中全く写真を撮っておらず、うちに戻って見たら、この写真しか残ってなかった。

うどんとレバ刺し。

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コクヨのお話は10月『デザインのひきだし』にて。
すいません…
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by dezagen | 2012-06-27 09:20 | その他
インテリア ライフスタイル
編集宮後です。
先々週に見てきたインテリアライフスタイルのリポートです。

インテリアライフスタイルは、室内で使うプロダクトや雑貨など
幅広い範囲のアイテムを紹介する国際見本市。
毎年、東京ビッグサイトで開催されており、
今年は6月6〜8日の3日間で、652社が出展し、
26485名が来場したそうです。年々大きくなっている印象があります。

知り合いのプロダクトデザイナーさんやメーカーの方も出展しており、
具体的な受注につながる大事なイベントになっているようです。
http://www.interior-lifestyle.com/

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東京ビックサイトの西ホール全部を使っていたので、
東京国際ブックフェアとほぼ同規模です。
中は撮影NGですが、プレス申請をして撮影させていただきました。

「HASAMI」のブランド名で展開している波佐見焼のシリーズ。
色が美しく、最近雑貨店でもよく見かける商品です。
今回新しく、オーブンにも入れられる新ラインが発売されるとのことで、
お披露目がされていました。以前から、HASAMIって誰がディレクションしてるのか
気になっていたので、その場で聞いてみたところ、すべて社内で担当されているとか。
ブースのつくりかた、配布物、商品のパッケージ、どれもうまいなあと思います。
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そのすぐそばに、クリスチャンラクロワの紙グッズが。
ラクロワといえば、ファッションが有名ですが、紙製品も出してたんですね。
繊細な型抜きをしたカードなどが出ていました。
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紙好きにはおなじみの紙のデザインプロダクト「かみの工作所」。
今年は、6組のクリエイターが写真を使った紙の製品に挑戦。
その作品展示のほか、新製品や既存アイテムの紹介など。
空気の器は瀧本幹也さんの写真を印刷したバージョンもできていて
さらに進化を遂げている様子。
今年の会場構成はトラフ建築設計事務所。紙を運ぶときに使う木製のパレットを
重ねて什器にしているところが、かみの工作所っぽい雰囲気です。
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こちらは、かみの工作所から独立したブランドとなった
テラダモケイのブース。1/100建築模型用添景セットや
よく飛ぶ紙飛行機便せんの新製品が登場。
半年でアイテムがすごい増えてる!
全商品を掲載した全紙ポスターも大人気で
用意した5000枚がすべてなくなったそう。
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やはり建築家は空間の作り方がうまいなあと感心していたのですが、
全体的にブースの作り方はうまくなってる印象を受けました。

シリコンのふたで容器にもなる陶器、OSOROのブースもしかり。
田子學さんのMTDO incがディレクターをつとめ、ブースデザインから
タブロイド判の冊子まで、すべて抜かりなくつくられていました。
http://www.osoro.jp
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何社か合同で大きなブースを出していたり、
デザイナーをたててきちんとブースをデザインしていたり、
出展側もよく研究して、見せ方が格段にうまくなっている。

逆に、このような見せ方競争はさらに激しくなっていきそうで、
スタイリングのうまさではなく、
本来の商品力でどれだけ顧客をつかめるかが重要になっていきそう。
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by dezagen | 2012-06-18 07:59 | 展覧会 | Comments(0)
「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」展覧会図録
編集宮後のほうです。
しばらくお休みしていた展覧会図録追跡ですが、
最近おもしろい図録をいただいたのでご紹介したいと思います。

こちらの『靉嘔 ふたたび虹のかなたに』展覧会図録です。
縦42cm×横26cm×厚さ1cmの大判な図録で、
表紙には印刷されておらず、よく見るとうっすらと
タイトルが空押しされています。
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中面には作家自身の著述や作品目録などが記載され、
それぞれの折ごとに色を変えて、合計12色の特色で印刷されています。
靉嘔さんはレインボーカラーの作品を制作しているので、
中面も虹色なのでしょうか。

約360点の作品は、二つ折りになった紙に印刷され、
それらは綴じられておらず、本体から独立して添付されています。
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通常の書籍ではできない形状ですし、
美術館がつくるカタログとしてはサイズが大きいので、
どうやって流通させているのか、気になり、
カタログをデザインした永原康史さんにうかがってみました。

永原さんによれば、今回の図録はもともと
電子書籍にする予定で、永原さんに依頼されたそうですが、
配布できる形のものが必要ということで紙版を作成したのだとか。

通常、展覧会の図録は美術館から図録専門の制作会社などへ
制作依頼をしてつくられますが、永原さんはご自身で
電子書籍の出版レーベルepjpを運営されているので、
今回の本はそこから紙の本のプロジェクトとして刊行するになりました。

内容と本の形状に関しては、靉嘔さん、学芸員、編集者、永原さんで
相談しながら決めたそうです。
「作品を全部載せたい」という靉嘔さんの希望から
以前、茨城新聞のタブロイド判に掲載した形式を参考に、
二つ折りのフォリオの形になったとのこと。
これなら小さい画像もたくさん載せられますし、
大きな画像はノドに分断されずに1枚写真で掲載が可能。
製本されていないのはそのためだったんですね。

図録は、巡回展が開催される美術館会場のほか、
Amazon.co.jp、ナディフ各店で販売されています。
epjpのウェブサイトで詳細を知ることができます。
http://epublishing.jp/

大きな会社や流通を通さなくても
本をつくって販売できるしくみができつつあるのかもしれません。
今回の図録もデザイナーのレーベルから図録を出版するという
新しい出版の形として注目されそうです。

巡回展情報はこちら。
「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」
5/6で終了  東京都現代美術館
7/28-10/8 新潟市美術館 
11/3-1/4  広島市現代美術館 
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by dezagen | 2012-06-14 11:32 | | Comments(0)
内澤旬子のイラストと蒐集本展
編集宮後です。
神保町のスタジオイワトで
内澤旬子さんの展覧会が開催されています。

印刷の仕組みを味のあるイラストで解説した
『印刷に恋して』をはじめ、数々の
イラストルポを描かれてきた内澤さん。
彼女が集めてきた本と描いたイラストを
展示しながら販売もする展覧会が開催中と聞いて
早速行ってきたのでした。
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海外で買われた古本も多く、なかでも
携帯用の小さな聖書が素敵でした。
私はこちらのテーブル中央にあった黒い聖書を買いました。
発行は1903年。なんと今から110年前の本です。

内澤さんがこの本をどんな思いで買って持っていらしたのか、
そんなことを考えながら、大切にしまっておこうと思ったのでした。

展示は、6月16日(土)までスタジオイワトで開催。
(15日までは15−20時、16日は15−18時まで)
http://www.studio-iwato.com/studio/

会場撮影したのは7日(木)なので
ここに写っている本はすでに売れてしまってないかもしれません。
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by dezagen | 2012-06-11 16:00 | 展覧会 | Comments(0)
インテリアライフスタイル展
ライター渡部のほうです。

やっとのことで時間を捻出し、ゆりかもめに揺られ揺られて、辿り着いた東京ビックサイト。
いやはや、やっぱ遠い。
というか、東京湾に来た、と思うだけで遠い感じがする。
あくまで感じですが。

さておき、目的は明日6月8日まで開催されているインテリアライフスタイル展 www.interior-lifestyle.com
とはいえ、着いた時点ですでに5時過ぎ、見れる時間が1時間弱、となると、見れるものは限られる。

まず一番見たかったこちらへ。
アッシュコンセプト www.h-concept.jp の「リーフ」。紙の温度計。
http://h-concept.jp/fs/hshop/c/leaf

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20℃〜30度の時は緑色、それを超えると黄色っぽくなる。
なので体温36度くらいの人間が触ると触ったところだけ黄土色になる。

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20度以下だと茶色になるので、冷却スプレーで冷やすと焦げ茶に。
葉っぱの形をした紙、が、あれ?色が変わった、なんで!?
こういう驚きがストレートに楽しめる。
単純なアイデアだけれども、その驚きが分かりやすい、ごく普通の葉っぱの形や温度設定やなされている。

デザイナー熊谷英之さんからの提案で始まったものだそう。

他に気になったもの。
「椿うるおい」という石鹸のブランド。
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福岡にある、まるは油脂化学株式会社 www.nanairo.co.jp が出しているブランド。
ウェブサイトを見ると分かるのだが、この「椿うるおい」だけ他の商品群とテーストが違う。

まるは油脂化学の一般的な製品は、肌に優しく、環境にも負荷を掛けないもので、健康食品のお店や東急ハンズなどに置かれている。ほとんどは自分が使うために買うものだろう。
椿うるおいは、高級感がありギフトに向く。内容が分かりやすく、美しいデザインだ。
福岡在住のデザイナーさんが、商品コンセプトから一緒に考え、パッケージのフィニッシュをしたそうだ。

(個人的には、まるは油脂化学の基幹商品「七色石鹸」に彫ってある「七色」の文字にぐっと来た。けど)
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by dezagen | 2012-06-07 20:58 | 展覧会