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mina perhonen 展示会インビテーションのグラフィック
ライター渡部のほうです。

本格的に学校の後期が始まり、夏休みのフリーランスモードから、学校先生モードに戻さなきゃ、戻らない、うう、でもなんとか、という日々が続いている。
というわけで滞っているブログなので、ちょっと遅い情報。

みんな大好き、mina perhonen (aの上に‥)
www.mina-perhonen.jp
の、2013年春夏の展示会に行って来た。

理由:インビテーションが素敵だったので。

封筒を開けて中のカードを出したところ。封筒にエンボス+クリアの箔。これがですねー、すごく気持ちのいい触り心地なのだなあ。
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中のカード。花柄の縁はメタルの箔が掛かっている。
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封筒の中にも花柄。
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モチーフは新作お洋服などの柄。
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今回のデザインは菊地敦己さんとのこと。
mina perhonenのインビテーションは本当に毎回素晴らしい。
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by dezagen | 2012-09-26 08:53 | グラフィック
デザイナー紹介1:氏デザイン
編集宮後です。
ようやく少し涼しくなってきたので活動再開です。

仕事柄、取材や打ち合わせではなく、
気になるデザイナーさんの事務所を訪れ、
今までに手がけられた仕事を見せていただくことがあるので、
このブログでも積極的にご紹介していこうと思います。

今回は先日伺ってきた氏デザイン 前田豊さんのご紹介。
知り合いの美術館学芸員から「いいデザイナーさんがいるよ」と
話には聞いていたものの、お会いする機会がなかったんですが、
なぜか今会うべきだと思い、突発的にお会いしてきました。

氏デザイン代表の前田さんは1972年生まれの
グラフィックデザイナー。プロフィールには
廣村デザイン事務所などをへて2005年独立とあります。

お会いしたときには、最近手がけられたお仕事をざっと
見せていただいたんですが、なかでも美術展の広告(ポスターやチラシなどの
グラフィック)やサイン計画のお仕事が印象的でした。

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こちらは渋谷のNHKスタジオパークの館内。
サイン計画とロゴデザインを担当されています。

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こちらは今年3月10日から6月11日まで日本科学未来館で開催された
「世界の終わりのものがたり」展のポスターと会場のデザイン。
世界の環境問題や経済問題などいろいろなジャンルの問いかけ73問と
その答えをビジュアル化して見せる展示です。

たとえば「リスクがない環境で安心して生きたいですか?」という
問いに対して、象の平均寿命56.0年、野生の象35.9年、
動物園の象16.9年という数字がつきつけられ、
動物園という安全な環境で生きる象が野生の象より短命であることがわかるという次第。

つまらなくなりがちなデータをビジュアルとうまく組み合わせることによって、
はっとさせられる展示として見せているあたりがうまい。
展覧会のポスターのほか、展示のグラフィックデザインも前田さんが担当。
深刻なテーマを、泰間 敬視さんのポップなイラストでうまく緩和させています。

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こちらは2011年3〜7月に森美術館で開催された「フレンチ・ウィンドウ展」。
フランスで最も権威ある現代美術コレクターの団体「ADIAF」が主催する
「マルセル・デュシャン賞」の10周年を記念して開催される
現代フランスアートの展覧会のポスター。

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続けて、静岡市美術館の「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想展」、
「ハンス・コパー展」のポスター。

いずれも前田さんは「特別なことはしていないんです」と
おっしゃるのですが、丁寧につくられたロゴタイプやレイアウトから、
きちんとデザインされたものであることがわかります。

ちまたにはデザイナーの個性が目立つデザインは多々あれど、
一見すごく普通に見えてちゃんとつくってあるデザインというのは
ありそうでなかなかないのです。

前田さんのお仕事のお話をうかがうつもりでしたが、
今のデザイン界の現状やデザインメディアのあり方にまで話がおよび、
久しぶりにいいデザイン議論ができました。

引き続き、このコーナーで気になるデザイナーさんを
ご紹介していきたいと思います。

氏デザイン
http://ujidesign.com/
現在、デザイナー募集中だそうです(9/30応募締め切り)
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by dezagen | 2012-09-24 07:00 | デザイナー紹介 | Comments(0)
かみの工作所新作商品
編集宮後です。

デザイナーと印刷会社でつくる
ペーパーアイテムのブランド「かみの工作所」。
2006年のスタート以来、アイテムを増やし、
すっかり定着した感があります。

2011年に本をつくらせていただいたご縁で
その後も新製品はチェックしているんですが、
先日「こんなのできたよ」という報告をいただいたので
早速紹介させていただこうと思います。

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こちらは「めいしばこ」の横山裕一さんバージョン。
1枚の紙を折ると名刺ケースになる
三星安澄さんデザインの「めいしばこ」に
アーティストの横山裕一さんバージョンが登場。

書籍『かみの工作所の本』の付録でつけた
横山裕一さんバージョンがきっかけで
今回デザインを変えて製品化されたそうです。

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こちらは現在、青山のワタリウム美術館で開催中の
テラダモケイの展示風景(展示は9/30まで)。展示にあわせて
ワタリウムのあるキラー通りの建物を1/100にした添景が登場。
商品のほうは現在、No.23の競泳編まで発売されています。
昨年刊行された本に掲載されている商品が
No.12までなのですでに追いついていません。
どこまでいくのでしょうか、展開を見守りたいと思います。
http://www.teradamokei.jp/news/event/post-36.html

こうしたシリーズの製品やブランド展開の過程を
すっと見続けることでわかることもあり、
それが取材を続ける上での醍醐味でもあります。

ブランドにはストーリーとヒストリーが必要だと言われるように、
人や物事がどんな歴史を歩んできたか、最近はそこに興味があります。

かみの工作所誕生から現在までの素敵なヒストリーは
こちらにまとまっているので、ぜひ読んでみてください。
http://www.kaminokousakujo.jp/outline/history.html
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by dezagen | 2012-09-11 07:07 | プロダクト・パッケージ | Comments(0)
プラハ その5 チェコのパッケージ
ライター渡部のほうです。

チェコで見た商品のパッケージが、なんだか今までみたことないものが多かったので一気にご紹介。

見たことないといいつつ、懐かしいような。凍らせてチューチューするのか、そのまま使うのか。
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パッケージじゃないけど、クッキーがこれ、というところでなんとなく出物が出る予感がした。
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カカオ姉さん。メイドカフェ的な
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チェコが意外や、キャラ大国だった。ゆるキャラというより、普通に魅力のないキャラばかり。なんなのこの鼻…。
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これくらいはかわいく見えてくるが、豆腐にネズミか。
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豚の頭を持って笑みを浮かべる料理人。
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写真では見えないかもしれない、蛇のような舌を出す男。
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現地でものすごい人気のウエハース。
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どれくらい人気かというと、人間の高さを超える棚を占領するほど。
パッケージが見えない状況だが、もはやアイキャッチとしてのパッケージデザインは必要なく「それ」であればいい、究極の愛され商品。そして渡部は日に2枚食べていた。
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ああ、イギリスの有名なうさぎ、じゃないな。
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ボトルの両面にラベル。表は顔。裏は背中。
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ベトナム旅行土産の笠を被って浮かれた鶏と牛。
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今回最も我々(ワタクシとスーパーエディター/ライターの上條桂子さん)を興奮させたキャラ。
腸を飲み込んでいるのか吐き出しているのか。プラハ旅行中に金のなくなった丸尾末広が絵を残しますから宿代は許して下さい、という成り行きでこの企業のキャラクターが作られたのであるというウソの話を延々と考える。
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一見何気ないのだが何かおかしい。キラメキのアニマルたち
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その猫は凶器のような目を持ってこちらを見るのであった。
むろんきやつの餌も生々しい。
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アイスクリームのあるところ、必ずあった「ロシアアイス」なるもの。中身はウエハースに挟まれたバニラアイスクリーム。なぜかゴーゴリを思い出したが、ゴーゴリの小説にこのようなおじいさんが登場していたのかは謎。私の脳内なんらかの作用である。
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かわいいんだかかわいくないんだか。いちご
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幼少期に人からは見えない友達を作る子供がいるが、その友達を描けと言われたらこんな
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郵便局のキャラクターはこんなのでいいのか。いいかも。慣れると好きになるタイプ。
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ジャパニーズガーデンと名乗る洗剤。このような日本解釈は慣れているので、もう実はどうでもいい。むしろどのような香りなのかが気になるのみである。
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何でも磨けますということを表したいはずなのだが、グラフィック本アンティーク小物素材集に見えてしょうがない
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コルゲートとかアクアフレッシュとかグローバル企業の息の掛かってない歯磨き粉はなぜか生々しい歯茎を見せがち
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江原真二郎と中原ひとみが出ていたホワイト&ホワイトのCMを思い出した2品(世代的なもの)。他人の国のパッケージに私が言うことではないが、微笑みすぎだと思う。
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車の中のエアフレッシュナー。長いドライブの間、リンゴやソフトクリーム相手に和むのであろう。
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鉛筆の上に付ける消しゴムと鉛筆削り。重力的にバランス悪いと思うが、チェコ人のがっしりした体格なら支えられるはずだ。
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左のチョークが普通サイズ。右、大きすぎ。私の教室ではこのような太いチョークは使用しないが、チェコ人のがっしりした体格なら支えられるはずだ。
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かわいくない、んだよな、と、3日目くらいはそろそろ感覚が狂ってくる時期
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スマーフって青じゃなかったっけ?というツッコミはするまい。
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ということを書いた後、意外に古いキャラだったことが発覚。
Křemílek a Vochomůrka(私には発音できない。クシャミ・ア・ハコモールカ、と聞こえるが。)Křemílek と  Vochomůrkaというキャラらしく、facebokまで持ってる。
http://www.facebook.com/pages/Křem%C3%ADlek-a-Vochomůrka/335527675090

最終日くらいになるとこれくらいのヒゲおやじは全然平気だ。もう何でも来い。
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番外編。
ベルリンは、というかドイツ全体がそうだと思われるが、なんとなくパッケージの魅力が薄い。なぜかというと、商品のルックスより中身重視だから、と聞いたことがある。
そんな中での出物。ベルリンにあったライスパフ入りチョコレート。狂喜乱舞する米キャラ。
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以上。
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by dezagen | 2012-09-09 18:36 | プロダクト・パッケージ
ベルリンその3 ヤンネス・フールセンさん
ライター渡部のほうです。

まずはこちらのビデオをざーっと見て欲しい。

http://vimeo.com/43240234

ネタ元をばらすと、オンラインのカルチャー/デザインマガジン、protein
http://prote.in/feed/2012/07/xylinium-stool
を見ていたら、たまたま目に着いたこの椅子、というか表皮。

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デザイナーのヤンネス・フールセンさんはベルリン在住だというので、おお、ちょうどベルリンに行くではないか、というわけで、話を聞きに行ったのだった。
www.jannishuelsen.com

ねばねばしたモノの素はグルコンアセトバクター・キシリナスいう酢酸菌の一種(以下、長いのでバクテリアと書く)が合成したセルロース繊維。
セルロースといえば、紙の原料。まあ、紙だけじゃないけど。
つまり、木でもなく植物でもなく、バクテリアが糖類を餌に紙の素を作ってくれるのだ。
えー、そんなのあるの!?と記事を読んで驚いてしまったのだが、実際かなり昔から発見されていたものらしく、ただその活用法が模索段階のため、ほとんど世に出ていない、ということなのだそうだ。

椅子をモールドにしてこのバクテリアにセルロース表皮を着けてみたらどうなる?と実験した作品が、上の写真の乾いた紙がくっついて老化したような、その椅子。

培養してモールドにくっつけ中
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取り出した椅子のセルロースを乾燥すると
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こうなります。
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ビデオに説明されているように、培養液にモールドを入れ、数日間、ジェル状育ったセルロースがある程度着いたところで取り出し、乾燥させると、シート状のものが貼り付く。
かなり忠実にくっついているのだが、均一な厚さのシート状にはならず、また乾燥時に端が破れてしまったり、まだ椅子として完成品とは言えないのだが、逆にこの乾いた肌のようなテクスチャーがたまらなく気持ち悪くてカッコイイ(と、私は思う)。

写真だといっぱしの椅子に見えるが、実際はまだ実験段階なのでちびちび椅子状態。
ヤンネスさんと椅子のツーショットでサイズが分かると思う。

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ウレタンやら木材やら金属やらメッシュやら穴あきやらバービー人形やら、実に様々なものをモールドにして実験したもの↓
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かなりこなれた家具の作りだし、中堅デザイナーかなー、でもビデオに出ているのは結構若そうにも見えるなあ、と本人に会ったら、本当に若かった。83年生まれの29歳。イタリア、オランダなどのインターンも挟みつつ、大学院卒業したての超若手デザイナーであった。

デザイナーと呼ぶのが正しいのかどうかも分からない。
この椅子も「結果的に椅子の形を取ったけれど、素材や技術のまだ使われていない使い方を見つけて、実験することが当初からの目的」とヤンネスさん。
素材+加工が大好きな様子で、一般的な会話(ドイツのどこがいい、みたいな話とかね)をしていても、どうしてもコンクリートの話とか樹脂の話とかに持って行かれる。目をキラキラさせて。

アート、化学、工学、デザインなど、とカテゴライズしにくいものの中をただひたすら、何か到達点を探して突き進んでいるという印象を受けた。

現在、このプロジェクトも継続させながら(バクテリアの扱いは複雑で、専門の研究者、技師と開発していかねばならず、研究費が膨大なので個人では無理。後援者探し中)別プロジェクトでデザイン、アートのイベントに参加したり、あらゆることを模索中。

しかしバクテリア紙、うまく成型できる方法を確立できれば、非木材紙のあり方、ペーパーモールドの作り方、あるいは洋服の作り方、などなど、かなり色んな分野で革命を起こすと思う。
がんばれ!ヤンネスさん!
で、生計はどうやって立ててるの?と直球で聞いてみたら
「ジャージー・シーモアのところで週5日働いてる」
えっ!ジャージー・シーモア www.jerszyseymour.com って今ベルリン在住なの?え?もう10年いるの?
そっちにびっくりした。
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by dezagen | 2012-09-09 04:19 | デザイナー紹介
ベルリンその2 サービスアパートメント Plus One Berlin
ライター渡部のほうです。

ベルリンその2,と言いつつ、もう明日にはフライトの私。
今泊まっているホテルについて。

ホテルというか、サービスアパートメント、のPlus One Berlin www.plusoneberlin.com

今年6月にオープンしたばかり、デザインにもがんばってる様子なので泊まってみることにした。
お値段、1泊130ユーロ、と少々お高め。
30平米、1ベッドルームだが、最大3人まで寝ることはできる。

部屋の様子(私が使ってる状態で取ったので、多少の使用感は許して)
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パインのプライウッドをメインの素材に使い、古い家屋の廃材リサイクルをうまく使っている。

部屋の写真を見てジャケ買いというかルックス買いというか、見た目でさくっと決めてしまったのだが、
「このホテルにはフロントデスクなどはありません、地元民 (the locals) がゲストを案内します」
え…、ああ、まあ、いいけど。

地元民はどんな人がいるのだろ、とfacebookを見てみる。
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.446823325352052.104073.249254735108913&type=3

なかなかバリエーションに富んでいる様子。
さて、地元民を選ぼうと思ったら
「ログインページのパスワードは宿泊の2日前にお知らせします」
えっ…

宿泊の2日前、ログインしてみると、facebookの地元民よりも多い約20人ほど(だったと思う、最終日の今日はすでにログインできないので覚えていない)。隠し玉があるのだった。
よし!
と思ったものの、私の滞在時、できれば昼間、に空いている人はほとんどいない。
ほとんどの地元民は仕事や学業があるため、夜会ってくれる、ということらしい。
プロフィールにはパーティー好きとか街で最高のバーを教えますとか書いてあるし。
えー…。
どうしよう新手のデーティングサービスということなのだったら困るわ私そんな心の用意はないわどうしよう今最大太ってるし肌も荒れ荒れだし服もそろそろ汚れてきたし、というような雑念が走ったと言っても納得してくれる読者の方もいると思う。

ますます不安になりながら、入居当日、1人じゃ怖いので友達に着いてきてもらった(情けない43歳)。
住所を信用すると、ここ…え…ここ?
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ゲートの向こうにいたトルコ人のおじさんは「plus one?しらねーな」と言ってる(らしい)(身振り手振り)。
一緒にいる友達と共に不安最高潮になってるところに、内装を手がけた建築事務所 spamroom  www.spamroom.net のパオラ・バーニャさん、自転車に乗って軽やかに登場。
若い、かわいい。
不安半減。
鍵を渡してくれるダニエルさんも出てきてくれる。
若い、かわいい。
不安4分の1。

とはいえ、ゲートを開け、エントランス。
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またもや不安があたまをもたげる。
マンションというより団地という言い方がふさわしい、古い集合住宅の中の一室、それがサービスアパートメントになっているのだった。
エレベーターのラクガキ具合や階段は、あまりに暗く写真に収められないほどである。

ドキドキしつつ、パオラさん、ダニエルさんと部屋に入ると、一番上の写真のようにかわいらしい部屋が!
このギャップ!
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↑ エクストラベッド部分に座っているパオラさん。
3つの引き出し状になっていて、蓋を外し、組木のようなロックを掛け3つを繋げると、ベッド台に。
エクストラ用のベッドリネンは引き出しの中に入っている。
蓋が上がっている部分も収納。
やけにでっかいベッドだな、と思ったら、収納家具とベッドが一体になったもの。
狭小住宅のアイデアソースになる。

パオラさんの右手、窓に面して長さ2メートル以上のカウンターがあり、そこで私は今パソコンを打っている。3つの引き出しの1つが椅子になる仕組み。

「廃材を使ってインテリアを作るのが好き。建築廃材/中古材を集めた倉庫のような場所があって、そこでキッチンのドア、ドアノブやテーブルの脚などを手に入れています。ゴミの山から宝物を掘り出すような作業でものすごく大変だけど、楽しい。
素材を見つけてくっつけるだけでなく、その素材からサイズに合わせてカットしたり、何層にも塗られたペンキのレイヤーやいい感じのキズを残しつつやすりを掛け具合を考えたり、素材を生き返らせるのにかなり時間を掛けています」

ペンキのレイヤーを残した小物入れのドア。
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サイズが合わなかったため、あえて細かいパーツにし、対角線状に組み合わせた板材。中はクローゼット。
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クローゼットの中のハンガーも手作り。
プラスチックのハンガーに、60年代のものと思われるビニール製テーブルクロスを貼っている。
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古いガス管を使ったランプ。
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「私自身工業用素材が好きだし、このエリアはもともと労働者階級のエリアで、工場労働者のイメージも少し残したほうがいいかなと考えて、古いガス管を使ってみました。ポリッシュやランプにする加工は私の父に頼みました。建築設計を作るだけじゃなくて、実際に現場の人と一緒に加工や作業をして作って行くのはすごく楽しかったですよ。確かに時間も手間も掛かるけれど、新しい素材を選んで組み合わせたものでは味わえない、その部屋だけが持つ個性を作ってくれるから。現場の様子を見ながら作らなければいけないことも多かったので、実験的なインテリアデザインではあるけれど、うまくいったと思います」

オープンしてから3ヶ月、予想外だったことや、今だったらここを直したい、というところは?と聞いてみると
「ベルリンでは多くの人が家の中で靴を脱ぐので、ベッドまで靴で上がる人がいて靴跡がつくとは思わなかったし、コップの跡が残っている部分など、プライウッドをオイル仕上げじゃなくて樹脂仕上げにすればよかったと思う場所はあります」
とのこと。なんだかその素直さにも感動したりして、不安はすっかり解消。

バスルームはグレーの床タイルと白壁をベースにしたすっきりデザインで、シンクや水栓も上質のものを使っている。お湯もしっかり出るし、壁をくりぬいた小さい窓から外光も少し入り、閉塞感もない。

3日間隔でルームクリーニング、アメニティやリネン類の入れ替えを行う。
シャンプー類はila www.ila-spa.com イギリスのオーガニックスパ用品のブランド、初めて使ったけど、結構よかった。
3日間隔といえば「地元民」も3日に1回ガイドツアーをお願いできる。

そうだ、地元民!
アポが入れられたのが今日、フライト前日の夜。
朝から雨っぽい曇りだし、寒いし、なんでこんな時に知らない人と時間を過ごさねばならないのか、と後悔すらしていたのだが、仕方ない。取材だ、と思い、地元民登場を待つ。

ワタクシが選んだのは、オランダ人で世界を旅しつつ、7カ国語をあやつり、現在ベルリン在住、旅行ライターの、Jeroen van Marle さん(オランダ発音じゃなくてドイツ語発音でもなくて英語発音で自己紹介されたんで発音が最後まで分からなかった、英語発音でジェローンさん)。
あ、よかった、普通の人…。
しかも聞き取りやすい英語。というか、話っぷりがプロのガイドのようだ。

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ジェローンさんは「街オタク」だそうで(そんな言葉初めて聞いた)、グラフィティやどんな道に何があるかを見るのが好きなのだそうだ。
オーナーのイギリス人、クレア・フリーマンさんと以前から知り合いで、新しいコンセプトのサービスアパートメントの話を聞き、「地元民」になった。

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こういうグラフィティは誰が書いたとか、街灯はガスですとか、いつ建てられた建物だとか、そのようなことを教えてもらいつつ町歩き。

ジェローンさんに連れて行かれるがまま、テンペルホフ空港跡広場へ。
いやー、その場所、前に行ったことがあるからいいです、と言ったものの、連れて行ってもらったら、あら、素敵。

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町中をちょっと歩いたら地平線。
一気に頭の中のゴミゴミしたものがふっとんだ。

アスファルト面のマークはランニングの折り返し地点だとか、農園スペースは地面を掘らない限り自由に栽培していいとか、色んなものが壊されるベルリンの街にあってこの農園スペースは誰も壊そうとしないとか、やはり地元民、詳しかった。

現地民のアルバイト料はゲスト1人につき40ユーロ。
現地民はゲストを選べないから、どんな人が来ても対応しなければいけない。
「英語が全然できない人とか、とんでもなく体臭がする人とか来たらどうするんですか?」と聞いてみたら
「なんとかなるよ」
とイージーゴーイングな方だった。

Plus Oneに泊まっても別に無理に地元民ガイドツアーを頼む必要はなく、メールアドレスをもらえるので、メールで情報のやりとりだけ、というのも可能。
メールでは20年代に作られた公営プールを教えてもらって、泳いできた。

ジェローンさんから読者の方へのメッセージ。
「plus oneに泊まってなくても、プライベートでガイドツアーやります。歩きでも自転車でも。ディープ情報なツアー」
ジェローンさんにベルリンツアーをお願いしたい方は、、、個人のメールアドレスをここで出すのもなんなので、私のツイッターのほうに連絡下さい(私がそこまでやる必要はないが、現状どうすればいいのか分からないので、当座)。 https://twitter.com/chiharuwatabe

このサービスアパートメントのシステムは使い方次第だな、というのが私の感想。
Plus One のある南クロイツベルグ+北ノイケルン地区はちょっと前まで、貧乏で荒れた地区という印象があったらしいのだが、その家賃の安さからアーティストや外国人が多く移り住み、現在は新しいショップやバー、クラブが次々とできている、かなり変化の激しいエリア。夜しか開いていない店もあり、昼と夜の印象もかなり違う。
いわゆるベルリンの観光地、中心地とは若干離れているけれど、新しいエリアならではの雑多感、動きが好きな方にはオススメできる。

長々と書いたが、こうした次々と生まれる新しさ、世界から集まってきた人々によるプロジェクト、はベルリンカルチャーの象徴的なものだと思う。

と、いうわけで、私は明日(すでに今日)のフライトに向けて、寝ます。おやすみなさい。
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by dezagen | 2012-09-06 09:20 | インテリア
チェコの手漉き紙工場
ライター、渡部のほうです。

これは書かねば、と思いつつ、某誌に記事化することになっているのであまり詳しく書けない、どれくらい書けばいいのだ、と考えていたら記憶が薄れそうなので、ざっくりとした情報なのだが、という言い訳はさておいて、とりあえず、チェコで手漉き紙の工場に行って来たよ、という話。

(以下、文字化けすると困るので、アルファベットの上下につく点や線などのダイアクリティカルマークは省略しています。本来のスペルは、ウェブサイトなどで確認して下さい)

プラハから電車に乗ること、3時間ほど(だったような)。
本来2回乗り換え、最後は1車両しかないローカル線じゃないと行けない、向こうの方が気を効かせて、ローカル線の乗り換えの駅に車で迎えに来てくれたのでかなり助かったけど、の手漉き紙工場 Rucni papirna Velke Losiny a.s. www.rucnipapirna.cz/ に行ってきた。

Velke Losiny?知らないよ、って人が普通だと思う。
私も東京のチェコセンター、ホリー・ペトルさんに聞くまで知らなかったもん(ホリーさん、大感謝)。
とはいえ、ユネスコ世界遺産に登録申請中 http://whc.unesco.org/en/tentativelists/1508/ なので、登録されたらチェコと言えば、という場所になるのかもしれない。
創業1596年(1590年代らしいのだけれど、正確に日付が残っていたのが1596年とのこと)の紙工場というだけでもすごいし、近くにスパあるし、行くべき場所ではある。

で、肝心な中身。

まずは、紙の原料を攪拌しているところ。
このときはコットンパルプを使用中。他に亜麻、ヘンプなども使う。
素材を均一な長さ太さにするため、叩解した後のもの。
大きなおけでタイルが貼ってあると、どうしても銭湯を思い出す。
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漉いた紙をウールフェルトの上に置いているところ。
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こちらは、紙を漉く簀桁。メッシュの部分、日本の和紙だと伝統的には竹を使うようだが、ヨーロッパでは青銅なのだそうだ。簾の上の刺繍のようなものはあとですかしになるウォーターマークを作る部分。
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あとは水を絞る圧搾、乾燥、ものによっては断裁、カレンダーを掛けて仕上がる。
Rucni papirna Velke Losiny は紙作りだけでなく、印刷加工も同時に手がけている。
こちらは活版機。19世紀末から20世紀初頭のものでドイツ製。
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こちらも活版機。共産時代のチェコスロバキア製で、当時西ドイツの機械を輸入することができなかったので「西ドイツのものをコピーしていた機械です」と言われてしまった。
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できた紙は主に大学や公的機関の証書、アート用紙、ステーショナリーなどに使われる。
1590年代から延々と続き、現在も25名のスタッフが働くという。
この規模での手漉き紙メーカーはヨーロッパでも珍しい。

もう少し詳しく書きたいところだが、それは後で某誌、、、って隠さなくてもいいか、『デザインのひきだし』で書く予定なので、お楽しみに。

おまけ

やー、チェコと言ったらビールですよ、ビール。
水のよいところで作られる地元のビール。半分飲んだところですいません。
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ちなみに帰りの電車。こんな。
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by dezagen | 2012-09-05 19:42 | プロダクト・パッケージ
トラフ×イソップ
ライター渡部のほうです。

トラフ建築設計事務所(http://torafu.com 以下トラフ)はなんだか磁石のようだ。色んな面白いコトや人がいつも周りにある。それがまたまた人を引きつけ、物を引きつけ、と連鎖している。
先日、ブログ相方宮後さんが書いたコロロデスク/スツールや、瀧本幹也さんの写真を起用した空気の器や、ミッドタウンの風鈴祭 www.tokyo-midtown.com/jp/summer/2012/furinsaisai.html などなど。常に40くらいのプロジェクトが動いているそうな。

ニュースとしては結構前になってしまうのだが、6月15日に同時オープンした、オーストラリアのオーガニックスキンケア/ヘアケア/ボディケアブランド「イソップ」 http://aesop-japan.com/ の新丸ビル店と横浜ベイクオーター店もまたそんな1つ。

イソップの直営店としては、長坂常氏による設計で青山と銀座に路面店が作られている。
こちらは古材やサイズの異なるレンガを使ったり、インテリアのディテールに強さが感じられる。

「路面店はメインの通りから少し外れていることもあり、知っている人が来る前提。インテリアの個性が立っていてもいい。今回は既存の複合施設に入るので、それまで知らなかった人でも分かりやすく、入りやすいデザインを意識しました」とトラフの鈴野さんは言う。

確かに分かりやすい。
新丸ビル店は周囲の白さに対し、グレーブラウン系の色の壁床棚で統一し空間をきゅっと締めるような効果を、客層はファミリーが多くテナントも賑やか鮮やかな横浜ベイクオーター店は緑の枠をがっちりと作り、そこでまたきゅっと空間を締め、中はすべて白で統一している。棚、カウンターなどはすべて直線で構成され、いずれの店舗でも、茶・白・黒をベースにしたイソップの商品が際立って見える。

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新丸ビル店

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横浜ベイクオーター店

当初、店舗俯瞰写真だけを見た時に、トラフが手がけたにしてはヒネリのない直球なデザインだなあ、と感じたのだが、それは安直な判断で、もちろん隠れた工夫がある。

まず1つは素材。
一見人工大理石風に見えるカウンター、よくよく見ると木目が見える。この素材はOSB(Oriented Strand Board、配向性ストランドボード)と呼ばれるもので、チップ状にした木材を高熱で圧縮加工したボード。通常は床の下や壁の中といった隠れた場所に使われる。無垢の木材のようなまっさらな美しさはないが、強度がある、縁の下の力持ち(ホントにそうだ)的存在のOSBを素肌の状態と捉え、「イソップの製品が丁寧に手入れすることで肌の持っている力を引き出すように、OSBを丁寧に仕上げることで表面にも使える素材に変えた」(鈴野)と言う。

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素のOSB

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新丸ビルに使われている、加工したOSB。

そのままではザラザラのOSBに、半透明ウレタン樹脂(新丸ビル店用はグレーブラウンの色を、横浜ベイクオーター店は白を若干混ぜたもの)をしみ込ませ、何重にも塗って仕上げた。
オーストラリアのHQからトラフに話が来た際に、提案した店舗コンセプトは「モイスチャー」。その時点ではどのような店舗になるか具体的な案はなかったそうだが、半透明の樹脂をたっぷりとしみ込んだボードは、つややかで硬質な表情を作り上げている。

もう1つはなかなかお客さんには見えない(見せない)部分なのだけれど、水回り。
新丸ビル店のスペースは水道が引かれていなかったため、タンクの水を水道蛇口に引き、使用した水を別のタンクに排出する。大きなタンクを使えば入れたり出したりの回数は少なくて済むが、タンクに入った水というのは意外に重いもの。タンクは必要最小サイズにし、キャスター付きの箱に入れて、水の入れ替えがしやすいようになっている。

先にトラフは磁石のようにいつも周りに面白いモノ、人を引きつけている、と書いたが、トラフのすごさはひきつけた面白いモノの魅力をよりよく、さらによく見せてくれるところだと思う。見過ごしかねないモノの実力をきちんと見せてくれる。
今回の発見は「イソップ」のブランドとしての魅力だった。

それまで私自身、イソップ=数多あるオーガニックスキンケアブランドの1つ、としてしか見ていなかったのだが、新丸ビル店でずらりと並んだ製品群を見て、デザインの強さを感じた。
ボトルなどの装飾にはなるべくコストを掛けず、その分中身を充実させる、というのがイソップが始まってから継続している考えだ。同じ茶色の遮光ボトル、ケース、チューブ、モノトーンのラベルを共通化させているため、並んだ時に非常に力強く、安定感があり、信頼感にも繋がっている。

またイソップの主旨として、その地域に合った店舗設計をするため、それぞれローカルの建築家を起用するのだという。商品が置かれる棚の高さ間隔などにはルールがあるが、(銀座店と新丸ビル店の違いからも分かるように)その他はかなり自由。どこのお店に行っても同じ、なのではなく、それぞれの店舗の特徴を楽しむこともできる。

先日パリで見かけた店舗は棚ではなく、壁からお皿が飛び出しているような作りで、小さい路面店の中、丸いお皿に置かれた商品がとてもかわいらしく見えた。
インテリアの観点としては、世界のイソップ店舗巡りをしてみたいと思わせるし(これは無理かも)、パッケージデザインの観点では、是非メルボルンのHQでお話を聞いてみたいと思った(でもこれはできるかも)。

東京のイソップの取材がなかったら、パリのお店を覗いてくることもなかっただろうし、興味が次々と湧いてくることもなかっただろう。
こんな風にトラフの周りは面白いコトが常にあり、取材する側にもインスピレーション(というかネタ?)になる。
本当に希少な才能だとしみじみ感じた。

イソップ 新丸ビル店
〒100-6503
東京都千代田区丸の内1-5-1
新丸の内ビルディング 3F
TEL: 03-6269-9502
www.marunouchi.com/common/JP/shop/detail.cgi?SH_MSH_code=4342

イソップ 横浜ベイクォーター店
〒221-0056
神奈川県横浜市神奈川区金港町1-10
横浜ベイクォーター ANNEX 3F
TEL: 045-534-8912
www.yokohama-bayquarter.com/page/shop/detail/?id=119

さらに詳細はこちらで
http://aesop-japan.com/
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by dezagen | 2012-09-04 23:00 | インテリア
takaiiiyama(タカイーーーヤマ・高い山分室)
編集宮後です。
『これ、誰がデザインしたの?』をデザインしてくださったご縁で、
以来ずーっとブックデザインをお願いしている山野英之さん。

山野さんが主宰するデザイン事務所「高い山」の分室が期間限定で
渋谷ヒカリエ内にオープンすると聞いて早速うかがってきました。

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こちらは昨日の設営中の写真。
ヒカリエ8F奥のスペース「aiiima」の一室に高い山の仕事場が。

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手前には高い山で手がけたグラフィックデザインの仕事がずらっと並びます。
山野さんには過去5冊(これ誰2冊、トラフ建築設計事務所の作品集、
空気の器の本、空気の港)のデザインをお願いしたんですが、装丁にハズレなし。
デザ現編集長時代につくってもらった年賀状なども展示されてます。

本当にそこで仕事をするそうなので、高い山の仕事の現場を
リアルに見学することが可能。

その場で山野さんにデザイン依頼をしてもいいそうです。
デザイン商店みたいで、なんか楽しいですね。

壁面には写真や絵画作品の展示が行われるそう。
プロのデザイナーの仕事場を見てみたいという学生の方も
ぜひ行ってみてください(ただし、じゃまはしないようにね)。

「takaiiiyama(タカイーーーヤマ・高い山分室)」
場所:渋谷ヒカリエ 8F aiiima
日程:9/4(火)~ 9/16(日)
時間:11:00 ~ 20:00
展示:9/5(水)~9/10(月) 写真家 吉次史成
   9/11(火)~9/16(日) 画家 松井一平の作品展示あり。
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by dezagen | 2012-09-04 07:54 | イベント | Comments(0)
D-BROS 2013年カレンダー発売
編集宮後です。
D-BROSの2012年版カレンダーが9月1日に発売されました。
今年は以下の6種類です。
(写真提供:D-BROS)

ROLL12
Design: Ryosuke Uehara
カレンダーをめくってとめる立体的なカレンダー。
毎月めくるごとに、違う紙やインキがあらわれて
様々な表情に変化します。
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THE HIDER AND SEEKER
Design: Yoshie Watanabe
ページをめくるごとに色鮮やかな花々が広がる卓上カレンダー。
少女や動物、昆虫などのイラストはボールペンによる
手書きだそうです。
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joy by day by toy
Design: Noboru Naito
数字だけのカレンダーにいろいろなシールを貼って楽しむカレンダー。
発売以降、絵柄を変えて毎年発売される人気商品。
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WORLD
Design: Atsushi Hirano
地球上に存在する静物をテーマにしたカレンダーの第五弾。
すべてのイラストは鉛筆で手書きされています。
袋とじをはがすと、いろいろな動物があらわれるしかけ。
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2013 TYPEFACE CALENDER "Univers"
毎年違う一つの欧文書体でデザインされている
カレンダーのシリーズ。
今年は巨匠アドリアン・フルティガーが
デザインした名作書体Univers。
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2013 Creator's Diary
1年分のスケジュールが1枚につながった
蛇腹折りのカレンダー。
長期にわたるプロジェクトも一目で確認できて便利。
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今年は年始にドラフトのアートディレクター5組が独立しましたが、
DBROS製品についても引き続き同じアートディレクターが担当されていて
変わらない安心感があります。

カレンダーは毎年同じものを使いたいというお客様も多いので、
毎年がらっと変わってしまうのは考えもの。
大幅に変えるよりは、今まで評判のよかったものを
少し変えるというデザインのほうがよさそうな気がします。

基本のイメージは同じでも飽きさせずに
今年はどんなデザインなのか、わくわくさせてくれる
非常にうまいラインナップだなと思いました。

毎年続く商品のデザインって、むずかしいですね。

追伸:
D-BROSの一部商品が買えるオンラインショップが
オープンしたそうです。
www.d-bros.jp/brand/shopping/index.html
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by dezagen | 2012-09-04 07:52 | グラフィック | Comments(0)