エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
<   2013年 09月 ( 20 )   > この月の画像一覧
NOWFALMOUTH
ライター渡部のほうです。

ロンドン滞在最終日、夜の便だったので、滞在していたサービスアパートメント(短期貸し出しのマンション、ハウスクリーニングやアメニティなど含む)にレイトチェックアウトをお願いしていたのだが、どうも伝わってなかったようで、11時にアパートを出るハメに。
本当は部屋にいて、ブログその他、雑務を片付けようと思っていたのだが、いきなり外に出されたので何にも計画していなかった5時間をどう使うか、、、、。
ロンドンデザインフェスティバルのガイドブックを見ると200や300のイベントがあるので、もう選べず、近隣のイーストエリア(Shoreditchの辺り)をブラブラと歩き回る。

Shorditchだけでも、これだけの展示をやってたので。
www.shoreditchdesigntriangle.com

ギャラリーや Institute of International Visual Art,のオフィスが入るRivington Placeの裏道に入ったところで、小さい看板が出ていたので、なんだろう?と入ってみる。
デザインフェスティバルの一環ではなかったようだが、時期を合わせて行われていた「NOWFALMOUTH」http://nowfalmouth.co.uk
Falmouth大学、ファインアートの学生48名による卒業制作展だった(と、分かったのは、日本に帰ってからだけど)。

廃屋同然の地下室に、アート作品が並ぶ。

b0141474_6324699.jpg


この人の作品、面白かったんだけど、展示者の名前をチェックするのを忘れてた、という次第
b0141474_6325342.jpg

b0141474_6332765.jpg

家のテレビの前でお菓子とか食べて過ごす、人生捨てたような太った女性のファンタジーがテレビ画面に描かれる。2番目の画像はクラブに行ってイケイケになる自分。でも違うなー、って現実に戻ってくる、というストーリー。

まさかこの階段を上ると、というようなところに、こんな映像作品。
b0141474_6361148.jpg

迷路状態で、どこに誰の作品が置かれているのかよく分からないのだけれど、このシチュエーションとアート作品の組み合わせがかなり面白かった。

で、ここは一体どこなの?
と、地下から上に上がってびっくり。
Shorditch Town Hallだったのだ。
www.shoreditchtownhall.org.uk
タウンホール(区役所)と言っても、昔の名残の名前をそのままキープしているだけで、現在は多目的施設として使われている場所。
歴史としてはなかなか面白い。
1866年に建てられ、区役所分署的に始まり、徐々に建物を拡大、実質的な区役所として使われておたのだが、できて99年というか100年の1965年に区政が変わり、区役所としての役割を終える。
が、1965年から1996年の30年間は、ボクシング場(ジムじゃなくて観戦する場所)として営業。とはいえ、建物の老朽化は避けられず(そもそもそんな場所にボクシングするってのもすごいけど)、荒廃した状況が続く。
1997年に保存団体が設立され、改修、2004年、めでたくリオープンされた。
以後、アート、音楽などのイベントに使われている。

b0141474_63994.jpg

b0141474_6522770.jpg

ステンドグラスやドアなど、過ぎし日々の名残を修復。
b0141474_6392587.jpg

なんでトイレの写真を撮ってきたのかよく分からないけど、この木製、お化粧直し台がかっこよかったからかな。
細部がとても美しい建物。

なのに地下があの廃墟具合、という、アンバランスさもすごい。
[PR]
by dezagen | 2013-09-25 06:54 | 展覧会
ロンドンデザインフェスティバル V&A
ライター渡部のほうです。

ロンドンから戻って3日目ですが、ロンドンレポート続き。

デザインフェスティバルで一番最初に行ったのが、ヴィクトリア&アルバートミュージアム(V&A)。
www.vam.ac.uk
ロンドンデザインフェスティバルの今年のテーマは「Design is everywhere」。
V&Aはこれをうまく表現した展覧会場となっていた。

普通の博物館展示の中、至る所に、こんなレンズ(ちょっと見えづらいですが)や望遠鏡が。
b0141474_456591.jpg

レンズの下にはこんな表示が出ている。
b0141474_456341.jpg

「God is in the details(神は細部に宿るー建築家ミース・ファン・デル・ローエの名言としても知られる格言)」と題された展覧会内展覧会で、博物館でいつも見られるものの細部を見てみると「神(業)」が!というもの。
これは、建築家アマンダ・レヴェット(フューチャーシステムズ、故ヤン・カプリキーのパートナー)が選んだ、清時代の陶芸。レンズを通すとこんな風に見える。
b0141474_541692.jpg


「God is in the details」は他にトム・ディクソンやトード・ボーンチェなど複数のデザイナー、建築家の選んだものがピックアップされていた。
www.vam.ac.uk/whatson/event/2748/god-is-in-the-details-4102/

「God is in the details」などデザインフェスティバル期間の展示が、博物館内のあらゆるところにあるので、とにかく上は5階(?一応名前は5階なのだけれど、なぜか4階がなかったり建築自体が複雑なんだけど、とりあえず)から1階まで、作品探しに歩き回る。

b0141474_59137.jpg

こちらは、タイポグラフィー雑誌「Circular」の展示。
www.vam.ac.uk/whatson/event/2740/8-18-the-typographic-circles-circular-magazine-4093/
こっちの写真のほうがきれいに分かります…
展示の主催、ペンタグラムのサイトから。
http://new.pentagram.com/2013/09/8-18-circular-at-the-va/

館内ではロンドンデザインフェスティバルの展示はこんな看板で分かりやすくなっている。
b0141474_522588.jpg

で、これがすごい。
b0141474_5164830.jpg

アーティスト、ジュリア・ローマン www.julialohmann.co.uk の昆布彫刻。
昆布です。昆布!
匂い嗅いだら本当に昆布。
全体像を取っておかなかったのが悔やまれる…。
もっとV&Aの展示を知りたい、という方も含め、こっちのサイトをご参照下さい。
www.creativeclerkenwell.com/look-closer-v-and-a-installations-at-london-design-festival-2013/

正直、ロンドンデザインフェスティバルの見始めをV&Aにしたのは、間違いだったかも。
というのは、今年のデザインイベントのテーマは「Design is everywhere(デザインはいたるところにある)」で、神は細部に宿っているわけなので、イベントの展覧会を見なくても、あらゆるところにデザインがある、ということを再認識というか、そもそも、私と宮後さんの「これ、誰がデザインしたの?」の本質がそこにあるわけで、やっぱ、普段の生活から見えてくるものって大きいよね、的な、いや、もっと自堕落なことを白状すると、別にイベントの展覧会を端からチェックしていかなくてもいいじゃん(だって、身の回りにたくさんあるんだもん)的な、えー、言い訳臭いな。

なので、V&Aでこんな展示に見入ったり。
b0141474_5272156.jpg

相変わらずスーパーマーケットのデザイン見てたり、V&A並に時間が止まってるフォートナムメイソンで、イギリスの伝統デザインに見入ったり(ちょっと買い物しちゃったり)、なんてことで、あっという間に一週間が経ってしまい、帰ってきてしまったのだった。
[PR]
by dezagen | 2013-09-25 05:20 | イベント
ロンドンデザインフェスティバル Richard Rogers RA: Inside Out
ライター渡部のほうです。

ロイヤルアカデミーオブアートでは、リチャード・ロジャースの展覧会「Richard Rogers RA: Inside Out」が行われている。
www.royalacademy.org.uk/exhibitions/richard-rogers-ra-inside-out/

入っていきなりショッキングピンク。
b0141474_11545349.jpg


中は撮影禁止。
知らずに撮った1枚。ロジャース氏の自転車とヘルメット。
b0141474_21113298.jpg

黄色とピンクかあ…。

インスピレーションの元や、設計プラン、建築モデルなどが飾られているメインの部屋より、最後のこちらの部屋が楽しかった。
b0141474_2195914.jpg

レゴで作ったロンドン。
しかも子供達が遊び放題。

そういえば、展示を熱心に見ている子供も多かったのだけれど、圧倒的に男の子ばっかりだった。
女の子はすぐ飽きちゃってた様子。
建築好きって今も男性が多いけど、遺伝子に組み込まれているのでしょうか。
[PR]
by dezagen | 2013-09-22 12:01 | 展覧会
ロンドンデザインフェスティバル Zigzag : Crisscross Bethan Laura Wood
ライター渡部のほうです。

先ほどの投稿と同じ場所ARAM、の上のギャラリースペース、The Aram Gallery
http://www.thearamgallery.org
ではBethan Laura Wood  www.woodlondon.co.uk の個展 Zigzag : Crisscross という展覧会が。
こちらは11月2日まで開催している。

b0141474_11251011.jpg


ご本人のウェブサイトを見ていただければおわかりになるかと思いますが、なかなかエキセントリックなお姉さん。
作品は、上の写真の右に本がちらっと写っているのだけれど、メンフィスへのオマージュ的な。

b0141474_11262537.jpg
b0141474_11261078.jpg


リアルメンフィスを体験している方々には「これはメンフィスとは違う」と言われるかもしれないけど、恐らくまだ20代(2009年RCA卒)のWood女史から見たメンフィスの解釈という意味で面白かった。
ここ数年、ロンドンのデザインは保守的になってきているので、これくらいキレてる人が出て来るのはいいなあ。
[PR]
by dezagen | 2013-09-22 11:29 | 展覧会
ロンドンデザインフェスティバル ベンジャミン・ヒューバート 個展
ライター渡部のほうです。

土曜日はのんびりペースで、デザインイベントに。

高級家具店ARAMではベンジャミン・ヒューバートの個展「Antecedents」が行われていた。
Benjamin Hubert  www.benjaminhubert.co.uk

b0141474_115040.jpg


展覧会内容
www.aram.co.uk/blog/2013/08/antecedents-at-the-london-design-festival/
Antecedentsは、前にあったこと、とか、素性、などの意味。
現在世界的に活躍するイギリスのプロダクトデザイナーの中では最も若手(確か28才くらい)、イギリス期待の星、ヒューバートの最近の作品、と共に、スケッチやプロトタイプなどを並べたもの。

b0141474_1164111.jpg

b0141474_1172417.jpg
b0141474_117398.jpg

木や金属、繊維、粘土など素材の幅が広い。器用だなあ。

このテーブル、なんで浮かしているんだろう、と思ったら。9キロという軽さ。
b0141474_1183490.jpg

軽さの秘密は、リブ状に曲げたプライウッドを重ねているため。
b0141474_1110243.jpg

段ボールと同じ構造。

ヒューバートに関しては、このブログで3年前に紹介しているのだけれど、
http://blog.excite.co.jp/dezagen/12687397/
この時点ですでに注目デザイナーだったけれど、あっという間に超売れっ子に。

ブログに書いた時はすごい積極的に資料を送ってくれたのに、2年前のデザインフェスティバルの時に直接会って挨拶したら、「あ、そう」と、そのまま行ってしまった、という、空しい思い出があるので、今度会うことがあったらガッチリ捕まえて話を聞いてやろうと思っている。
[PR]
by dezagen | 2013-09-22 11:17 | 展覧会
ロンドンのタバコ消し
ライター渡部のほうです。

ロンドンは日本よりも嫌煙文化が大きい、とはいえ、主に室内で吸ってはいけない、タバコの値段が高く消費者を減らしている、という方法で、日本の、ポイ捨て禁止、屋外で吸うエリアを限定する、のとはちょっと違う。そもそもは日本のほうが世界的にちょっと違うんだけど。さておき。

というわけで非常にポイ捨てが多い。
のを減らす対策が最近進んできた。

さすがにタバコの消し跡なので汚いけど。
b0141474_10434426.jpg


b0141474_10433056.jpg


上の写真、二つとも公衆ゴミ箱の「タバコをちゃんと消してゴミ箱に捨てて下さい」というパーツ。
Stub It and Bin It という文字を刻印して、タバコの火を消す道具にしてしまっているところが面白い。
でも、ちゃんと水が張ってあって、時々取り替えてくれる日本の公衆灰皿のほうが効果的だとは思うけど。
[PR]
by dezagen | 2013-09-22 10:50 | プロダクト・パッケージ
ロンドンデザインフェスティバル designjunction
ライター渡部のほうです。

ロンドンデザインフェスティバル。本日は、designjunctionへ。http://thedesignjunction.co.uk
b0141474_6555063.jpg


1960年代に建てられた旧郵便局(区分けをする作業所)が会場。
午後に行ったら平日なのに長蛇の列でびっくり。
5階建ての建物のうち3フロアを使い、約1万1千平米のスペースに、Carl Hanson & Son、Mpdusなど有名ブランドから若手、個人デザイナーまで約200のブース、カフェやバーが入っている。
見本市としての機能だけでなく、そのまま買うことのできるブースもあるので、「この人の作品すごくいいのに今買えないのかあ」というフラストレーションがなく、かなり楽しい。
端的に言えば、ショッピングも楽しんで帰ってきた、ということなのだけど。

面白かったものをランダムに。

b0141474_6562240.jpg

何で壁撮ってるの?と言われそうだが、これも展示。
b0141474_6571660.jpg

韓国のクレジットカード会社Hyundai Card www.hyundaicard.com のデザインラボによる展示で、カードデザインのモチーフなどを壁に展示し、下のカードリーダーにカードを置くと、展示情報が印字されて出て来る、というもの。
直接消費者には関係ない会社だけれど、カードデザインの一つにブランディングがあり、約40名のデザイナーが様々なアイデアを出し、より企業に会ったカードのデザインを考えている、というアピール。
カード会社がデザインイベントで展示、ということ自体が目新しい。

b0141474_7411061.jpg

不思議な感じがした、デザイナーポートレート写真展。
デザイン関係者はもちろん知っている顔なのだけれど、先入観なく見たら普通のおじさんでありおばさんである人達のポートレート。
それとも、やっぱりデザイナーってオーラあるよねー、って見えてないといけなかったのかな。

b0141474_7435482.jpg

ロンドンをベースにする台湾人デザイナーShiKai Tsengの Poetic Lab www.poetic-lab.com のRipple。
光源の入った台の上に、ゆがみのあるガラス球がついていて、ガラス部分が自動で回るとゆらぎのある影が続く、というもの。

b0141474_753187.jpg

プロダクトデザイン事務所、International Studioの展示。
www.international-studio.co.uk
1つ1つのランプシェードは薄くて軽そうなので、個々に展示していたらインパクトがなかったと思うのだけれど、これは量の勝利。もちろん、そのレイアウトのきれいさも含めて。

b0141474_756327.jpg

身近にある不要物から新しいものを作ろう、という [re]design。
www.redesigndesign.org
かなり前に取材した覚えがあって、それが何年か思い出せない!
けど、ちょうどサステナブルデザインという言葉が流行始めた頃だったので、一時的なプロジェクトかな、と思っていたけれど、地道にずーっと続けている。
写真のネックレス、元は緑色のペットボトル。切って、折って、繋げて、できあがり。
Samantha Queenのアイデア。
かなり難しそうではあるけれど、実はちゃんと作り方本がある。パターンに沿って切り取って行けば大丈夫、あなたでも作れる、という『[re]craft』(£10)には25のアイデアを紹介。

b0141474_791394.jpg

NOT ANOTHER BILL www.notanotherbill.com
毎月、郵便で小物を送ってくれる、というサービス。
送る相手は誰か友達でもいいし、自分でも。
発送元がイギリスなので、国内郵便の場合は1ヶ月£21、3ヶ月 £60、6ヶ月£110、12ヶ月£210と、比較的リーズナブルなのだけれど、日本の場合は3ヶ月£90、6ヶ月£175、12ヶ月£345と少々お高いのがネックではある、が、中に入ってくる小物のセレクトがかなりいい。
そのほとんどは、デザイナーやUndercoverなどのファッションブランドとの共同制作によるオリジナル商品、というところがミソ。
元々広告代理店のADと、金融関係に務めていた2人が始めた事業。
デザイナーの感覚と、経理感覚がくっつくと、ビジネスとしてうまくいく(はず)の例。
1ヶ月だけお試しを頼んでみたので、届くのが楽しみ。

b0141474_7593088.jpg

クラゲかわいい!と思ったら、Claesson Koivist Rune www.ckr.se
やっぱり日本人に響きやすい何かがあるのかなあ。

b0141474_81175.jpg

b0141474_811868.jpg

COVER という雑誌の看板。糸を使ったアート作品を作っているSusanne Davies www.susannedavies.com の作品。雑誌は知らなかったけど、この看板に圧倒された人は多いと思う。

b0141474_841749.jpg

ロンドンの地ビール、Camden Town Brewery のバー。
ロンドン地下鉄150周年記念、座席用テキスタイルを使った家具、実際に駅で使用されているタイル、地下鉄マップをモチーフにしたランプを起用。
全体のデザインはMichael Sodeau http://michaelsodeau.com によるもの。
写真を撮ろうとしたら、目の前の人がいきなり椅子を持ち上げたのでびっくりした。

b0141474_8132040.jpg

いつも素敵家具を作っているanother country www.anothercountry.com
今回は小物が増えて、アルファベット置物も。
ここの家具や小物、ホントいい感じなので(ウェブサイト見てね♡)、なんで日本に入ってこないのか不思議。
と、直球に質問してみたところ
「まだ始めて3年なので、国内からヨーロッパと徐々に広げていって、やっとアメリカ市場まで行ったところ。日本でも扱って欲しいけど、これからですね」とのこと。

b0141474_814996.jpg

文字と言えば、monotypeがグッズを販売してました。

b0141474_8143960.jpg

で、最後も文字というか貼り紙。
階段を歩くときは「左を歩きましょう」という注意なのだけれど、まさか政治的な意味じゃないよなあ、でもイギリスだしなあ、いや、そんなことは…。とずっと考えている。
[PR]
by dezagen | 2013-09-21 12:30 | 展覧会
TENT LONDON
ライター渡部のほうです。

ロンドンに滞在中。
このところ、といってもここ数年、ロンドンは至る所工事中。
オリンピックが終わってもなお、あるいは、オリンピックで弾みが付いて、歴史の街ロンドンからアーバンシティ(カッコ悪い言い方だなあ。。。)ロンドンへと変わっている。

最寄り駅ファリンドンのプラットホーム、天井部分。
b0141474_20393564.jpg


滞在先の窓からの眺め。
b0141474_20384710.jpg


デザインイベント行くより、眼下の工事進行状況を見ていたほうが楽しいような気がするが、やっぱりデザインイベントに行く。

東の要、TENT LONDON。
http://www.tentlondon.co.uk
今年で5年目(の、はず)。
展示者数が分からないのだけれど、100から200くらいのセミプロ〜プロの展示が集まっている。
今年の傾向としては、無塗装の木を使ってナチュラルな家具、とか、ファブリック関係が目立つ。

普通にかわいらしいですけど。
Melanie Porter
b0141474_2125342.jpg

http://melanieporter.co.uk

Seven Gauge Studios
b0141474_2162372.jpg

www.sevengaugestudios.com

普通に欲しかった、湯たんぽカバーとストール。
寒いんだもの、ロンドン。

いつも期待を裏切らない、ノルウェー勢の展示100%Norway
http://100percentnorway.com
そもそもすごいショッキングなことをノルウェーに期待していない、けど、絶対質は高い、というのがノルウェーの強み。この↑サイトの豪快な作りもいい。

今回、100%Norwayでどうしても見たくて触りたかったのがこちら。
b0141474_21103648.jpg

アーキペラーゴ(湖とか海とかに浮かぶ群島、北欧名物)や北海油田(だよね)、潜水艦の積木。
permafrost http://permafrost.no
積木自体の形もかわいいし、モチーフの選び方がいい。
積木としてはそんなに変化を付けて遊べるわけではないけれど、飾っておくと和みそうな。
実は8年ぶりくらいにpermafrostの兄さん達に会ったのだけど、彼ら自身が和みキャラだった。

ノルウェーって、多分個人で出してくると目立ちにくいけど、まとめて見せてくれるので、「和みスペース」的に来場者が来るのだと思う。
ノルウェーのデザインカウンシルや大使館の協力で継続して10年(!)。
北欧のどこの国でも言えることだけど、海外に出る時の見せ方がうまい。
ノルウェー単位だったり、北欧単位だったりして、まとめて見せることで、国や地域のアピールになる、というのを分かってる感じ。

国単位と言えば、今年も韓国勢は強い。
b0141474_20263526.jpg

Korea Design Membership www.i-kdm.net という、若手の人材育成のため、政府や韓国内のデザインセンターが行っているプロジェクト。
今回はイギリスの美術系大学ゴールドスミスと協力し、プロダクトをブラッシュアップし、TENT LONDONで発表。
作品とデザイナーを撮ろうと思ったら、突然「じゃあ来場者の方に挨拶しますよー」とざざーっと人がいなくなってしまい、なんか閑散とした写真しか撮れなかったので、アップしないでおこう。
出来た作品自体はまだまだ学生っぽい作品だなあと感じたけれど、政府やデザイン団体が韓国の若手を育成する力や、そのPR力は、ホント、学びたい。

国の力の話はさておいて、こちらは、デザインミュージアムの依頼で作られた、Oscar Medley-WhitfieldのWharfwareというプロジェクト。
b0141474_2024330.jpg

www.oscarmw.com/Wharfware
テムズ川の川辺(昔は埠頭=wharf)に立つデザインミュージアム。その近辺の川から粘土を取り出し、セラミック製品にする、というもの。
底はヘドロだろうなあ、と思われるテムズ川の土を掘り出すのは簡単だけれど、そこから洗浄、ふるいに掛け、粘土を取り出す作業はかなり困難なはず。
とはいえ、こういう都市の地産地消プロジェクトは他の都市にも応用可能なので、もっと展開してくれたらいいなと思う。

TENT LONDONご報告の最後は、Donya Coward。www.donyacoward.co.uk
これを見たら「得るものは得たぞ」と思った作品。
b0141474_21502973.jpg

刺繍でブルドッグ。
かわいいとキッチュの間、オカンアートと工芸の間、ギリギリのボーダー感がたまらない。
Donyaさんは、ノッティンガムをベースに作品作りを行っている。
過去レースの産地として知られた土地でもあり、古いレースや、アンティークの服、端切れを縫い付け、立体作品や、タペストリーのような半立体半平面の作品にしている。
b0141474_2155135.jpg

小振りな作品でも何万かするので、安くはないけれど、一つ作るのに最低3週間くらい掛かると言っていたので、儲けが出るかしら、と余計な心配までしてしまう。
ポール・スミスなどをクライアントに抱え、主にインテリアアクセサリーとして買っていく人が多いそう。
私が自分のサロンを持つとしたら、リヤドロ他のフィギュリンと壁面は彼女のタペストリーで埋めよう。

途中で寄ったCharlene Mullen や一昨日行ったヴィクトリア&アルバートミュージアムの展示も面白かったので、これはまた後ほど。
[PR]
by dezagen | 2013-09-20 22:08 | 展覧会
スーパーマーケットの受容の違い
ライター渡部のほうです。

現在ロンドンにおります。
普段、海外に行くとその場で見つけた情報を即座にアップ、という習慣があるのですが、今回はどうもスロースターター&ギアがロー、みたいな状況。
というのも、東京から風邪から風邪気味の間のような状態を持ってきてしまいまして、かつ、ロンドンがもともと日本に比べて乾燥している上に、えらい寒い(今日は10度から14度くらい)+時折弱い雨、というような、もう風邪を引け、と言わんばかりの天候。
普段からそんなにアクティブではないのですが、気力行動力共、前回のロンドンの1/10くらいなことになっております。
今回は「です・ます」調になっておりますのも、弱っているせいです。

って自分の話を書くつもりではなく、ロンドンのデザインフェスティバルの話を書く前に、どうも気になっている事があり、頭の整理も兼ねて、ブログにアップする次第です。

お題は「スーパーマーケットの受容の違い」です。
なんか硬いですが。
日本人の私から見るスーパーマーケットと、例えばロンドンの人が見るスーパーマーケットと、例えばインドネシアの人が見るスーパーマーケットは、いくら同じ商品が並んでいたとしても、見え方が違うのだな、ということです。

以下、スーパーマーケットをスーパーと書きます。

私は東京に住んでいて、フリーランスでもありますが、学校にもお勤めをしており、食品は野菜から調理材料から総菜まで、日用品も大体スーパーで済ませます。時間があるときは、商店街の八百屋や魚屋など専門店や、デパートなど高級な食品を求めることもありますが、概ねスーパーマーケットに依存しています。大体、毎日、あるいは2日に1回くらいの頻度で行きます。

ロンドンの都心では私と同じような人も多いと思いますが、日本人ほど生鮮品の感覚が高くないと思うので、もう少し行く頻度は低いようです。たまに牛乳だけとか、あるいは、職場からお昼を買いに行くというのはあるかもしれません。

同じくヨーロッパで、ワルシャワに行ったとき、ポーランド人の知人は「スーパー、行くのは一週間か二週間に1回」と言っていました。細かいものは近隣の小さな個人商店で買い、週末にまとめ買いをするのだそうです。
実際、ワルシャワで見たスーパーは、数も少なく、なんだか殺伐としていました。
商品の入っている段ボール(を切り取るとそのまま陳列用になるもの)がそのまま置かれ、そこからかなり適当な感じでみんな取っている。
野菜や肉など生鮮品は少なく、水、お菓子、調味料など、大量生産品がずらりと並んでいます。
シズル感がすごく少ないので、食品も工業製品だなあと思わされました。

ぐっと所変わって、インドネシア。
現在、日本企業に取って魅惑の市場となっている国、ですが、まだスーパーの数自体も少ないです。
とはいえ、2回しか行ってないんで、断言できないんですが、比較的大きな地方都市のジョグジャカルタを見る限り、市場や個人商店のほうが活気がある。スーパーが少ない。スーパーに行っても人が少ない。
似たような感触は、マレーシアのクチンでも感じました。
スーパーマーケットを探すのに一苦労。そして、青白い蛍光灯が食品をえらくまずそうに見せていた、という印象です。

これまで20数カ国を回って、個人商店、市場、スーパーマーケット、ドラッグストアなどを見てきましたが、個人商店の数が多く、市場に活気がある国や地域のスーパーマーケットは商品の動きが鈍く、パッケージも工夫が足りない感じです。

そもそもパッケージなんか興味ないんでは?とふと考えてみたのですが、ひょっとして本当かもしれません。

例えば、ものすごーく昔の記憶を辿って1970年代。
新潟市在住、ワタクシの母親は、普通にスーパーも利用していましたが、肉は肉屋、魚は魚屋(あるいは浜の漁師さんから直接)、野菜は朝市で、というような買い物で、スーパーの生鮮品は全然信用していませんでした。実際、スーパーの野菜は高い上にまずそうでしたし、総菜なんてもってのほか、でした。
スーパーは、大量生産品でしか手に入らない、調味料とか洗剤類とか、そういうものを買いに行く場所、だったと記憶しています。
今のように新しい製品がシーズン毎に出るわけでもないですから、買う物も決まっています。パッケージもほとんど変わりませんでした。
日本津々浦々、1970年代はそんなものだったと思います。

これって今のジョグジャカルタだったりクチンだったりと同じことなのでは、と思い始めました。
今のインドネシアやマレーシアのほうが、当時の新潟市よりはるかに物がありますが。

長年母親業をやってきて、一家のご飯や、薬のような役目を果たすもの(日本だったら風邪の時の卵酒とか、ショウガ湯とか)をずーっと作ってきた世代の人から見ると、作り手の分かる食品と、作り手が分からない工業製品であるところの食品では、随分違って見えるはずなのです。

いつ誰が作ったか分からない。
何が入っているか分からない。
そんな若干の不安感を抱いていると思います。

とはいえ、ものすごい勢いで経済発展している東南アジアなので、今70才の人、50才の人、30才の人、10代の子供達、では、全然感覚が違うはずです。
また、首都圏と地方都市でもかなりの違いがあると思います(いくらネットが発達して情報が回っても、物理的距離というのは大きいので)。

日本人はいつからスーパーの野菜や肉や魚を信用するようになったのか、その理由はなぜか、というのは複数の理由があります。
80年代に入り、経済的に急激に発展した(ので、商品のバリエーションが増え、新しい商品が続々登場し、高い食品もばんばん買うようになった)。
単身世帯が増えた。共働きが普通になった。(買い物はお母さんの仕事、とは限らなくなった)
交通網が整備され、流通のスピードやあり方が変わった。(スーパーマーケットの生鮮品の鮮度が上がった)
個人商店が減った。
など。

東南アジアでもいずれこういう状況になるのでしょうが、日本と同じタイムスパン、同じ理由になるのかは分かりません。
また、ポーランドの例を出しましたが、同じ東欧でもプラハのスーパーは賑わっていたし、もともとの風土気候や、お国柄も関係してくるでしょう。

私はスーパーの商品が好きですが、スーパーだけが発展して、個人商店や市場が寂れていくのは悲しいと思っています。
スーパーにしろ、市場、個人商店にしろ、商品の肝となるのは

いつ誰が作ったか分からない。→分かる。
何が入っているか分からない。→分かる。

ことだと思います。
オーガニックの市場やショップが発展しているのは、スーパーマーケット大国のように思われているアメリカや、その他、スーパーが発展しつくしている欧米諸国の都市部です。

いつどこで、誰が、どのように、何を使って作ったのか分かる。
こういう商品、食品がどこの世界でも支持を得る。と考えてみると、なんとなく、これまで行って来たスーパーのはやり具合や閑散し具合に納得がいきます。

あんまりまとめになってませんが、そろそろ夜用風邪薬を飲んで寝ます。
[PR]
by dezagen | 2013-09-20 08:44 | プロダクト・パッケージ
マーチエキュート神田万世橋
編集宮後です。
9月14日、秋葉原にオープンする商業施設
「マーチエキュート神田万世橋」を一足早く見てきました。
(「マーチエキュート」とは、JR東日本ステーションリテーリングが手がける
エキナカ商業施設ブランド「エキュート」の新しい展開ブランド)

場所は秋葉原万世橋のたもと、元交通博物館があった辺り。
神田川沿いを走るJRの高架下が商業施設として生まれ変わりました。

報道資料によれば、もともとこの場所は1912年に万世橋駅が開業し、
ターミナル駅として栄えた場所。当時使われていた階段や壁面も残した状態で
リノベーションされていました。

万世橋から見たことろ。川沿いにはテラスもあっていい雰囲気です。
b0141474_13505755.jpg


入口のサイン。mAAchのロゴデザインはMR_DESIGNの佐野研二郎さん。
b0141474_13513830.jpg


川と反対側から商業施設を見たところ。1階に11軒のショップが並びます。
台東デザイナーズビレッジやフクモリなど地元に関係したショップも。
チェーン系店舗は入っていない、独自のセレクトです。
http://www.maach-ecute.jp/shop.html
b0141474_13523550.jpg


中はこんな感じ。高架下の構造がそのまま使われています。
コンクリートとレンガの壁面がいい感じです。
全体の設計は、みかんぐみ。
b0141474_13544995.jpg

b0141474_13552572.jpg

b0141474_13553317.jpg


文字っ子にはこちらのサインをどうぞ。
b0141474_13541449.jpg

b0141474_13542077.jpg


ほぼそのままの形で残された旧万世橋駅の階段。
1912と1935、2つの階段があります。
1943年に駅がなくなって以来、70年ぶりに公開されたそう。
b0141474_135638100.jpg


1935階段をのぼって2階へ行く途中の壁面。
白いタイルは当時のもの、うす茶色はその後の修復部分、
灰色は今回修復した部分だそう。
b0141474_13581027.jpg


2階のデッキにあった昔の駅名の看板。
両脇はすぐ線路でJR総武線と中央線が行き交います。
鉄道ファン垂涎のスポットかも。
b0141474_14323026.jpg


JRという巨大資本が入って、名だたるプロデューサーたちが
開発に参加していたので、どうなんだろうと思っていたのですが、
実際に現地に行ってみると、場の雰囲気はとてもよかった。
場所が秋葉原なので付近にはメイドやセーラー服のお姉さんもいたけど、
ここだけ別世界な大人の雰囲気でした。

プレスリリースを見返してみると、ターゲット層は30〜50代と書かれている。
たしかに代官山蔦屋書店的な落ち着き感があったけど、
今後こういう落ち着き感のある商業施設が増えてくるかもしれないと思ったのでした。

マーチエキュート万世橋
http://www.maach-ecute.jp/
[PR]
by dezagen | 2013-09-13 13:50 | インテリア | Comments(0)