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BERGに行って来ました
流浪のライター渡部です。
現在ロンドンにおります。

今日は、Little Printerを作っている事務所に行って来ました。
http://littleprinter.com

Little Printer、まだご存じない?
これなんですけど
b0141474_5564074.jpg

写真だけじゃ分かりにくいですね。

まずはビデオを見ていただくのが一番早いです(ライター失格)。


普段は顔のイラストが見える箱で、スマートホンから入手したニュースや、撮影した写真、メッセージなどなどを、このチビちゃんプリンターが受信して、プリントアウトしてくれる、プリントするたびに顔がまた現れる、という製品。
しかも、プロダクトなのだけれど、デザイン事務所が作り、販売している。というこれまた希有なものなのです。
で、その事務所がBERGという会社です。
http://bergcloud.com

って、デザイン事務所がなぜプリンターを?という疑問を抱えて、BERGに行ったわけです。

実はBERG自体デザイン事務所として2005年にスタートしたのですが、 Little Printerの成功もあり現在はインターネット(本当はAPIsと言われたのですが、厳密に考えると難しくなるので、ここではインターネットとしておきます)環境を使ったプロダクト開発、その関係性を考える会社、と方向転換したのでした。
というお話をしてくれたのが共同設立者、代表のMattさん。
b0141474_557551.jpg


(実は〜、が多いんですが、ちょうど私がイギリスに来た時(10日前)、共同設立者のMatt Webbさんは日本に、と入れ違っていたのです。大阪のカンファレンスでスピーカーとして参加したとのことでしたが、そこでMattさんに会った読者の方もいるかもしれませんね。)

デザイン事務所がなぜプリンター?という疑問は解けたので、次の疑問。
どうしてこのアイデアを思いついたのか?一般的なプリンターではダメなのか?

「アイデアの発端は、母からの新聞切り抜きでした。地方の新聞の面白い記事などを切り抜いて郵便で送ってくれていたんです。それが最近はスキャンしてメールで送ってくるようになって、でもやっぱり、郵便物で届く、物質感には敵わない。人と人のコミュニケーションが、物として感じられる、そういうプロダクトを作れないかと思ったのです」

この発想を様々な形で考え、最終的に生まれたのがこのLittle Printer。
プリンターなのだけれど、ちょっと普通のプリンターとは違うのですね。

「性格のあるプロダクトというか、ペットのようなものです。まず顔がありますね。プリントするたびに髪の毛が伸びたり絆創膏を貼っていたり、ユーザーの予期しないことをプリンター自体がやっていたりする。
もちろん小型プリンターとしての機能に着目して使うこともできるし、プリントアウトしたものを保存したり、画面だけでなく紙として出て来ることで、非常に多くの可能性があります。
プリンターというよりは、ソーシャルファックスと考えたほうが分かりやすいかもしれません。
レストランで注文を聞いて、それをキッチンに送る、というビジネスの場で使っているケースもありますし、私のお気に入りは、毎日違うキャラクターのイラストをアップするアプリからプリントアウトされたものを受け取った子供が、さらにその上に塗り絵をして、冷蔵庫の上に貼っておいたという話ですね」

なるほど、ペット。

BERGではすでに数千台を販売していて、デザイン界でもビジネス界でも高い評価を得ているのだけれど、BERG自体が企業を大きくして、このLittle Printerをさらに大量生産する気はないとのことで、このアイデアを元に、共同開発するパートナー企業があればいい、とのこと。

確かに1台約2万円はお高いので、大企業、やってくれないかなあ。
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by dezagen | 2014-02-28 07:17 | デザイナー紹介
選挙ポスターのデザイン
編集宮後です。
明日は東京都知事選挙。ということで街に貼られている選挙ポスターのデザインのお話です。
有権者がなんとなく投票したくなるポスターのデザインってあるのだろうか?とつらつらを考えてみました。

まずポスターの大きさは決まっているので、顔写真、名前、スローガンなどをどのサイズでどう配置するかがデザインのカギになるわけです。要素はそれほど多くないので、とりあえず二者択一で考えてみます。

まず絶対に必要な要素は顔写真と名前ですね。顔写真がない候補者もたまにいらっしゃいますが、どんなに有名で知名度がある方でも顔写真がないと「この人に投票して大丈夫なのか?」という気持ちになります。なのでこれは必須。それぞれパーツごとに検証してみます。

[タテかヨコか]
全体的にはタテが多い気がします。なんとなく見慣れているほうに親近感を感じるので、ここはセオリーどおりがいいのかも。

[顔写真]
大きい/小さい:やはり大きいほうが自信や信頼感があるように見えます。
正面/横向き :正面のほうが力強い感じがしますが、真正面だとにらまれてるようでこわいです。ややななめくらいがよいかも。
配置位置   :名前が入る位置を考えると、名前が左側、顔が右側がよさそうです。顔が上、名前が下という配置もありますが、目線が左から右へ、上から下へ動くことを考えると、やはり左側に名前が来るのが一番おちつきそうです。

[名前]
文字の大きい/小さい:これも顔と同様に大きいほうがいいですね。
書体:明朝かゴシックかと言われたら、視認性の高いゴシックでしょうか。細いよりは太いほうが力強く、自信があるように見えます。
苗字と名前:難しい漢字などはひらがなにする例が多いですね。漢字4文字の名前を縦書きするとそれぞれの文字がかなり小さくなってしまうので、苗字を漢字ででっかく入れて、その下に名前をひらがなにして小さく入れるのが一番目立つと思います。大きくしすぎると品格がなくなって、スーパーのチラシみたいになってしまうので、ほどほどのバランスで。

[背景]
顔と名前以外のスペースをどうするか、これもなやましいですね。よくあるのは顔の背景は白、名前のところだけ色を引くパターン。王道のデザインですね。色わけしな場合は背景は白地か、色をひくのがよさそう。背景の余白部分が少ない場合は、赤などのビビッドな色をもってくるのも目立つので効果的です。目立つからと言って、赤い地色に黒文字とか、特定のイデオロギーを連想させる配色は避けたほうが無難。

[印刷]
案外、おろそかにされがち。肌の色が青白くなってしまったり、黒くくすんでしまうと、「この人に任せて大丈夫か?」という頼りない気持ちになってしまうので、やはり血色よく、元気に見えるように印刷してほしいですね。時間がなくて色校とらずに刷ってしまった的なポスターもたまにあります。ここはひとつ、某大手化粧品メーカーの広告や有名タレントの写真集の印刷で鍛えられている神業製版担当者にお願いするとか。写真の仕上がりはかなり影響大だと思います。

まとめると、選挙ポスターデザインのキモは、
・全体的に奇をてらったことはせず、オーソドックスに
・信頼感、安心感、自信を感じさせるデザイン
といったところでしょうか。

てなことをつらつら書いていたらこんな本を発見。
有権者に伝わる!選挙ポスター
著者は田中一光デザイン室のOBの方。すごく気になります。
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by dezagen | 2014-02-07 07:10 | グラフィック | Comments(0)
デザインで選ぶチョコレート
編集宮後です。
バレンタインデーが近いせいか、これ誰ブログも「チョコ」という検索ワードから見ていただいている方も多いようです。

「チョコ買い忘れた!」という方のために全国のデパ地下で買えて、パッケージデザインがすてきなチョコレートをご紹介します。
(画像を貼りつけられず、リンクですみません)

パッケージで選ぶならDEMELでしょうか。とにかく箱がかわいい。完全に女子向けだけど。どなたがデザインされているのか気になります。
http://www.demel.co.jp/shop/chocolate.html

資生堂パーラーのお菓子といえば、仲條さんのデザインが有名ですが、季節限定もののチョコなどは別の方がデザインされているのでしょうか?
http://parlour.shiseido.co.jp/sc/food_products/info/index.html

チョコじゃなくてブラウニーだけど、グラマシーニューヨークのパッケージも大人っぽくて
男性にも好まれそうな気がします。パッケージデザインは粟辻デザインさん。
http://www.plaisir-co.com/products/list.php?category_id=7

知らない間に人気が出てたのがメリーのマトリョーシカのチョコレート「ショコラーシカ」。去年より大幅にアイテムが増え、ブランド展開されてます。2013年の日本パッケージデザイン大賞の銀賞も受賞されてます。
http://www.mary.co.jp/product/marys_valentine2014/index.html

パッケージが飛行機になってるこれなんかは男性がもらっても恥ずかしくないデザインを意識してるのかも。これ、普通にほしいけど。先ほどのマトリョーシカと同じく、パッケージデザインはサンクディレクションが担当。
http://www.mary.co.jp/product/marys_valentine2014/CBA.html

かくいう私もまだ買ってません。。。
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by dezagen | 2014-02-05 23:45 | プロダクト・パッケージ | Comments(0)