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2015年度のGマーク忘備録
編集宮後です。
今年のGマークの展示を見てきました。
以前にまして、ウェブサイトやサービスなど、新しい仕組みやシステムの受賞例が増えている印象を受けました。以下は、自分用の忘備録ですが、気になったものをシェアします(製品名をクリックすると詳細情報にリンクします)。

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Live Talk
富士通が開発した、聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール。会議などで多数の人の発言がテキスト化されてリアルタイムで表示されるので、聴覚障がい者の方も一緒に会議に参加することができる。音声認識技術がここまで進んだのかとびっくり。企業で使うことを想定したシステムのようだが、個人で使えるようになればテープおこしにも使えそう。


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勉強サプリ
リクルートが開発した、オンライン受講アプリ。一流講師の授業が月額980円で受け放題という画期的なオンライン学習システム。遠隔地や経済的理由などで塾に通えない子どもたちもネット上で質の高い教育が受けられる点が画期的。


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Share Village Project
消滅の危機にある村の古民家を再生するプロジェクト。インターネット上で共感者から資金を募り、民家を改築、維持する仕組み。資金を提供した(年貢を納めた)人は村民として、その民家をシェアすることができる。第一弾として、秋田県の五城目村の民家の再生に成功。以後、日本全国に拡大していく予定。


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JAHB net
日本全国の工務店のネットワーク。個々に散らばる工務店同士がネットワーク化することで、材料、工程、大工さんなどの情報をシェアするしくみ。いままでなかったのが不思議だが、インターネット上で材料や人員の情報共有しあえるメリットは大きい。


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他人組
高齢大工から若手大工への技術継承を促進するマッチングシステム。高齢大工と若手大工でペアを組んで住宅を建てることで、熟練大工の技を若手に継承していくことを目的としている。前述の工務店のネットワークもそうだが、建築業界ではこうしたオンラインネットワークが必要とされていることを感じた。


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成田国際空港 第三ターミナル
おもにLLC(ローコストのエアライン)が利用するターミナルが成田国際空港にオープン。陸上トラックをイメージした床の導線やサイン計画、低コストを逆手にとった新しいデザインが評価された。会場では、原寸大サイズに近い写真をパネルで展示。ほかにも野球バットで試し打ちができるバッティングゲージが設置されるなど、受賞製品を体感できるコーナーもあった。


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ソフトリングノート
リングの部分が柔らかい素材でできており、手があたっても痛くないノート。これもいままでなぜなかったのかが不思議だが、見落とされていたアイデアだ。


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air Closet
自分の体型や好みにあった服を選んで宅配してくれる月額レンタルサービス。自分に似合う服がわからない、服を買いにいく時間がない人にとって便利。返却先でクリーニングしてくれるので、着た服はそのまま返却すればOK。


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最終ノミネートに残った8製品。このうち、2番のパーソナルモビリティが大賞を受賞。
www.g-mark.org/‎


プロダクト部門については、外見の色やデザインといったスタイリングを変えただけの製品ではなく、いままでになかったものが受賞している印象。オンライン分野は人同士をつなげるネットワークや、物を持たずに共有するシェアやレンタル系のサービスが目立っていたように思いました。Gマークの展示会は、新しい製品やサービスを考えている方々にとっても気づきが多い場所。ネットで受賞作を見ることもできますが、リアルな場所で集中的に圧倒的物量の現物に触れることによって全体的傾向が見えるなど、気づくことが多かったです。
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by dezagen | 2015-11-17 07:08 | イベント | Comments(0)
ギャラリーWhite Conduit Projectsのインテリア
ライター渡部のほうです。

ロンドンに来た目的である、ギャラリー White Conduit Projects。 http://whiteconduitprojects.uk

来てみて分かったのですが、マイケル・マリオットがインテリアを手伝ったとのこと。
http://www.michaelmarriott.com
細部なので、分かりづらいかと思うけど。

地下の照明。バケツランプ。
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1階の収納、と思いきや
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開けるとバー。
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階段の上部、空いたスペースに折りたたみ椅子を収納。
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昔昔その昔。1992年のこと。
非常に限られた素材で、折りたたみ椅子とテーブルのセットを作ったのが、マイケル・マリオットのデビュー作。
http://www.michaelmarriott.com/furniture/xl1kit/
私、本当にこれが好きで、今回のWhite Conduit Projectsのインテリアには、そのスピリットが生きているなあと感じた次第。
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by dezagen | 2015-11-07 03:55 | インテリア
Nick Waplington 'Battleship Island 軍艦島'
ライター渡部のほうです。
今回かなりの強行スケジュールでロンドンに来た。
目的はこちら。

三宅由希子さんが新しくオープンしたアート/デザインのギャラリー「White Conduit Project」 http://www.whiteconduitprojects.uk  で行われている、
ニック・ワプリントンの軍艦島の写真展。

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ニック・ワプリントン Nick Waplington http://nickwaplington.co.uk は1991年に出た「Living Room」
http://www.amazon.co.jp/dp/0948797568/ref=cm_sw_r_tw_dp_AOopwb0K7YNDF
の掃除機で庭に持ち出し強引に遊んでいる子供の写真は、強烈な記憶として頭に残って離れない。

これが出世作で、以後フォトグラファーとしてコンスタントに写真集を発表し続けている。

今回のテーマは、日本人ならおなじみの、巨大廃墟「軍艦島」。
軍艦島の写真はいくつか見たことがあるけれど、概して巨大な廃墟、うち捨てられた場所というイメージを濃く出したものが多い。
ワプリントンの目線は、そうした廃墟のイメージよりも、古く朽ちた物のディテールに寄っている。
一部、どこかに残っていたのであろう手紙のような日記のようなものがあるけれど、わざとブレさせ、文章は読めないようになっている。
今まで見たもtのとは少し違う軍艦島を見た気がする。

見にくいとは思うけど、プレスリリース。
これも今週までなので、ロンドンにいる方は是非に。

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by dezagen | 2015-11-07 03:14 | 展覧会
アレキサンダー・ジラード展
ライター渡部のほうです。

今、ロンドンにおり、まだ6日の夕方なのですが、日本はすでに土曜日。
今日までやっている展覧会、是非是非時間のある方は、行ってみて欲しい。

アレキサンダー・ジラード展:
彼の独創的なビジョンが生み出した世界
2015年10月24日(土)~11月7日(土)  11:30~20:00
会場: ハーマンミラーストア  東京都千代田区丸の内2-1-1  丸の内MY PLAZA
http://www.hermanmiller.co.jp/content/hermanmiller/apac/ja_jp/home/emm/alexander-girard-an-uncommon-vision.html

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会場がハーマンミラーストアと、ミュージアムと違い狭いスペースなのだけれども、コンパクトながら充実の内容。
私自身、こんなにアレキサンダー・ジラードの、本物の作品を見たことがなかったのだけれど、日本できちんと紹介された機会ってあったんだろうか。。私が知らないだけかもしれないけれど、ハーマンミラーの家具、マハラムのファブリック、ヴィトラの小物(ピローやステーショナリーなど)、書籍、グラフィック

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ブラニフエアの印刷物、レストランの小物(テーブルクロス、テーブルウエアまでもやっていたとは!)、1960年代の実物の家具も。

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そして、人形(おなじみですな)
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(以上写真すべて:Daici Ano)

個人的にぐっと来たのは、60年代の家具と、今の家具を比較できたこと。
足の形が同じに見えて、触ってみると(一部触れる展示です)、今の家具はとてもなめらかに仕上げられている。金属加工の技術がこの約半世紀の間に随分進化したんだろうな、と思わせる。
工場見学したくなってしまった。

ジラードに関しては、調べれば調べるほど面白く、もっと書きたいところだけれど、本日までの展示なので、もう是非是非行って!のアピールということで、これくらいにしておこう。
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by dezagen | 2015-11-07 02:38 | 展覧会
LandorのOne Night Exhibition
編集宮後です。
ランドー東京オフィスで開催された「ONE NIGHT EXHIBITION」を見てきました。

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ランドーは、世界29箇所に拠点を構え、企業や商品のブランディングをグローバルに行うデザインカンパニー(上のポスターのタイトルで使われているのは、Didot LandorというDidotをベースにしたコーポレートフォントで、2007年まで使用されていたそうです)。渡部さんと制作した書籍『これ、誰がデザインしたの?』では、日本郵政の取材をさせていただきましたが、それ以外にも有名企業や商品のブランディングを多数手がけていらっしゃる事務所です。

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ランドー東京オフィスのウェブサイト
http://landor.co.jp/

そのランドー東京オフィスに勤務するデザイナーが自分自身のアイデンティティをタイポグラフィックに表現する展覧会を社内で行うというので伺ってきました。タイポグラフィをテーマに、一人一人のデザイナーが自身をどのように捉え、ポスターとして表現しているかが一望できるというおもしろい企画です。展示風景はこちら。普段は会議室として使用されている部屋にスタッフの方々の作品が展示されていました(縦長のバナーがスタッフの方々の作品です)。

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奥の部屋には、世界中のオフィスでクリエイティビティを競い合う「Landor Creative Championship」から、特に評価の高かったブランディングプロジェクトが紹介されていました。カンヌで賞に輝いたパリオフィスの「Fedora」、サンフランシスコオフィスの「Nine suns」など、世界のランドーオフィスの仕事が拝見でき、とても刺激的でした。こちらのエリアは写真NGでしたが、ランドーのウェブサイトから一部の作品を見ることができます。特に印象に残ったのはムンバイ・オフィスの映像「Miss Chhotee’s」(このリンク先で映像が見られます https://vimeo.com/139194896)。オリーブやレモンをコマ撮りした映像が楽しい。インドやドバイなど、普段あまり目にすることがない地域のデザインを見られ、ローカルとグローバルの関係性が興味深かったです。

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ランドーのウェブサイト
http://landor.com/

ふだんは守秘義務のあるお仕事をされているので、東京オフィスへの出入りは制限されていますが、今回は招待者限定で展覧会を開催されたようです。時間と場所を区切ってオフィスを公開し、大勢の方々と交流するというアイデアがとてもいいと思いました。ほかのデザイン事務所でも参考になると思います。
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by dezagen | 2015-11-04 07:18 | イベント | Comments(0)