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第1回 「模倣」
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 アジアの都市では、一部突出して優れたものが出てくる時があるが、一般的にはまだデザインをとりまく環境が東京と同じとは言えない。それだけに、ぐんぐん成長している少年期を見ているように、デザイン文化がどんな風につくられているのか見ることができる。
 日本のデザインはよい、ということはおおまかどこの都市でも同じ認識のようで、それぞれ独自の方法で師匠に学んでいる様は、日本人として誇らしくもあり、時に笑いを誘う。
 類似品、ひどい言い方をすればパチモン、というのも一つのお勉強の方法だ。アジアに行く回数を重ねるたびに類似品の類は減ってきているが、それでも根強い人気を持っているものがいくつかある。「MONO消しゴム」「サントリー烏龍茶」「グリコポッキー」はその代表格。
 MONO消しゴムの類似品の写真はすべて台湾で撮ってきた。「MORE」消しゴムには笑ってしまったが、「Ming Chang」「ERASER」、どんなに目が悪い人でも「MONO」とは間違えないだろう。
 この場合、マネをしているというより、黒・白・青のストライプが消しゴムスリーブのスタンダードとして認識された結果なのではないかと思う。それだけよくできたデザインの証でもある。
 本家のMONOに関しては『続・これ、誰がデザインしたの?』に書いているので、ここで詳しくは書かないが、文房具屋で平らに置かれた時にぐっと目立つものを考え、国旗のような3本ストライプを採用したという。発売当初は青・白・青であったのが、後に上を黒とし、さらにきりっと締まった顔つきになった。
 事実、このグラフィックはどんなにごちゃごちゃした店でもよく目立つ。よって発見の頻度も高い。やっぱりよくできているのである。
 ところで、海外に出るたび私はよく中国人に間違われる。最近、あまりに多い。成田ですら英語や中国語で話しかけられる始末である。ひょっとすると自分でも気が付かないうちに東アジアのメジャー人種、中国人のしぐさや顔つきを吸収、いや、マネをしているのかもしれない。別に自分がよくできたデザインだとは思ってないが。
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# by dezagen | 2008-07-01 09:00
これ誰ブログご挨拶
こんにちは。『デザインの現場』の連載「これ、誰がデザインしたの?」(通称、これ誰)の担当編集、宮後です。
この連載は、日用品のパッケージや企業のロゴなど、誰もが知っているものについて、「いつ、誰が、どのようにデザインしたのか?」をまとめた記事として、『デザインの現場』2000年4月号からスタートしました。いつも身の回りに存在し、特別気にもとめていなかったものに対して、「誰がどんなふうにデザインしてるんだろう?」といった素朴な疑問をぶつけてみると、実は有名デザイナーがデザインをしていたり、担当者の知られざる工夫と苦労があったり……。そんな意外なエピソードに遭遇するのが楽しくて、飽きることもなく8年間も連載を続けてしまいました。まだまだネタはつきないのですが、今年6月下旬に2冊目となる書籍を刊行するにあたり、『デザインの現場』誌上での連載を終え、ウェブサイトへ引っ越してきたわけです。
これからはこのブログで、「これ、誰」筆者である渡部千春さんのデザインコラムと、担当編集である私の編集裏話を交代で掲載していきたいと思いますので、どうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

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『続・これ、誰がデザインしたの?』発売記念トークショウ開催

本書の発売を記念して、筆者の渡部千春さんが7月5日(土)、
青山ブックセンター本店(表参道)にてトークショウを行います。
架空企業のアートユニット「明和電機」と、そのCIをデザインした
アートディレクターの中村至男さんをゲストに迎え、
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# by dezagen | 2008-07-01 08:59